「打ち出の小槌」の誤植では有りません。久しぶりで出番が巡って来た古い木槌です。
立派なケヤキ製の台は、「すばる」姉の嫁ぎ先に伝わる宝物だった。
前夜の内に、大豆「肴豆」を熱湯に短時間浸して準備していました。
大豆を生のままで叩いたら、砕け散ってしまいますからね。
お、最初は5列×5粒でしたね。
慣れてきたら、6列×5粒で、一並べ30粒を叩いていました。
パンパパーンのパンって訳には中々行きません。
大豆の粒の大きさなどで微妙な手加減が必要になるのです。
ほらほら、美味しそうな「打ち豆」が出来てきましたよ。
徐々に慣れ、手加減も分かってきてどんどんと能率は向上。
一時間足らずの時間でしたが、しばらく味を楽しめる量が完成。
所によっては「押し豆」とも言うそうですが、煮物などに入れたら、美味しい出汁が出ます。
野沢菜の塩漬けを、ぐらぐらと煮た後、水を取りかえながら塩出し。
塩出しが済んだ野沢菜漬けとこの「打ち豆」を合わせて煮た「煮菜(ニーナと伸ばして呼ぶ)」は美味しいですよー。