畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

雪国の春の山に登って見ると(その4終わり)

2016-03-26 04:14:40 | 風景

 畑に別れを告げ、ザクザクと表面が凍った雪の上を歩いて帰途に着く。(凍み渡りと言います)
天気が良いと杉花粉が飛び散るので、花粉症の人は大変ですが。



 杉林から杉林へと続く足跡。
うーん、ダレの足跡かなー、タヌキでは無いし、キツネでも無い。やはりカモシカかな。



 これだとはっきりと分かる足跡です。
通称、野ウサギの「越後野ウサギ」の足跡ですが、力強く雪を踏みしめていますね。



 坂の中間部から北方を望みます。杉林のこちら側の少し平らな場所にご注目。
両側が沢になっていて排水が良く、人が棲むには最適な場所に見えませんか。

 そう、あそこは縄文時代の土器などが多く出土しているのです。
この山は旧石器時代の石器さえ見つかっています。旧石器時代から弥生時代まで連綿と続く歴史です。



 もう少しで下り道にかかります。
雪の表面は溶け始めて、少し柔らかくなってきたけれどまだ靴も沈まない。

 こうして、のんびりと散歩を楽しんでいられるのも残りわずか。
もうすぐ雪が完全に消えて畑が出て来るでしょう。忙しいシーズンが始まります。

                (終わり)

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1 コメント

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Unknown (ミケ)
2016-03-26 23:13:28
雪の上に乗っても足が沈まない、そうですそうです! 
小学校時代は通学路が短縮されてよかったです。そんな固い雪の事を「ガッチ」と言いました。いい気分で歩いているとズボっとハマって慌てたりしてー、そこは川の上で濡れた子が学校に行くと先生がストーブの側に居るようにと気を使ってくれて、その子は授業中、湯気をほかほか出しながら座っていました。
古代人は場所も景色もいいところを選んで住んだのかもしれませんね。
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