キノコ「アマンダレ」が気になり、沢に分け入った。
「アマンダレ」はこの辺りでの呼び方で、「ナラタケ」を指す呼び方です。
春はゼンマイや、独活の出る沢ですが今は一面の薮。
例年だと、こんな急な沢には斜面から落ちた大木があり、「アマンダレ」が出るのですが。
沢の下部は湿り、葦が生え茂っている。
そこをかき分けながら進むと、沢の下部にとりつく。真上に見えるまっすぐに立つのは「独活」の成れの果て。
明らかに獣道(けものみち)と思われる痕跡です。
この沢一帯にはカモシカたちが住んでいるから、きっとその通り道なのでしょう。
先日からこんな本を読んでいるので、「獣道」が特に気になったのでした。
この本の著者「千松」さんは、罠猟専門で、「くくり罠」と言う仕掛けで、イノシシやシカを捕まえるのです。
狩猟免許は3種類あり、罠猟、銃砲、空気銃で、罠量も鳥類を捉える網猟とくくり罠に分けられているらしい。
狩猟はけっして野蛮な行為とは思えないスベルべも、自分で挑戦したいとは思わないが、興味はあります。
さて、肝心の「ナラタケ」ですが、見つけるには見つけたけれど、遅すぎましたね。
「ナラタケ」は、早生、中晩成、晩生が有るとも言われ、遅くまで出ます。また時間を見つけて探してみましょう。
結局、昨日の午後の探索は徒労に終わってしまいました。
久しぶりの山歩きは、障害物競走のような感じで滅茶苦茶疲れました。
帰宅し、汗で汚れた下着を換え、くつろいでいると「トーちゃん空いたよ」と娘。
そうだ、夕食に「アケビ釜」を作るなんて、約束していたっけ。そのお話は次回に。