畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

復活!「ロシナンテ」

2011-09-20 06:04:59 | オートバイ

 愛車「ロシナンテ」こと、ホンダスティード600が水害から立ち直り復活しました。
平成3年度製造の御歳20歳。もうクラシックカーの仲間入りですね。

 7月30日の水害の時に高床式住宅の我が家の地下の車庫で完没。
エンジンをかけるどころか触ることも出来ないような状態で、オートバイ屋さんのキャリアカーで運び出された。
しばらくして、走られるようにはなったと連絡が入り、妻と軽トラに乗って受け取りに行ったのでした。


 製造から三年目の平成6年に中古で購入してから17年もの付き合いになっています。
富士スバルラインで富士山の六合目まで二回駆け登っています。

 十和田、八幡平と東北遠征。能登半島一周と多くの旅を共にしています。
一時はオーバーナナハンの大型への乗り換えも頭の隅で考えたけれど、タイミングを逸しましたね。


 昨年車検を取り、乗られるだけ乗ってやろう。一生を共にしようと考え、覚悟が決まったのでした。
受け取りに行って、エンジンをかけると、一発始動。力強いエンジン音を響かせます。

 ヘルメットも水没し、乾燥はしたけれどなんだかゴワゴワとした感触。
皮手袋は片方が水に流されて行方不明になり、残りの片方も捨ててしまった。
ツーリングに出るのだったら必需品の手袋も買わなくてはならないなー。


 でも、以上の写真のように一見無傷の「ロシナンテ」もタンクには中越地震の傷跡が残り、
ほら、スピードメーターも泥水が浸入して乾いたので、下半分は泥に汚れたまま。

 ま、取り替えるまでも無いでしょう。地震、水害に耐えた傷跡は「ロシナンテ」の勲章でしょうか。
なぜ、こんな古いオートバイを「ロシナンテ」などと呼ぶのでしょうか。

乗り手の私、スベルべがドンキホーテのように夢を追い続ける、馬鹿な男だからですよ。
一生苦楽を共にしようと決めた、夢の白馬「ロシナンテ」とスベルべの旅はまだまだ続きそうです。
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「英才」ってなんでしょう?

2011-09-19 04:59:19 | 

 「英才」って言う名前の大根が有り、評判が良い。
今年は、これを大根の主力品種として播いている。

 雨が十日以上も降らず、畑は乾ききっている。
水を播き、種を播いて土をかける。その上に乾燥防止用にもみ殻をかけて再び散水。
こんなに、苦労した種蒔きは少ないのだけれど、昨年も播き時期の雨不足に泣いていましたね。


 それでも、少しずつ日をずらして播き続け、1,000本以上は播いたのかな。
この畝は結構長くて、大根だと一畝に60本分は播けますからね。 


 他にはこんな種類も。袋が逆さまだけれど「紅しぐれ」と言う名前の中が赤い大根です。
同じ種類でも「もみじ」と言う名前を付けて売る会社も有るから、種苗会社の戦略も大変です。


 おやっ、「紅しぐれ」の葉に大根の大敵の害虫が見えますよ。
普通、気温が低くなる九月の中旬には減ってくる害虫も今年は高温のため、多いですね。


 害虫は「英才」にも容赦なく襲いかかります。
強い防除剤、農薬を使って綺麗に作る方法も有るけれど、いくら認可されているとは言っても、
美味しい、美味しい大根の間引き菜を食べるためには控えたいですね。


 これは八月末に播いた最初の「英才」ですね。
もうこんなに大きくなったのに、雨不足で葉も茎も硬いですね。
でも、本来これくらいの大きさの間引き菜が最高の美味しさなんですけれどもね。 


 いくら雨が降らなくても雑草は強いですね。
これで雨が降り始めたならば、大根も喜ぶけれど、雑草も大喜びでのびだしますね。

 先日、隣の畑の主が軽トラを止めて話しかけてきました。
「お前さんがそー、こないだテレビで「英才」が良いって話したろい、
そうしたら、みんなが買いに行ってのう、種屋から「英才」が無くなっと」なんて。

 実はスベルべは「魚沼農業日記」と言うケーブルテレビの番組を担当させてもらっています。
月に二回の収録、放映ですけれど番組を休む冬季間を除いても二十数回を超える収録数です。

 加入数もそう多くは無い、地域のケーブルテレビでは有るけれど結構人気番組のようですよ。
ホームセンターや、スーパーで見知らぬ人から声をかけられることも多いですね。
「テレビに出ている人でしょう、参考にさせてもらっていますよ」なんて声をかけられることも。

 知らない方から会釈され、アレッ、知っている方だったかなー、なんて戸惑うことも。
しっかり見ていて下さって、先程の大根の種の話でもないけれど、結構影響力も大きいようです。
出演する限りは心して、間違いのない話をしたいと思っています。

 でも、畑には絶対と言う公式は無いから難しいですね。
色々な方法、経緯を経てもすべて結果オーライ、実績が全てですからね。
ま、最大公約数的な一般的な栽培方法の話をしようとは思っていますが。
 
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焼き芋~

2011-09-18 05:19:53 | 食べ物

 昨日から農天市場で焼き芋を始めました。


 農天市場の井戸水でさつま芋の土を洗い流す。
物好きで、こんな昔の手もみポンプを農天市場の脇に設置しています。


 今のところ、さつま芋の主流は早生品種の「紅アズマ」ですね。


 農天市場に出品してくれる先輩は「ここの家のさつま芋は綺麗だなー」と言います。


 水害に遭い、ひっくり返って哀れな姿を見せていた「焼き芋釜」が無事復活。


 上の釜には小砂利が敷き詰められています。
薪が発する遠赤外線でじわーっと、焼きあげますよ。


 薪は自分で昨年から蓄えていたものの他に、水害で漂着した木も流用。
水害で得たもの、もうけたって物はこれくらいですねー。


 頃合いを見計らって竹串で刺し、焼け具合を確認。
ホッカホカの焼き芋が完成です。
これでね、お値段は一キロ600円に設定していますからね。

 一キロった大変な量になりますよ。
いくらでも量り売り致します。
いくら安くって美味しいと言っても食べ過ぎて太っても知らないからねー。
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マックス!まだ柿は渋いぞ!

2011-09-16 04:30:54 | マックス

 畑に如雨露で水を播きながら、マックスに目をやると、
なにやらがさごそとやっています。


 食いしん坊のマックスは柿も大好物。特に熟柿なんて目が無いのです。
そこで下枝についた柿の実を見つけて、我慢できずに口でもぎ取ったって訳。


 一つ採ったところで、すたこらさっさと柿の木の下から走り出す。


 早速青々とした柿を味見するマックス。いくら秋の風を感じるとは言っても、まだ柿は甘くは有りません。
「マックス!まだ柿は渋いぞ!」「トーちゃん!食べた見なけりゃ分からないでしょ!」


 「アレッ、なんだー渋いなー」「ほら、トーちゃんの言うとおりだろ」


 思った通りの味ではなく、がっかりするマックスです。
悪戯心か、食欲か、好奇心か、マックスは時々こんなことをして遊んでいます。

 近くの牛の飼料用のトウモロコシ畑から、後足でひょいと立ちあがって一本失礼してくることも。
誇らしげに大きな獲物のトウモロコシを咥え、尻尾をピンと立てて走って帰ってくるのです。
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雨が降らないなー(その2終わり)

2011-09-15 08:02:16 | 

 畑では小さく芽吹いた大根、蕪などの野菜に、10リットルの重い如雨露を使って散水する。
そして、時間さえ取れたら、また、新たに種を播く。この日の夕方は五回目くらいになる大根を播いた。


 マックスも長い時間の畑仕事に飽き、帰りたくなったようです。
なんだか、尻尾にいつもの元気が有りません。


 今は六時を過ぎると急激に暗くなってきます。
正に「秋の日はつるべ落とし」って感じです。


 さて、もう一度畑を振り返り、忘れ物が無いかと見回して帰ります。
さつま芋ももうすぐ掘り起こしの最盛期になりますね。


 向こうの山「唐松山」から月が顔を出し始めました。
中秋の名月の翌日とは言え、まだまだ大きなまん丸の月でした。
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