一昨日、知人に焼き肉に誘われた。
長い付き合いの「津南ポーク」のご主人が我が家経由で豚肉を届けるために、
その配達用の車に乗せて頂いて会場へと向かった。
到着した会場で早速焼き肉の支度を始めます。
小さいように見えるけれども、これは生後六か月の豚の腿が丸々一本の6キロ。
私が何回も取り寄せたセットは横に半切りのドラム缶に炭火のセットだった。
だが今回はガスの火で焼くセットで、しかも肉に満遍なく火を通すための回転もモーター使用の新式。
タレを塗った豚肉が遠火にあぶられ徐々に美味しそうに色づき香りだす。
実はこの腿肉は「津南ポーク」さんが考えだされた方式で既にボイルが済んでいます。
旨みを逃がさぬよう、75度前後の湯温でじっくりとボイルされ、生ハム状態になっている。
それを焼くと言うよりも、炙りながらタレを絡ませて美味しく仕上げようと言う寸法。
タレが絡み美味しそうな匂いが立ち上ると鋭利な包丁とフォークを使って切り分ける。
出来るだけ薄く、削ぎ取るように切るのが美味しく食べる秘訣でもある。
三時から始めて、宵闇の迫ってきた六時近くになってようやく骨の付近にまで到着。
「骨際がもっとも美味しい」って言うけれどもここまで到着すると満腹中枢も飽和点に近い。
会費は千円で、飲み物は各自持参と言うお誘いでも有った。
私は缶ビールと「越後ワインの赤」を持参して飲みながら焼き肉のカットを手伝う。
最後の仕上げ、骨際のカットの際は骨の固さに滑る包丁と、酔いのまわった手つきで、
とうとう、左手の中指の先までカットしてしまった。
これで味付けが和風タレでは無くて岩塩だったらテキサスのカウボーイか、
またはアルゼンチンのガウチョと言ったところでしょう。
私の夕食はこの焼き肉とワインオンリーで済んでしまいました。
さて皆さん、この美味しい「豚腿肉」の丸焼を食べたかったらスベルべが取り持ちます。
但し、2~30人分は有りますから、少人数だと骨際にたどり着くまでにギブアップの可能性も大きい。
そして、国道117号線の「津南道の駅」の中には津南ポークさん直営の「豚かつとんとん」と言う店も有ります。
名物の「メガトン定食」はなんと300グラムの超美味しい豚カツですから是非挑戦をして下さい。