85年と言う歳月の重さを感じさせてくれる階段でした。
階段を上がる子供達の元気な声が聞こえて来そうな気がします。
閉校前の比較的最近の卒業記念制作でしょう。階段の踊り場の階段に取り付けられていました。
木のレリーフの下には昭和61年第82回卒業生一同とありますから、閉校直前の事のようです。
玄関のつきあたりには、全体の雰囲気からすると少し場違いな感じの今様薪ストーブです。
さすがに広い旧校舎では、冬の寒さが厳しくお客さんが先ず温まってと言う趣向でしょうか。
入り口の説明にも有ったように古い教室を使った色々な展示室もあり退屈しません。
こんな懐かしい民具もさりげなく下げられていて郷愁を誘います。
何回か紹介した、私が中学生時代に飼っていたカラスの「カッコ」は母が背負う、
この馬籠(うまかご)の縁にとまり、ゆらりゆらりと揺られながら山道を登っていました。
準備が出来ましたと招き入れられた席のある部屋はは何か雰囲気の違う作り。
その向こう、普通の教室を使った席も有り、賑わっています。
今日のメニューを書いた黒板をボーイが持ってきてくれて丁寧に説明。
ほら、右にスタンドピアノの一部が見えるでしょう。
そう、ここはきっと普通教室よりも広い「音楽室」だったのでしょう。
(続く)