
なおも山道の斜面を登り続ける。
ほぼ、一直線のこの足跡はキツネかな。左上は誰かの通ったタイヤ跡です。

野ウサギの足跡は道路から好きの林に向かっている。

真っ直ぐな足跡はキツネの場合が多いけれども、少し不思議さを感じます。
キツネだったら、これ位の積雪だったら、一足一足くっきりとした足跡になると思うのだが。

これは、明らかにカモシカの足跡です。
夏場でもこの辺りには欲姿を見せますから間違いありません。

ほら、偶蹄目独特の爪先が割れた足跡ですよ。
でも、少し小さい足跡だから、まだ子供のカモシカでしょう。

登り始めて、畑の有る平まで半分ほどのところに着きます。
心肺機能の強いスベルべママは平気なのに、息が上がり気味のスベルべはここでギブアップ。
それにしても、少し標高が上がるだけでも積雪量は目に見えて増えて来ます。
そして、動物たちは、山の下から上まで切れ間なく続いています。
こんな豊かな自然が身近に有るなんて本当に幸せな事です。
紹介した足跡の他にも、「テン」にしては大きな一足飛びの足跡も有りました。
イヌワシが上越線のすぐそばの尾根に来たり、少し山道を歩けば野生動物たちの足跡があったり。
国道17号線、JR上越線から少ししか離れていない場所に広がる自然、野生の世界です。
(終わり)