ダイエット作戦

　夕食の時刻が近付くとスベルべママがなにやらごそごそと始めた。
見ると松花堂弁当容器におかずを詰めているではありませんか。

　「あれっ？なんで弁当なの？」　
「うん、ほら、ここのところ少しあれでしょ、少し食べる量を調節しようかと思って」

　なるほどなるほどね。
先日は来客がお帰りになられて、「トーちゃん、今の人少し変じゃなかった？」
「どうして、ちょっと冬の運動不足で太っただけじゃないの、家だって同じだよ」

　先日、降雪前にファスナーの壊れた作業ズボンの修理を頼んだ。
出来上がったので、脚を通しズボンを引き上げてファスナーを引き上げた。
「じぇじぇ！」朝ドラの『あまちゃん』の方言が飛び出した。
なんと腹周りがパンパンのキツキッツー！

　なーに、相棒のスベルべママとて事情は似たり寄ったり。
風呂からあがって来て「こんなに体重が増えたのって初めてー！」だって。

　かくして、スベルべママはダイエット大作戦に挑戦、試行って事だった。
ま、「サラダはまだあるから足りなかったら自分で取って」ってそれじゃ何にもなりゃしない。
ゆっくりと食べ、心もちゆっくりと酒を飲んだら、サラダの追加をするまでも有りませんでした。

　さて、何事もそうだけれども問題は継続できるか否かです。
ベスト体重に程遠い現状では山菜採りも苦しかろうって事情もある。
ダイエットし、体重の増加分だけでもゼンマイを背負って帰れたら幸いってもんですよ。

花咲じじいになる

　ようやく待望の融雪促進剤散布に着手。　


　「枯れ木に花を咲かせましょう～♪」じゃないけれど、
早く雪が解け畑の地面が出てくる事を夢見ながらひたすら撒き続けます。


　散布する機械、道具も有るのだけれど弱小百姓は専ら手撒きになる。


　上る際は雲間に隠れていた太陽も顔を出します。
これで太陽は黒い融雪促進剤に赤外線を注いでくれることでしょう。


　でも、ソリで運び上げた６袋では全面をカバーすることは不可能。
夕方になり、除雪車の引き上げを待って一人で行くと、畑までの道は開通していました。

　残りのスペースをなんとか全部覆うように撒き終える事が出来たのでした。
ここまでの写真は今回手伝って下さった先輩の手でシャッターを押してもらったものです。


　帰り道で除雪の終えた農道を証拠写真として撮影。
去年も一昨年も、もっと高い雪の壁になっていたのになー。
大雪だ、雪消えが遅いと大騒ぎする割に遅きに失した感の農道の除雪でした。