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雨が上がるころを見計らって山上の畑へ急ぐ。
雨空の下で平鍬を使って畝を作り始める。
雨でぬれた土は重く、平鍬にまとわりつく。
汗でぬれた額をシャツの袖で拭い、空を見上げると青空。
どうやら、長雨の最後を締めくくる秋雨前線は去ったらしい。
心なしか土は水分を青空蒸発させ平鍬は軽くなってきた。
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東を見ると、去った雨雲は権現堂山に未練を見せて絡み付く。
秋の虫達も雨上がりを待っていたかのように歌を奏で始めた。
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ジャガイモ畑の後に作り始めた秋野菜の畝はもう少しで終わる。
今日は9月14日。秋野菜を蒔く限界の日に近づいているのです。
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畝を作り終え、大根の種を蒔き終えたらさつま芋を掘ろうか。
紅アズマから始めたさつま芋掘りも、早生から中晩成へと変わりつつある。
ももう二月もしたらいつ雪が降っても仕方ない季節になる。
それまでの短い間に、冬眠を待つ蟻のように、そして動物たちのように働く。
昨日も今日も鍬を持ち、畝を作って種を蒔く。
何時終わるともしれない、私の畑人生はこうして繰り返し続く。