畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

農天市場の11年間営業最終日(その1)

2017-11-28 04:20:45 | 暮らし

 

 一昨日、日曜日を持って11年間続けた、自前・個人の直売所「農天市場」を終えました。

7月から11月までと言う、限られた期間での営業でしたが良くぞ続けられてきたものだと思います。

 お馴染みさんには、それとなく伝えていましたし、ブログでも予告していました。

最終日は顔馴染みになった、親しくさせて頂いているお客さんが、遠くから何人もお見えになられました。

 こちらが長年のお付き合いに感謝し、お礼をしなくてはならない立場だと言うのに、お祝いをご持参の方も。

スベルべ夫婦の酒好きを知ってのことでしょうか、こんなお酒さえ頂いたのです。

 

  こんなアートフラワーも頂きました。

見事に「フサスグリ」を作り上げていらっしゃいます。

 

 3点も頂きましたが、この「紫蘭」も見事です。

観察力と表現力と言うか、技術がすごいですね。生きているように見え、

「お婆さんが水をくれて困るの」なんてエピソードさえ、お聞かせくださいました。

 

  「紫蘭」と一緒に包みに入っていた「タンポポ」です。

製作者ご自身は、下さる意思も無かったのかも知れませんが、これも見事な作品でした。

 

  すっかり仲良しになってくださった幼い屈託のない可愛い姉妹。

お菓子と、林檎とをお祝いにと言う事でプレゼントしていただきました。

 焼き芋などをいつも美味しそうに食べて頂き、スベルべ夫婦が当初から考えた「食育」も多少達成かな。

「バイバイー、またねーオジサン~」なんて車窓から手を振ってお別れです。

          (続く)

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農天市場最終日の朝

2017-11-27 04:44:19 | 暮らし

 昨日は11年間続けた、自前の農産物直売所「農天市場」の最終営業日でした。

前日軽トラの荷台に載せていたさつま芋をはじめとする野菜を農天市場の建物内に下して山の畑へ。

 農天市場の周りの雪はほとんど消えたので、ひょっとしたら山の雪も解けたかと考えたのは楽観しすぎ。

なんと、前日の強い雨にも関わらず、雪は残っていてしかも凍ってバリバリしていました。

 

 ゴム長で踏みつけた後のくぼみの水は凍っています。

氷点下2~3度までの厳しい冷え込みだったようです。

 

 こんな状態ですから、かすかな期待を持った野菜の収穫も無理です。

左の「チーマディラーパ」と右の「アスパラ菜」は先端を野兎に食べられたりしています。

 

 まだ、木々の葉が落葉しきっていないうちの雪ですから、早いと言えば早い。

まだ、ニンジンなど結構たくさん残っているのですが、もし雪が消える事があったら採ることにします。

 

 畑の端、崖際に行ってみます。霜の下りた木々の枝の間からかすかに農天市場の建物が見える。

急いで山を下り、農天市場オープンの準備を始めることにしましょう。

 最後、最後とブログでアップしたり、お客さんにも通告気味にお話していますから、

きっと大勢の皆さんが来て下さるに違いないですから。

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農天市場最後のオープン

2017-11-26 04:42:23 | 暮らし

 昨日、土曜日の農天市場です。うーん、雑然としていますねー。

思ったよりも多く降った初雪に振り回され、精も根も尽き果てたって感じが漂います。

 

 まだ雪は消え残り、寒い寒い一日でした。

雪をかき分けて採って来た野菜など、精一杯の品ぞろえです。

 

 もう一人の出品者のコーナーです。

そして、午後からは仲間の「トンボ」さんも完全無農薬有機栽培野菜を持って参加してくれました。

 

 焼き芋釜の蓋を開けると湯気が立ち上ります。

左の黒っぽいのは「シルクスイート」で、コロンと丸いのは「安納芋」。細いのは何だったかな。

 

 11年間農天市場を見守ってくれた招き猫ともお別れすることになるのかな。

二人のバドミントン仲間が、大型オートバイ「BMW」で持ってきてくれたのが昨日のように思える。

 短くて、そして長いような11年間でした。

農天市場は儲けなんて微々たるものだったけれど、暖かな人間関係を築いてくれました。

 農天市場を止めても、農天市場の精神は不滅です。さて、今日はいよいよ最終日となります。

明るくなったら、軽トラの荷物を農天市場に下ろし、もう一度山の畑に行ってきましょうか。

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雪の下の宝物(その2終わり)

2017-11-25 04:59:28 | 野菜

 サラダミズナ、白菜などを積んだ手前は貴重な大根葉です。

山の畑は可笑しい事もあります。雪が積もると、それまで見向きもしなかった野兎たちが食べにくる。

 何か危機感を感じて、「それっ、今のうち」なんてやってくるのでしょう。

そっと、前足で雪を掘っている跡を見つけると、スベルべ夫婦と同じだと思わず笑ってしまいます。

 ウサギたちはガッカリするかも知れないけれど、仕方ない。

この大根菜は、茹でてから冷凍し、冬の間に「菜飯」の具として使います。

 

 何回にも分けて蒔いた大根類。

終盤はやや細いものになっちゃいましたが、雪の下からの収穫だから美味しいですよ。

  これも不思議なことですが、雪に合うと大根の味が一段、いや二段も向上します。

自身を凍らせないために糖度を上げるのだと言うけれど、大根に目かセンサーが付いているようですよ。

 

 ニンジンも赤と黄色二種類を収穫してきたけれど、これが結構大変でした。

葉が雪の重みで地面と平らになり、所在が分からくなり、手探りで探し出したのでしたから。

 

 「ワサビ菜」などのサラダの材料が上に。

下に見えるのは「味美菜(あじみな)」です。これもほぼ最後まで採りきることが出来ました。

 

 まだ、いくら何でも根雪にはならないだろうとの会話が交わされる日々。

上手く雪が消えてくれたら、採り残しの美味しい野菜たちが顔を見せてくれると思いますが・・・・。

 最後は儲けもののように探し出した「ビタミン大根」です。

不思議ですが、皮の緑色の部分は果肉も鮮やかな緑色。サラダや漬物を彩る大根です。

 さて、本日からの土・日曜日は「農天市場」最後の営業日になります。

来年は家庭の事情もあり、農天市場の営業は無理かも知れません。11年やってきた仕事も終わりのようです。

            (終わり)

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塩原太助かスベルべか

2017-11-25 04:28:06 | 

 長年スベルべの畑仕事を手伝ったくれたトラクターとのお別れです。

「塩原太助」と愛馬「あお」の別れでも無いけれど、ちょっぴりセンチメンタルに。

 

 13年前、「中越地震」の年に購入し、以来スベルべの手足となって働いてくれました。

トラクターなどの使用実績は走行距離でなくて、エンジンの稼働時間で表します。

 中古で購入した際の、稼働時間を現わす「アワーメーター」は400時間ほどでした。

春秋の短い期間しか使わないはずでしたが、今は800時間を超えた表示になっていました。

 

 13年間苦楽を共にしてきた。って言うと大げさだけれど本当に助かりましたね。

購入時スベルべママは「ジーちゃんに見せたかったね」なんて言ったものでした。

 亡父は「コマメ」と言う名前の、簡易耕耘機で今の何倍もの時間をかけて畑を耕していました。

根気強い父だったからこその仕事でもあり、そして商用車バンの後ろにも乗る手軽な「コマメ」だったのでした。

 

 キャリアカーに乗せられて、別れを告げた愛馬、じゃなくトラクターです。

商品名が「フォルテ」で、スベルべが結成し、監督権選手で頑張ったバドミントンチームの名前と同じでした。

 

 これは今年春の甥の息子を乗せて上げた際の光景です。

春先、雪が消え、新緑が芽吹いた中で畑を耕すことは1年の仕事始めでもあり、気持ちが引き締まったものです。

 さて、これでスベルべの農業、畑仕事は終わり。と、言う事ではありません。

実は新しい機能の付いた、稼働時間アワーメーターが200時間ほどの中古が見つかったのです。

 冬季間、積雪期を前にしての購入も少し変だけれども、来年に向けての投資ですね。

年齢に逆比例して、馬力も少しアップします。体力の衰えを補ってくれると期待しているのです。

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