畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

緑濃き我が山里よ

2012-05-15 08:29:42 | 風景

 今日の天気予報は雨の一日となっている。
雨が始まるまでに、山の畑をトラクターで耕そうと四時半に起き出した。

 しかし、すでに小雨が始まっていて、しばし表の様子をうかがう。
少しの逡巡ののち、マックスを軽トラに乗せて出発。トラクターは昨日山に回送済み。
なんとか、本降りにならないうちに20アールほどの畑を耕し終え、マックスの散歩に。


 山の縁を歩くと斜面の緑が濃くなったことに驚く。
春を省略していきなり初夏を迎えたかのような佇まい。 


 一気に青葉となり繁ってきた雑木の中に「アンニンゴ」の白い花も見える。
全ての木々、そして草花に短い春の終わりを告げるかのような風景の変容です。


 年甲斐も無く恋の病に落ちたマックスは昨日から餌を口にしていない。
青草をむしゃむしゃと食べ始めた。マックスは初夏では無くて春の真っ最中状態です。


 これから田植え仕事が最盛期を迎えます。
すでに耕し終え、水を張った水田もちらほら。


 わずか一ケ月、一ケ月半前には全てが雪の下だった。
この地に生まれ育ち、長年暮らしてきた私にさえ、驚くような季節の移り変わりなのです。
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ジャガイモ植え助っ人軍団

2012-05-14 05:08:21 | 

 昨日は心強いジャガイモ植えの手伝いを得て、一気に60キロほどの種イモを植え終えました。
手伝いは、関東から駆けつけて下さった高校の先輩、そして姉とその小学校六年生になる孫の「チホちゃん」、
そして、多忙の中下の娘も来てくれて合計四人の助っ人、手伝いです。


 午前中は、私が神社の冬囲い外しと、遊園地の遊具設置の責任者で不在。
その間、妻と姉と駆けつけた娘とでジャガイモの苗起こしをしてくれていました。

 私が一仕事を終えて農天市場の畑に駆け付けると、ジャガイモの苗起こしは終了しています。
そして、先輩の動向は如何かと携帯で連絡しながら自宅を見ると、丁度先輩の車が入ってくるのが見えたのでした。


 早めに昼食を食べてジャガイモ植えをスタートしましたが、さすがに六人だと早い。
午後の一時から四時までに持って行った60キロのジャガイモを全て植え終えたのでした。


 さて、前後しますがこれが神社の冬囲い、雪囲いの撤去風景。
その前には集落の全員で早朝七時から春の環境整備と言うことで地域の清掃活動の指揮。

 その後神社の雪囲い外し、遊園地の遊具の設置、整備と仕事を続けたのでした。
ご主人が所用で出かけ、代わりにと奥さんが出てくれた方も。

 「私でも役に立つでしょうか」「大丈夫、大丈夫もう居て下さるだけでも心強い」とオヤジジョーク。
女性が一人でもメンバーに居ると男共は張り切りますからね(笑)。

 それにしても忙しい一日で朝から働き続けて、ジャガイモ植えの後も農天市場の畑で一仕事。
終えて、先輩と山裾を回ってコゴメと独活を採り帰宅して夕食が始まったのは午後七時近い時刻。
久しぶりに交わした先輩との酒と食事の席は大いに盛り上がり、一日の締めにふさわしいものとなりました。
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苗に追われる日々

2012-05-13 04:58:38 | 

 雪中で簡易温室を組み立てたのがついこの間のように思い出されます。
でも、これは四月の十日ごろの事で、今から一月ほど前の事。


 初めての種蒔きは忘れもしない四月十二日の事でした。


 最初は芽の出の遅さに心配を募らせたりしていたけれど、
その後の天候の回復と相まって一気に苗は成長を始めたのです。


 連結ポットに播き、電熱マットに上げておいた種が芽吹き本葉が出そろった頃、
今度は苗に合わせた大きさの丸いポリポットに移し替えます。


 最初は広くてガランとしているように見えた簡易温室も、
今は苗の成長と共に手狭になり、文字通り足の踏み場も無いような状態です。


 トマトの苗は四種類で100本あまり有ります。
黄色の大玉「桃太郎ゴールド」赤の大玉「麗夏」黄色と赤の二種類の「アイコ」、
それに薄皮のミニと言う「ピンキー」ってアレッ?5種類でしたね。


 向こうが米なすの「ドカンチョ」その右が四葉(スーヨー)胡瓜の「夏さんご」です。
手前が「アーティチョーク」ですね。


 「ツル無しインゲン」やズッキーニの「ブラックトスカ」ミニカボチャの「栗坊」など、
ポリポットに直接まいた種類ももう少しで畑に本植えしなくてはなりません。


 でも、残念ながらここのところ天候が良くなくて畑の準備もままならない。
仕方なく夫婦二人で日がなハウスにこもり、せっせと苗の移植に励んだり、
新たな種蒔き(スベルべママは主に花の種)に励んでいます。

 ま、ポットへの移植など夫婦二人で向きあい、冗談も交わしながらの仕事です。
畑の準備がままならないと言う事情で、大変なところも有るけれども仕方ないですからね。

 さて、天気予報では今日は回復傾向で降水確率も低い。
関東から先輩も駆けつけて下さるし、姉も声を掛けたら来てくれます。
朝からジャガイモ植えに励みましょう。と、言いたいところですが・・・・。

 七時からは地域の春季一斉清掃の指揮をとらなければならず、
その後は半日かけて、神社の冬囲いの撤去と、遊園地の遊具整備が有ります。
こちらも私が責任者だから逃げるわけにもいきません。

 スベルべママにはジャガイモの苗採りなどの準備をして貰おう。
本格的に植え漬けに着手するのは午後からになります。
皆さんももし、おひまの方がいらっしゃいましたら見学がてら山の畑にどうぞ(笑)。
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ジャガイモ植えに着手

2012-05-12 06:23:07 | 

 ようやく、山の畑の雪も消え土も乾いてきた。
数日前の晴れの日に夫婦二人で二台の一輪車を使って堆肥を運搬する。

 山の畑の土地の境界線は、山の端、急斜面の始まるところに有る。
そして、我が家の畑の林地の地主はなんとJR東日本。
ここからの急斜面は上越線を雪崩から守る「鉄道防雪林」でも有るのです。


 堆肥を畑に配り終えた翌日は妻の友人も手伝いに来て下さいました。
マックスは一遊びの後、リードに繋がれて見学ですね。


 大きな熊手のような「レーキ」で配った堆肥を丁寧に、平均に均します。


 こんな風にレーキを引きながら均します。


 さて、綺麗に均し終えました。
トラクターを山の畑まで回送し、さー、今年一番の耕しがスタート。


 昨年の水害ではトラクターは自身の高さの倍もの水に浸かってしまった。
でも、ディーゼルエンジンのシンプルな構造は強いですね。

 農器具屋さんの大サービスで油脂類などは実費だったけれども、
なんと手間代はサービスと言う有難い仕事が素早く終わって復活していたのでした。

 そして、先日は昨日アップの「栃尾又温泉」へ出発する直前までジャガイモ植え。
夫婦二人で30キロを植えるのに半日以上を費やしてしまった。
写真を移す時間も無かったですね。

 明日から関東に住む先輩が手伝いに来て下さいます。
湯之谷の姉も手伝いを申し出てくれているので心強いです。
なんとか、残り95キロのジャガイモを無事に植え終えたいものです。
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新緑の栃尾又温泉を訪ねて

2012-05-11 05:29:39 | 暮らし

 昨日は久しぶりにブログのアップが出来なかった。
実は多忙な中、一昨日の夕方から一泊で「栃尾又」温泉に行ってきたのです。

 朝からジャガイモ植えを必死でこなし、午後からも雑用を片付け、
妻は温泉に持参する料理を作ったりと目の回るような仕事の末の出発でした。
これは一泊後の昨日の朝のマックスとの散歩での新緑の風景です。


 「佐梨川」は雪解け水で薄濁り。
ところどころに雪を残して静かなたたずまいで水音ばかり。


 同じところから下流域を見るとご覧の通り。
コンクリートの護岸工が昨年夏の水害で破壊されています。


 ランプの宿として有名な「駒の湯」の立て看板から、枝折峠への道路に出ます。


 道路のすぐ上には「カタクリ」のお花畑。


 「ヤマザクラ」が満開です。


 マックスは今回も温泉への入浴と一泊は叶わず、私たちと乗って行った軽トラ泊。
散歩のために早朝の五時に駐車場の軽トラに行くと運転席で丸まって熟睡していました。
でも、「見返り橋」の手前で畑眠そうな顔つき。


 「見返り橋」の向こう側には捨てられた雪の山が残っている。 


 「大湯温泉」から「栃尾又温泉」への通称「栃尾又街道」脇の斜面は、
昨年夏の水害の爪痕が残っていて復旧工事が始まったばかりの様子。
この辺りでの記録的な豪雨が我が家を襲った濁流となって下って行ったのでしょう。


 私たちが一泊した「自在館」への標識です。


 右がその「自在館」です。駐車場の奥の乗用車に挟まれてマックスの宿軽トラが止まっている。

 なぜ超多忙な時間を割いてここを訪ねたかと言うと、妻の母と、その妹夫婦が、
湯治に来ているので「湯治見舞い」と称して表敬訪問を兼ねての事でした。

 夜は五人でゆっくりと夕食。
山菜料理、岩魚の塩焼き、鴨鍋などで美味しいお酒をたっぷりとごちそうになりました。

 食事を終え、部屋に帰って休憩ののち、長い階段を下って「下の湯」へ一人で行きます。
先客は一名のみで、会釈して静かに入ります。
ところがここからハプニングで温い湯に浸かっているうちに何時しか眠りに落ちてしまった。

 「お掃除に入らせていただきます。ご家族が心配して来ていらっしゃいますよ」と、大きな声で目覚めた。
慌てて、風呂からあがると心配そうな顔つきの妻が待っていた。
眠りに入っていたが、ふと目が覚めると私の姿が見えず、心配で降りてきたとのこと。

 なんと二時間半近くも温い温泉に浸かっていたのでした。
途中で、二人が新たに入ってきた記憶も有るし、一人の先客も去り、
風呂には私一人になったことも記憶が有るのだけれど、そのあたりから眠ったらしい。

 でも、雨模様の天気予報でも有ったので文字通りの骨休めにはなりました。
昨日は朝食後にまた二時間ほど入浴してお昼に帰宅。
また超多忙な暮らし、現実の世界に帰ってきたのでした。

 午後からは「すずきち」さんが来宅して野菜と、コゴメの収穫。
そして、三時少し前には小学校へバドミントンのコーチとして行きます。
夕方は村の役員会に出席して帰宅したのは十時半過ぎ。
夢のような湯治宿の一泊二日からまた超多忙な現実の世界へと戻ったのでした。
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