さて、老いた畝立て機「畝立てポチ」の修理も終り勇躍畝作りを始めたスベルべ夫婦。
手順と写真は前後するけれど、先ずは目印を頼り水糸を張り、棒を引っ張って線を付ける。
その目印の線を睨み、真っ直ぐに真っ直ぐにと緊張しながら「ポチ」を進めます。
ここで畝が真っ直ぐか曲がるかが運命付けられますからね。
このさつま芋用の畝の長さは20メートルほどでさつま芋は50本以上も植えられる。
残雪の越後三山に向かうかのように、「畝立てポチ」はOHCの軽快なエンジン音で進む。
この畑の土は「黒ぼく土」と呼ばれ、何千年も前の降り積もった火山灰とイネ科の植物の堆積で作られている。
日本の土の形成では多く見られる種類だと言うが、芋類の栽培に適し美味しいさつま芋、ジャガイモが出来ます。
ところが、「畝立てポチ」だけでは満足のいく畝は出来ない。
こうして、平鍬で成形する必要が有るのです。
畝には土の保温のため、右の畝に見えるような透明マルチ張るのがスベルべの流儀。
そのためには土を乾燥させ過ぎてもさつま芋植えには適さず、湿り気の有るうちに手早くしなくてはならない。
(続く)