昨日13日はお盆のお墓参りの日。雨が続いた一日で雨間をぬってのお参り。
我が家のお墓は、三十三回忌を終えた亡母のために亡父が建てた。
建てるにあたって、父は本を買って縁起関係などを見ていた記憶が残る。
白御影石のシンプルなもの。豪華な墓が増える中「分相応」も父の思想。
ただ、全戸平均に割り振られた面積が二間三間(3.6×5.4m)と広い。
土葬に頼っていた時代の名残らしいですが、広いと管理も大変です。
昔は、こんな石仏が何基も並んでいました。
前々日に一人で掃除をしましたが、あえて苔などはむしり取らなかった。
亡父がこれがもっとも古い先祖様ではないかと言っていた墓石。
古びてしまい、墓碑銘は全く読めない状態です。時代は江戸時代中期から後期かな。
墓所の入り口に当たる部分に並ぶ石仏です。
これも亡父には行旅死亡人(行き倒れ)のお墓ではないかと聞いています。
昔は、命がけで旅をして、不幸なことにその旅の最中に亡くなることも少なくなかった。
それを丁寧に埋葬したのでしょうか。皆さんが最後に蝋燭を灯したり線香を供えたり。
でも、誰の墓で、どんないきさつで建てられたかなど、知る人は少ないのではないかと思ってしまいます。
無事に仏様を自宅にお連れすることができて、仏壇にお参りしました。
今日は亡母の実家、妻の実家などにお参りに行きましょう。
集落の夏祭り、盆踊りは15、16日ですが今年はコロナ禍ですべての行事が中止です。