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あまり知られていない山菜だと思われる「木の芽」は三つ葉アケビの新芽です。
雪国魚沼の雪が消え、野山に緑が戻って来る頃に伸び出す新芽を摘んで食べるのです。
理由は分からないが、冬眠から覚めた動物たちが緑を求めるのと同じ位に、雪国の人々はこのほろ苦さを好む。
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雨上がり、「タニウツギ」の開き始めたピンクの花の上に伸びている。
太さは1mmから太くても1.5mm程でしょう。本当に繊細な山菜です。
雪国以外でも三つ葉アケビは有るが、茹でて水に長時間さらしても猛烈な苦さは抜けないと聞きます。
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近くでは「ヨモギ」も伸び、鮮やかな緑色を見せています。
スベルべママは小さな「ヨモギ」よりも、少し伸びた新芽を摘んだ方が柔らかくて美味しいと言う。
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スベルべママが「ヨモギ」を摘んでいる間、ひょろりひょろりと歩くマックスを伴って近くで木の芽摘み。
明日をも知れぬような病身のマックスだけれど、こうして毎日生活を共にして暮らしているのです。
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マックスを遊ばせながらもスベルべママを待つ間にこれだけの量を摘む。
三つ葉アケビの繁っている所では、短時間に片手で軽く握る程度の量は摘めます。
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おりしも藤の花が花盛りを迎えています。
あ、「藤」の新芽も「木の芽」に似ていなくも無いので少し注意が必要。
他にも似たようなものと言えば「山芋」など蔓性の植物の新芽かな。
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どこにでも有りそうで、でも中々まとまって採られる場所も限られ、「幻の山菜」かも知れない。
料理屋に行くと、洒落た小さな器にに盛り、真ん中にウズラの生卵を載せ「巣籠もり」などと称する。
でも、我が家で楽しむ際はこんな大きめな器に盛り、豪快に生卵を掛けて食べる。
はしりの木の芽、三つ葉アケビの新芽は1キロ1万円もの高値だったとか。
ま、1キロと言ったらかなりの量ではあるけれど、それにしてもどなたが買い求めるのか不思議なほどの価格。
小束で500円前後もしますから、価格だけで言うと高級食材の部類だと言う事は間違いなし。
でも、やはり採ってすぐに食べる味と、時間をおいて食べる味は違うから、
畑仕事の帰り道で採り、夕食に茹でて食べる味が最高です。
繊細な山菜「木の芽」ですから、流通経路に乗せる事も難しさが有ると思う。
食べてみたい、ほろ苦さってどんな味?と思われたら我が家にお越しください。
畑仕事を手伝って頂いたついでに、畑の周りで摘んで頂けますからね(大笑)。