畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

夫婦は鰯??

2013-04-17 04:57:07 | 山菜

 一昨日の朝はとうとう我慢しきれずに、途中まで除雪の終わった農道に軽トラを停め、
ソリで融雪促進剤である「アグリバイオ」と言う商品名のカーボンを畑まで運搬。
折りから我が家を訪ねて下さった先輩に手伝いを頼み、一緒に朝早くから出掛けたのでした。


 市役所の担当もJAの担当も、まだ残雪が多いとか、耕作者の多い所からとか言を左右して除雪に手を着けなかった。
でも、そんな風に百姓の気持ちなんて理解してもらえず、イライラと日を過ごすうちに雪はこんなに溶けてしまった。


 前夜は先輩と久しぶりに盃を交わし盛り上がったのだったけれども朝は約束通り五時半に出発。
「けーむりたなびくそまやこそー我が懐かしきすみかなれ~♪」でも無いけれど、
下の村には誰かの野焼きの煙がたなびき、雲間からは太陽の光が後光のように漏れます。


 一袋12キロの融雪促進剤を6袋計72キロの荷物を乗せたソリは重い。
先輩と三人で引いたり押したりと大苦戦。

 先輩に夫婦で引く姿の写真の撮影をお願いしてしまいました。
これが本日の表題「夫婦は鰯」の由縁ですよ。
鰯の夫婦に付き添う忠犬ハチ公ならぬ、マク公も元気に歩を進めます。


 佐藤愛子さんだったかなー、昔の教育勅語の一節「夫婦相和し」を聞き、、
その言葉が「夫婦は鰯」と聞こえ、どうして鰯なのかと悩んだなんて書いて有ったっけ。


 汗をかきつつも「鰯の夫婦」は無事に我が家の畑に到着。
カーボンが飛び散り、身体についても汚れないようにウインドヤッケを羽織って散布準備は完了。

                     (続く)
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マンサクの咲く頃(終わり)

2013-04-17 04:40:11 | 自然

 マックスをからかって少しふざけて遊びました。


 帰りは夏場の農道を歩いて帰ります。


 「栗林荘」と言う名前が書かれた看板が下がる建物は今年の冬も無事でした。
洒落の分かる風流人が建てた建物で、昭和40年頃に栗の栽培が行われたことからの命名なのでしょう。


 知人が果樹園を目指して木々を植え、雪囲いをしていました。
でも、哀れな事に野ウサギの食害でボロボロになっている木が多かった。
木々や、キウイの棚の向こうに白く輝く「巻機山」が見えます。


 越後三山に向かって歩く。


 この辺りが山道の農道を登り切ったところです。


 農道を下っていると、腹立ちがぶり返してきました。
こんなに雪が減ったと言うのにまだ除雪車は来ないのですから。


 マンサクの花を取りそびれたと言うスベルべママのために隣の山に登ってみる。
道路わきのマンサクを見つけて取りに行くと、足元の急斜面にはカタクリの小さなお花畑。

 もう十日くらいして四月も下旬、ゴールデンウイークの始まるころには、
きっと、見事なカタクリやオオバキスミレのお花畑が出現することでしょう。
そんな雪国のお花畑に出会いたい方は何時でもスベルべが案内いたしますよ。

                  (このお話終わり)
コメント (4)
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