畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

「コゴメ」が貴重品なっちゃったー

2012-05-09 08:12:07 | 山菜

 秘密の場所で山菜の「コゴメ」が顔を出し始めた。
昨年までは結構ふんだんに採れた「コゴメ」だったけれど、昨年の水害で河原は壊滅状態。
根こそぎ流されてしまったり、わずかに残った物も泥の下から哀れに芽吹く状態。


 でも、ここだけは水害の被害も受けずに何時も通りの顔を出す。
「コゴメ」は所によっては、屈んだようなその姿から「コゴミ」とも呼ばれる。


 学名は「クサソテツ」ですが、ほら、昨年の茶色の立ち枯れなんて何だか「蘇鉄」のようでも有りますね。
大きく開いた葉から胞子を飛ばして増殖するようですね。
姿は「ゼンマイ」にも似ていますね。茹でてすぐに食べられることが「ゼンマイ」との大きな違いかな。


 乱暴な人は株ごと、「ブチッ」と引きちぎってしまうけれども、
こんな風に株の外側から丁寧に一本ずつ採ったら、長く楽しめますよ。


 さて、茹で立ての「コゴメ」ですよ。
ちょっと色が薄いけれども、茹で過ぎかな。もう少し濃い緑の方が私は好みですね。

 実は今朝も四時半から、マックスに気付かれないようにそっと裏口から出て「コゴメ」採りに。
大きなレジ袋に二つ採ってきましたよ。
入れ換わりにスベルべママはマックスの散歩に出て、途中で農天市場の畑で、
「川流れ菜」などの「トウナ」類を山ほど収穫してきました。

 さて、これからは第一回のジャガイモ植えを始めます。
先ずは仮植えしていたジャガイモの苗を採らなければなりません。
山の畑は昨日までに堆肥を満遍なく散布してトラクターで耕してあります。
また、本日も多忙で嵐のような日になってしまいそうです。
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マックスの優雅な日々

2012-05-08 04:27:02 | マックス

 マックスを望遠を効かせて撮影。
マックスは満13歳となり、聴力がかなり落ちて来て、後ろに近付いても気付かない事も多い。
可哀そうなので、驚かさないようにしているが、でも、時々びっくりして振り向く。


 聴力の衰えは呼んでも聞こえない事でも有るので、行方不明にならないよう、
リードを外して遊ばせることは控えめにしている。
それでも、また子供に帰ったかのように軽トラを出すと乗せろ乗せろと強くせがむ。


 特に山の畑へ向かう時は雰囲気で知り、大騒ぎ。
可笑しいのは、慌てて残った餌を食べて腹こしらえをすることですね。

 「ヨシッ、先ずは腹こしらえ」なんて本能的に考えるようですよ。
そして、軽トラの運転席で当然そうな顔つきで夫婦の間に座ります。


 さて、マックスとは関係ないけれど、マックスのいる脇のカタクリの花。
花と言うよりも幼生、まだ地表に顔を出したばかりの蕾です。
後ろに二本小さな芽も見えますすね。


 こんな可憐な姿が、細い農道で我が家の畑と隔てられた藪に見えます。
山への農道の脇のお花畑ほどで畑無いけれど、十分に目を楽しませてくれます。 


 畑の周りでは赤い「藪椿」が咲き、白い「コブシ」も蕾が膨らんでいます。
なんだか、一気に春が来てしまいましたね。

 山の畑のすぐ脇で、「ウグイス」も賑やかに鳴き交わし始めました。
今年の「ウグイス」はケキョ、ケキョ、ケキョの「谷渡り」の鳴き声も上手ですよ。
彼らは、お互いに鳴き交わし上手な鳴き声を真似る学習をするらしい。

 さて、忙しさも頂点に達しようかと言うのに残念ながら「満身創痍」状態。
右腕は、「ゼンマイ採り」の過度の使い方から疲れ切り、握力が出なくなった。
箸も満足に持てないような事さえ有るから困ったものです。

 おまけに昨日の朝は左足の足首をねん挫してしまった。
一度仕事の前に「ゼンマイ」と思って出かけ、山を降りる際にスリップして枯れ木を掴んでしまった。
そして、滑落し左足を山の斜面と、谷に積った残雪の隙間に挟んでしまった。

 左足は挟まり固定されているのに、身体は惰性で勢いが付いているものだから、
「グキッ」と嫌な音がして、靭帯でも切ってしまったかと一瞬思った。
しかし、幸運にも比較的に軽傷で済んだようです。

 でも、時間を経るに従い痛みは増して、足首に湿布を張ったのだけれど、
最後は足を引きずるようにしなければ歩けないほど。

 「ねん挫は動かない事が一番よ」なんてスベルべママは言うけれど、
畑の忙しさもピークで有り、堆肥を一輪車で運搬したりで夕方まで動き回る。
最後に携帯の万歩計を見ると23,400歩を数えていましたよ。

 さて、今、目覚めたところでは痛みは軽減しています。
なんとか、山の畑をトラクターで耕さなければならない。
下の畑仮植えしたジャガイモも、ここのところの高温で一気に芽を伸ばしているのです。
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越後三山も春姿に

2012-05-07 04:26:50 | 風景

 一昨日の五日に堆肥の配達を受けるためにマックスと山の畑に登りました。
待望の新しいカメラ「ニコンJ1」を持参し、風景写真での望遠効果等をチェックです。

 手前が我が家の山の畑で、その向こうに隣の畑「タラの木」の原木、切り株、
そして、その向こうに雪が解け、山肌が現れてきた越後三山が見えます。


 110ミリの望遠レンズに交換し、最大に「越後駒ケ岳」をアップしてみます。
平年よりも積雪量は多かったと思えるけれども、雪消えは結構早く、地肌の現れ方も早い。

 でも、この日、五日に北アルプスで遭難死が発生しています。
標高2003メートルの「越後駒ケ岳」に新雪は見えないけれど、
五月の初頭、ゴールデンウイークの連休頃には二千メートル級の山でさえ、雪に見舞われることが有るのです。

 そんな気象変化も有りうるけれど、天候さえ良かったらТシャツ一枚だって登る事は可能。
でも、今回の北アルプス三千メートル級の山の気候の変化は激しく吹雪だった模様。
軽装で気軽に登れる山でも、気象条件でも無かったですね。


 雪が消えたばかりの我が家の畑から東方を望みます。
左から「下権現堂」「上権現堂」「唐松山」と続きます。

 この山群は標高が千メートル程度で、「権現堂」は下の娘が満四歳の時に家族で初登山。
その後、「権現堂」も「唐松山」も妻とマックスとで登っています。
下と上の「権現堂」の間には鮮やかに芽吹いてきたブナの林も遠望されます。


 タラの木畑越しに「巻機山」を望みます。
タラの木畑と巻機山の間には魚沼市と南魚沼市を隔てる低山が見え、木々が緑色に染まり始めている。

 「巻機山」も家族でマックスの前に飼っていた「チロ」を連れて登っています。
そう、上の娘が中学生、下の娘が小学生だったなー。
夏休みの終わりに、「ヌクビ沢コース」の岩に覆われた沢を登ったのでした。

 岩場で足を痛めた「チロ」を肩に担ぎ登りましたが、
翌日同じコースで東京の登山者が遭難、転落死して、ぞっとしたことを思い出す。

 山は登山ともなると低山とは言え、常に命の危険も伴うスポーツなのです。
私たち家族は、色々な山に挑戦しましたが、装備服装は十分すぎるほどにしていました。

 なお、遠景の「巻機山」は幾つかの頂きを持つ連峰となっています。
中央がもっとも標高の高い「牛が岳」で右端が割引沢コースの頂点「割引岳」になる。

 若い時に、巻機山から連峰を縦走し群馬県の土合まで歩いたことが有ります。
その時は九月の末だったけれども、夜半に止んだ雨が朝方には氷となり、
テントからバリバリと風にあおられて落ちたことなども思い出します。
七、八月ならまだしも、それ以外の季節には寒さ対策もしっかりと考えて登らなくてはならないのです。

 と、新しいカメラの望遠効果から話は脱線してしまいました。
体力も落ちて来て、もう高い山に登る事も無いでしょうから、せいぜい写真で楽しみます。
 
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「カタクリ」のお花畑

2012-05-06 04:53:47 | 自然

 つい先日まで、山の畑に行く農道の除雪がされず、怒っていたのが嘘のよう。
農道どころか、農道の脇まで雪が消え、土が現れて「カタクリ」のお花畑が出現しました。


 昨日は待望の堆肥が運ばれてきました。
先ずは下の農天市場の畑に2トンダンプで二台。続いて山の畑にも2台。
案内を兼ねてマックスと軽トラで山の畑に行った帰り道での風景です。


 軽トラの助手席にマックスを残し、「マックスちょっと待ってね」と声を掛けて十数歩。
軽トラからも見えるけれども、やはり近付いて見たくなりますからね。


 お昼過ぎの時間帯で、カタクリの花も下を向いてしまっています。
これが朝方だと、綺麗に花が開いているのですけれど。


 間もなく夏草に覆われる雑木林の斜面が見せてくれる一瞬の夢のようなお花畑。
カタクリは地上に現れているのはわずかな期間で、一年の大半は地中で球根として過ごします。
そのわずかな間に、命を燃やしつくすかと思われるような階下の姿を見せてくれるのです。


 雪が消えたところから順番に顔を出す「カタクリ」です。
こうして、斜面の上方から次々と花を咲かせ目を楽しませてくれます。

 よく見ると、片葉の「カタクリ」の幼生も見えますね。
花が咲き、実を結びはじけて地上に種として落ちると、開花までには数年、いや七、八年もかかるとか。
一瞬の命の花を見せてくれる「カタクリ」の花ももう少し楽しめますから、皆さんもどうぞお越しください。

 なーに、スケールは幾分小さいけれども、私の山の畑の脇にも咲いていますよ。
勇気が有ったならば、ゼンマイとも共生して咲いていますから、急斜面にもどうぞ(笑)。
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エースの力投

2012-05-05 05:53:06 | 暮らし

 一度応援したい、実際のピッチングを見てみたい高校野球の選手がいた。
新聞によると一昨日の予定だった試合は雨天順延。

 昨日も朝から小雨だが、天気予報の降水確率は午前中は悪くない。
ひょっとしたらと思い妻に「電話で聞いてみて」と頼んだ。

 携帯で連絡すると「トーちゃん大変、すぐ試合開始だって」と言う。
すぐに身支度を整え「遊びだと言うと行動が早い」なんて皮肉も聞き流して試合会場へと急ぐ。
初めての球場もカーナビの案内ですぐに分かり、スタンドへと急ぎ足。
試合はすでに三回の裏を終え、四回の表に入るところだった。


 小雨の悪いコンディションの中にも関わらず力投するピッチャー。
そう、彼のピッチングを自分の目で確かめたかったのです。

 一年生の時から登板し、昨年からはエースの役割を担う彼は、
妻の同僚、仕事の上での友達の次男坊なのです。


 中学生時代から知られている好投手だけれども実際にピッチングを見るのは初めて。
知り合いに彼のチームのコーチをしている男がいて、少し前に彼の評価を聞いて見た。
「今、県の公立高校では三本の指に入るピッチャーですよ」と教えてくれたのだった。


 でも、近くの公立高校で妻の母校でも有る「小出高校」は部員数も少なく、
応援団の数も、部員の家族として数えても寂しいばかりの少なさ。


 対戦相手の「中越高校」は私学の野球の雄として知られ、甲子園にも何回か出ている。
少し昔話にはなるけれどOBにはプロ野球阪急に所属し完全試合も成し遂げた「今井雄太郎」投手の母校でも有る。
やはり、スタンド前列に並んだ、ベンチ入りしない部員の数も半端ではありません。


 夢中で応援し、カメラのシャッターを押し続けているうちに、試合は最終回に。
4-1のスコアのまま、最終回9回の裏を迎え、エースの彼がバッターボックスに入った。
でも、結局彼が最後のバッターとなってしまい、ゲームセット。


 昨年の秋の大会では、同じ対戦で彼が投げ勝って話題になっていた。
でも、今回は相手にリベンジされた内容になってしまった。

 試合の途中から私たちは三塁側の応援席に行き、エースの両親に挨拶し、
応援を続けていたのでしたが、試合終了後再度挨拶をして球場を後にしたのでした。

 車での帰宅途中にエースの母親、妻の友達から妻の携帯にメールが入った。
「応援ありがとう、夏の大会目指して頑張ってもらいます」との内容だった。
そうです、昨日の試合を糧に夏の甲子園の予選に向けて頑張ってもらわなくてはなりません。

 皆さんも「外角投手」にご注目ください。珍しい名字は(がいかく)では無くて(そとかく)と読みます。
野球の申し子、ピッチャーになるために生まれてきたような姓ではありませんか。

 なお、今回は新調したカメラ『ニコンJ1』を初めて使ってみました。
ミラーレスの一眼レフでダブルズームレンズ付きです。
今度は風景や、自然を写してみたいものと思っています。
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