
ワラビのアク抜きのため、木灰が欲しいと居酒屋の女性主人から依頼が有った。
お安いご用とばかりに、焼き芋を焼いた木灰を支度して待っていると飛んでも無いプレゼント持参で来宅。
なんと巨大な伊勢海老です。「海老で鯛を釣る」ならぬ
「灰で海老を釣る」になっちゃいました。
伊豆方面に知己を持つ彼女は、雪割り草の植木鉢になるほどの大きさの「サザエ」なども手に入る。
豊かな伊豆の海はとんでもない大きさの海の幸を恵んでくれるらしい。
「トーちゃん、どうしよう?」の声掛けに応え「えいやー」とばかりに包丁を入れ真っ二つ。
じゃ無かった、少し大きさの違う切り身が二つ出来上がる。
そして、オープンに入れるために立派なヒゲと尻尾を切り落として焼いたのがこれ。

思わぬ豪華な夕食になったけれども、豪華さではこの「木の芽」も負けていませんね。
例によって、畑仕事の帰り際に摘んで持ち帰ったものです。

採りたての我が家のレタスと新タマネギが美味しそうに光り輝く。

おっとっと、これは夕食メニューでは無くて翌朝の「タケノコご飯」用の根曲がり竹。
夕食を準備中のスベルべママが「トーちゃん、手が空いてたら剥いて」だって、結構人使いが荒いんだから。

これも山の畑の周りで採って来た「ワラビ」です。
もう採り立ての山菜はどれを食べても美味しくて、エネルギーが身体に満ちてくる感じがしますね。

豪華な食材に続いて恥ずかしいチープシックな食べ物「牛筋牛蒡」。
スベルべが以前に買って冷凍していたものを思い出し、久しぶりに作ったもの。
これれはもう「少肉多菜」を地て行く内容で、牛蒡とコンニャクが主体で結構ヘルシー。
と、まーこんな夕食の食卓になってしまいました。
でも、やはり美味しさでは伊勢海老焼きに敵うものは有りませんでしたねー。
二人で溜息をつきながら「美味しいね」「美味いなー」なんてむしって食べていましたから。
恥ずかしくてお見せできないけれども、合わせたお酒は紙パック3リットル入りのワインです。
疲れた身体に、発泡酒に次いで安いワイン。
「空腹こそ最大の調味料」を具現するかのような我が家のメニュー、食卓です。