今年の春の訪れは少し変わっている。ここにきてようやくフジの蕾が開き始めた。
雪が少なく、もっと早く春の盛り、暑さが来ても良いと思うのだが気温が上がらないのです。
斜面のツツジが花盛りを迎えています。
考えて見ると、ヤマザクラも里の桜も開花時期はほぼ同じでしたね。
朝日が若葉の陰から差し込み、そして同じ葉陰から下の村が見える。
水田は水が張られ田植えを待つばかり。
そう言えば、昨日は日曜日で田植えが始まっていました。
あんな雪に覆われて春なんて何時の事やらと思っていたのにいつの間にかこんな緑一色の世界になっています。
今年のウグイスは、例年に無く歌上手が揃ったようで正統派の鳴き声で楽しませてくれます。
杉の木の陰になってしまったけれども、新堤防と旧堤防の接続部分も見えます。
山ばかりでは無くて川岸も緑に染まっています。
ウグイスばかりでは無く、野鳥はテリトリーの保持のためとか異性獲得のために美声を聞かせるとも言われる。
そして、他の鳥の鳴き声を聞き、鳴き方を学習し次第に上手になるのだとか。
とすると今年のウグイスたちは元々歌上手ってなんでだろう。
どこか、遠い地の歌い手たちが揃った土地から渡って来たのだろうか。
例年、吃音のような不器用な鳴き方で「下手くそめ、魚沼訛りだぞ」なんて舌打ちしたい事も多かった。
でも、本当に今年は歌い出しからスムーズで上手な鳴き方で驚かされました。
ま、物真似上手と比べても「猫八」や「コロッケ」よりも点数は高いなー。
例の「ケキョケキョケキョー」と続ける「ウグイスの谷渡り」と言う鳴き声も本当に今年は見事です。
フィトンチッドの空気を吸い、ウグイスのみならず色々な野鳥の歌声が聞こえる山の畑の周りです。
どうですか、皆さん高いお金を払って歌手の歌を聞きに行くよりも安上がりで健康的ですよ。
一度、またスベルべの大ぼら吹きに騙されたと思って聞きに来て下さいよ。