「トーちゃん、トマト6種類も作るの?」「そうだよ」
「この、サンマルツァーノってなーに?」
「自分で読んでご覧マックス」
「そうか、このトマトが有ったため、イタリアがパスタ大国になったのかー」
マックスもすっかりジーさんになってしまい、メガネが手放せません。
元へ、メガネの手放せないのは老眼と乱視のトーちゃんでした(笑)。
山の畑の雪の上です。
雪の上を歩くと、つい歳も忘れて走ってしまいます。
あ、これは3、4日前の雪が降った時ですね。
四月も下旬になって雪が降るんだから驚いちゃいましたよ。
トーちゃんが仕事の支度をする気配を察すると「ボクも行くー」と、当然のように軽トラに飛び乗る。
そして、簡易温室に入っても仕事も無いので、藁の上で昼寝、いや朝寝です。
鼾までは掻かないけれど「スースー」と大きな寝息。
天下泰平ってところでしょうか。
「ウーッ」とか声を出して時々寝返りを打ちます。
時々口を動かすのは、美味しいものを食べている夢を見ているのか。
一緒に山に登ったり、ゼンマイ採りをしたころを思い出しているのか。
それとも、ミミお母さんに可愛がってもらった頃を思い出しているのか。