暇なんてあるはずも無い秋だけれど、さつま芋掘りを先延ばしにして山に入った。
天気予報が終日雨と言う事もあったけれど、降りそうで降らなかったことも山に入った理由の一つ。
ここは50数年以上も前に大規模な地滑りで埋まった所です。
その後鉄道防雪林と言う事で杉を植林したのでしょうが、下草刈りもしないので鬱蒼としてジャングル状態。
杉の枯れ葉で下はモクモクと弾力のある足ざわり。
枯れた杉の木に禁断のキノコ「スギヒラタケ」が出ています。
昔は、平気で食用にしたものでしたが脳症との相性が悪く悪化して死に至ることも有ると禁止された。
豪傑もいるもので「誰も採らなくなったからいくらでも採れる」なんてうそぶく者もいる。
炒め物にしたり、汁の実にしたりして普通に食べていたものです。
ま、脳症とは思わないけれど、おつむの弱いスベルべもあえて食べなくてもよいかな。
小さなリンドウの花を見つけました。
今の時期に咲くと言う事は、「蔓リンドウ」かな。だとすると間も無く真っ赤な実を着けます。
思いがけず「サルナシ」を見つけました。
よほどの深山幽谷でなかったら無いかと思っていましたが、この山で三か所目の自生地の発見です。
大きさが分かるように軍手の左手と比べます。
「サルナシ」としては大粒ので、直径が2センチほどもありますが、まだ熟さず酸っぱい味でした。
汗ばみながら、出ようと思った方向に藪を漕いでいたら懐かしい生き物「サワガニ」に遭遇。
下の湿地帯からは10メートル以上もある斜面でしたが、どうして登って来たのでしょうか。
サワガニとしては大きな方で甲羅の径が3センチほども有りました。
実は薮に入り始めてすぐに「赤マムシ」とも遭遇。嫌いな方もいるからカメラに収めないで良かったのかな。
実は、キノコ探しも主目的では有るけれど、山芋の蔓のチェックも目的の一つ。
そろそろ山芋も気になり、ホームセンターで唐鍬を探したけれども無かった。
夕方、従弟に用があり出かけた際に小出の金物屋さんに寄ってみた。
唐鍬が一本だけあったけれども、サイズが大きい。ご主人に聞くとカタログを取り出してくれたので注文しましたよ。