畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

カラスも狙う落花生(その2終わり)

2018-10-23 19:57:34 | 

 美味しそうな落花生が見えて、我慢が出来ずに傍まで侵入してきたカラス。

「こらっ」なんて声を上げても知らんぷり。畑に残っている落花生をせっせと探し出す。

 

 何個咥えたのでしょうか、鵜飼の鵜のように喉が膨らんでいますよ。

この後、慌ただしく飛び立ちましたが、すぐに帰ってきました。どこかに隠してきたようです。

 

 正午近くまでかかってコンテナ1個半ほどの収穫。

このまま畑に置いたのではカラスが大喜びするだけ。軽トラに積んでいったん帰宅です。

 

 昼食後少し休んで農天市場の建物に行って積んだ落花生を下します。

珍しく秋晴れになった一日ですから、ここで一気に収穫した落花生を処理してしまいましょう。

 

 落花生を洗うのに活躍してくれる中国製の簡易洗濯機です。これは里芋洗いにも活躍します。

砂質土の付いた落花生を水とともに入れてスイッチオン。先ずは待つ事数分です。

 そして、一度水を張ったタライに移して、洗濯機の中の泥を排出。

もう一度きれいになった洗濯機に落花生を移し、仕上げの洗い。これを繰り返し2時間ほどで洗い終えたのでした。

 後は厄介な選択仕事も残っています。成熟したものと未熟果に選り分けますが、やや採り時期が早かったかな。

でも、未熟果を主体に塩ゆでにしても独特の美味しさの落花生で、早速夕食のテーブルに出たのでした。

           (終わり)

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連載175「一度『ドル箱』に足を掛けて打ってみたかった」(その2終わり)

2018-10-23 07:36:17 | 暮らし

        一度『ドル箱』に足を掛けて打ってみたかった(その2)


 でも、出玉率と言うかお客を儲けさせるのも、パチンコ屋経営者または釘師と呼ばれた人たちの<

調整も有ったには違いない。事実、既営業のパチンコ屋の近くに新規開店したときなど、

客寄せのためか普段よりも出玉率が明らかに良くなったものでしたから。


 某駅前に新規開店したときは、お客が大喜びしました。

普段よりも明らかに出るようになったのでしたから。仲間は終業を待って隊列を組んで押しかけたものです。

その新規開店して間もない店に貴重な休みの時間を割き、朝の開店から入ったことがあった。


 始めて間も無く、弾いた球が勢いよく、穴に吸い込まれ、チューリップと呼ばれる大きな誘導扉が開きっぱなし状態。

その頃の機械は半自動式と言うか、自分の指で弾を込める必要は無く、

上皿から自動的に弾くバネの先端に落ち込む仕掛けだった。


 だから、労力も節減され左手でせっせと球を送り込む必要も無くなっていたのでした。

調子よく打ち続けると、下の球の受け皿がすぐに一杯になる。でも、この球を掻き出すタイミングも微妙で、

そこでリズムが崩れることさえありました。その日はそんなことは全く関係なく、出始めたら止まる気配も無かった。


 すると、店員が近づいてきて耳元でささやく。「お客さん、換えないでくださいね」なんて言う。

店にしたら、どんどん出ている機械は宣伝にもなる訳で、いわばその日の目玉商品のような物。

それをすぐ景品に換えられたりしたら折角の店の作戦も功を奏さない事になりますから。


 ささやくのみならず、親切にも下の受け皿からプラスチックの玉入れ箱に移してくれたり、

その箱も一杯になると、とうとう木製の大きな箱、通称「ドル箱」を足元に持ってきて移し替えてくれる。

そして、球の追加のたびに「〇〇番さん追加です」と放送がながれる。その番号の呼び出しが、

続くものだから他のお客がのぞきに来る。


 出玉無制限とは宣伝で謳ってはいても、10,000発出し切ったところでストップがかかりました。

でも、パチンコを始めた際に夢に見た「ドル箱に足を掛けて打つ」をとうとう実現させた一日は忘れられない。


          (終わり)

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カラスも狙う落花生(その1)

2018-10-23 05:13:15 | 

 忙しさと、不順な天候で諦めかけていた落花生の栽培でした。

でも、せめて貴重な小粒赤皮種の落花生の種子だけでも確保との思いで蒔いた落花生が中々の出来に。

 

 例年ネズミや、タヌキかムジナと思われる小動物にやられてしまう。

ところが、今年は国道に近い位置と、カラス除けに張ったテグス糸の成果で食害は少なかった。

 

 近所のオジサンの手伝いを得て8時前からせっせと抜き取ります。

成熟具合が問題なのだけれど、一株抜いたら後は一気呵成に抜かなければならない。

なぜ一気呵成に取らなくてはならないかと言うと、落花生の収穫を待っている者がいるからです。

 

 全部抜き取ったところでもぎ取りを開始。

ユリの球根用のコンテナにもぎ取った落花生を投げ入れます。

 

 不穏な雰囲気を感じて見上げるとカラスがこちらを見ていました。

ま、一羽や二羽だったら問題も無いけれど、これが山の畑だと仲間を呼んで集団で来ますからね。

            (続く)

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