畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

元気な孫が4人も来たぞ!(その2終り)

2015-09-14 04:36:11 | 暮らし

 前夜に「朝、山の畑に行って朝景色みるか?」と聞くと全員即座に行きたいと言う。
約束の6時少し前には起床し、顔を洗ってすぐに出発。

 ニンジンなどの収穫をして、一足先に朝食準備で帰るスベルべママを残してビューポイントへ。
眼下に広がる農村風景を見て貰いたかったのだけれど、残念ながら霧の海。



 前日の小雨状態の悪天候が一転、昇る太陽が霧に浮かぶ良い天気に。
しかし、眼下の風景は霧が薄れても、家々のトタン屋根が光って見える程度。



 間も無く帰宅しましたが、家から見上げると山の畑付近がくっきりと。
一瞬のタイミングで、霧の晴れた風景を見逃してしまったようでした。

 さて、ブログなどで氏名、顔などを後悔しないようにとの注意が有りました。
そのため、楽しい夕食タイム、朝食後の自分たちの昼食用お握り作りなどの光景は省略。



 でも、あれも食べさせたい、これも食べて貰いたいと言う、スベルべママ渾身の手作り料理は好評。
そうだ、山菜なども食べて貰いたかったなー。自慢のイタリア茄子「ヴィオレッタ・デ・フィレンツェ」も。

 でも、新鮮採りたてのニンジンを生でスティックにして食べて貰うと、全員目を輝かせたっけ。
「甘い!めちゃ美味しいー!」と驚きの声。

 ニンジンを収穫する際に、堆肥の痕跡を見せ、無農薬での栽培を教えると、
なんと「オーガニックですね」と、何処で学んだのか感心の発言も有りましたけれどもね。

 そして、朝食にはスベルべママ思いつきのパフォーマンスで「ニンジンの葉の掻き揚げ」も登場。
きっと初めて食べたのでしょうね「美味しいー!」の言葉と4人の手は止まらないのでした。

 朝食後も、農村生活体験の一環として「農天市場」オープンの準備を手伝った貰いました。
野菜の結束や、袋詰を一生懸命にしてもらったのです。

 そして、これもスベルべママの思いつき提案で、「滝沢種苗」さんへのユリの仕入れに同行。
体育館の様な大きな作業場と、球根や切り花のを保存する大きな冷蔵室に入れて貰ったりしました。

 一泊二日の短い時間では有ったけれども、4人の小学生には印象深い時間だったのではないか。
なんて、心の中で自画自賛していましたが、本人たちの気持ちはどうだったのでしょうか。

 最後に、集合場所に行き別れのあいさつを交わし、握手をしてお別れ。
二階の大広間での別れを終え、階下で見送ろうと一足先に階段を下りた。

 すると上から大きな声が聞こえた「スベルべさーん!」と呼ぶ声に見上げると元気な顔が。
そんな風に大きな声でホストファミリーを呼ぶ声なんて他には無かったから、誇らしいような恥ずかしいような。

 でもね、みんなありがとう。スベルべおじさんも、おばさんも嬉しい二日間だったよ。
最後にバスに乗るところを見送って、涙ぐむ年配のホストファミリーも。

 そんな光景を目にして、思わず目頭が熱くなる思いのスベルべおじさんでも有りました。
日本の原点とも言える、農村での一瞬の生活体験が彼らの記憶に何時までも残ることを願いお別れしたのでした。
コメント (4)
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