畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

木々にも春をプレゼント

2013-03-24 10:49:22 | 自然

 写した日付を確認するとこの15日の事でした。
雪の降る恐れも少なくなり、今のうちならば脚立の必要も無く雪囲いを取る事にした。


 ただ縄で縛るだけの簡便な方法だけれどこれでも雪折れから木を守る一つの方法。


 縄を切ってもらって窮屈さから解放され、木々はブルンと枝を震わせて広がる。


 これは「ジュンベリー」の木だけれど、ほら、健気に芽を膨らませているよ。


 でも、縛りきれない大きさまで育った「プルーン」はやはり折れた枝も有りました。
雪国で三メートルも雪が積もると言うことは、人にも木々にも厳しい自然です。
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春なお遠き雪の魚沼

2013-03-24 07:58:33 | 自然

 山の雪は尾根の辺りから崩れ落ち地肌を見せ始めた。
でも、「マンサク」の花もましてや「猩々パカマ」の花もまだその姿を見せない。


 道路の端も舗装の輻射熱で雪解けが進む。
マックスが春の香りを楽しんでいます。


 でもまだ雪は180センチ近くは有りそう。


 関東では記録的な早さの桜の開花だと言う。東京で満開なんて信じられないような事。
ほら、こちらの桜は雪の上で、まだ蕾も膨らまない。
新潟の桜の開花予想が4月13日なんてニュースも有ったけれども、あれは海岸部の話。


 上越線の跨線橋越しに向こうの山の春を眺めます。


 跨線橋の上から上越線の東京方を望みます。
線路の周りも、除雪とレール・砂利の輻射熱で雪解けは早い。


 まだまだ魚沼は一面の雪の平原。
モノトーン、白黒の世界が花の色に包まれるのはまだまだ先の事になりそうです。
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青春時代を過ごした町

2013-03-22 18:48:45 | 暮らし

 昨日は「スコップ洗い」と称する、昔から行われていた除雪作業の打ち上げ、反省会。
今年の会場は、なんと二十歳からの五年間を過ごした懐かしい六日町だった。

 駅に降り立ち、向こうの通りを見渡して、大きな変貌に驚く。
突き当った先は、旧国道17号線のところでТ字路だったのに、今は真っ直ぐ魚野川まで行き、
そして、新しい橋が出来ていて驚いた。


 駅舎も北陸北線、通称「北々線」との分岐点になった事で橋上駅舎となり、
昔の面影は一つも残っていない寂しさを感じさせられる風景となっていた。


 この店も本当は道路を挟んで反対側だったけれども、こちら側に移って久しい。
昔、栄華のロケが有り、私がコーヒーを飲んでいる所に、「二谷英明」さんと「山本陽子」さんが入って来たっけ。


 いやー、懐かしいなー「本田屋食堂」さんも名前は「ふれあいレストHONDAYA」だって。
仕事の帰りに良く立ち寄っては一杯やったものでしたねー。


 手前の小屋根の向こうは懐かしい、むかしの職場。
昭和42年に転勤になった際は、まだ完成していなくて、一つ離れた駅構内に仮住まいしたっけ。

 懐かしくって、涙がこぼれそうな中カメラを構えていると呼び声がする。
「スベルべさーん、もう少し飲もうよー」なんて呼び声だった。

 何処にするなんて聞かれて、「ふれあいレストHONDAYA」さんに上がりましたよ。
やー、懐かしかったなー、オカアサンが昔と変わらぬ顔をしていらっしゃいました。
店の前で二人で並んで写真に収まったけれども、見ると私の方が老け込み方が酷くてガッカリ。

 二十歳の初々しい青年だったスベルべは結構不良青年で、一人でバーに行ったりしていたものでした。
二十歳からの五年間、恋有り、喧嘩有り、涙有りの結構濃い青春時代でしたね。
結構、自分の来し方と年齢を考え、うーん、なんて反省し、少し落ち込んだ元不良青年のスベルべでした。
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冬のパートが終わりました

2013-03-22 03:50:49 | 暮らし

 昨年の12月20日から始まった駅のホーム除雪のパートが一昨日20日で終わりました。
一時は屋根まで雪が繋がり、隣の公衆電話ボックスをも覆い隠した雪もグンと減っています。


 下りホームの駅名票の周りも随分雪が減りました。
とは言ってもまだ2メートルを越える雪ですが、これからは消えて減る一方でしょう。


 「トーちゃんに買い物を頼むって悪いかな?」なんて妻が言うから不思議に思うと、
無事にパートが終わったから、打ち上げでごちそうにしようと言う提案だった。


 春の彼岸の中日のごちそうも残っている。
太いゼンマイだけれども、備蓄のゼンマイは一昨年の水害でダメになっていた。
そして、昨春は私の頸椎脊柱管狭窄症で採れず、これは妻の友達からの頂き物。


 栽培ものの「ウルイ」と18日に前橋市の直売所で求めたトマト。
「ウルイ」は、同級生のハウス栽培物で、食べて見るまでは山菜の栽培ものなんて、思っていたのでしたが、
これは、天然ものとは全く違った野菜に変化していて生で本当に美味しい。

 まがい物になりがちな栽培物の山菜だけれどもこの「ウルイ」に関しては成功でしたね。
今年は「越後の台所 すずきち」さんも毎週仕入れに訪れています。
その「越後の台所 すずきち」さんで食べた新聞記者が出所を訪ねこちらの産地を報道するおまけも付きました。


 妻の実家を仏様参りで訪ねた際に頂いた「エゴ練り」です。
上の散らした野菜はなんと我が家のテーブル上での栽培もの。


 そこで取って置きの一本が満を持して登場。
頂き物の長野のお酒で「モンドセレクション」受賞の優れ物。


 20度と言う高い度数のお酒ですが、スムースに喉に滑り込む。
パートの打ち上げに花を添えてくれた美味しいお酒でした。


 これは妻に頼まれて、以降の参考のために写したスイーツを内緒でアップ。
あまりスイーツには興味の無いスベルべは聞かなかったけれども、昨年のヨモギや桜の塩漬けが使われています。

 こうして二人の祝宴は終わりました。
引き続いて昨日は「スコップ洗い」と称する、イベントに出席。

 お昼から二時間呑み放題と言う大変な会合でした。
会場はスベルべが二十歳から五年間青春を燃やした六日町。
がらっと変わってしまった街の様子などは今度紹介します。
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雪が無いって夢のよう

2013-03-21 05:56:39 | 暮らし

 次に尋ねたのはJA前橋市が経営する「産直ゆうあい館」でした。
天気予報は悪かったのでしたが、雨も降らず暖かなさすがに関東と言う雰囲気。


 この研修の参加者は曲がりなりにも野菜の生産者で有り、直売所の経営者、参加者です。
でも、皆が多少の棚の隙間は有るとは言え、圧倒的な野菜の量に感嘆の声しきり。


 しかも、ホウレンソウなどの葉物野菜を中心に一束70円と言う低価格に二度の驚き。
「えーっ!こんな値段じゃ百姓なんて出来ないよね、可哀そう」なんて声もしきり。


 春の彼岸のさなかと言う事で、右のテントの中では花卉も販売されていました。
これもやはり低価格です。


 ここの責任者の方に、資料を頂きお話を伺います。 
資料によると平成18年のピーク時にはなんと6億5千万円の売り上げが有ったと言います。

 常時出品する生産者は600人と言いますから、平均では一人100万円以上の売り上げですね。
なお、70円と言う価格が多いのはそれが決められた最低価格だからだと言う説明でした。

 蛇足ながら取扱手数料は10.5パーセントで0.5パーセントは出荷者への還元との事。
と、言うことは経営主体のJA前橋市には6千5百万円が入り、それが人件費などに充てられていると言うことでしょう。


 出荷者が儲かり、経営者が儲かり、お客も低価格で儲かる。
いわば三方一両損ならぬ『三方一両得』の存在感のある直売所でした。

 参加者はほぼ全員が沢山の野菜を買い込み、バスのトランクを開けて頂く始末。
「何の団体か内緒にしておいた方が良かったかな」なんて、冷やかした私もも山のように買い込んでしまった。

 でも、直売所そのものの存在感もさることながら、周辺に雪が全く見えないと言う事も夢のよう。
あらためて、雪国で暮らす、雪国で野菜を作るハンディの大きさを感じさせられました。
こりゃもう、特徴のある美味しい野菜を作って勝負するしかないと、心の中でつぶやいたのでした。
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