監督 ヘンリー ハサウエイ
サーカスのテントの中で揺れる空中ブランコを見つめる長身の男マット(ジョン ウエイン)
足元にはピエロの人形
キャップ(ロイド ノーラン)が声をかける
マットはサーカスには呪われているとささやかれている噂あるヨーロッパ巡業に出る決心を話す
マットにリリーのことは忘れるように忠告するキャップ
「彼女はあの夜 風のように消えていったのさ」
マットは姿を消したリリーをずっと探していた
リリー(リタ ヘイワース)の夫 のアルフレッド アルフレッドの弟アルド(リチャード コンテ) それからマットはトリオを組んで空中芸をしていた
だがマットとリリーは恋に落ちた
肉体的な関係は持たない 思いあうだけの恋
それはアルフレッドを傷つけ 遺書を残して自殺した
リリーは娘のトニ(クラウデイア カルナーレ)を残してサーカスからいなくなる
アルドは兄を死なせたマットとリリーを許さなかった
マットはリリーの娘トニを大切に育てたが 空中芸は許さなかった
若くハンサムなステイーブ マッケイブ(ジョン スミス)はいつかは自分もサーカス団の団長になりたいと思っている
団長のマットのことも深く尊敬していた
新聞記者はリリーが消えた事件の記事を書こうとトニに近づくが
マットは記事を 50ドルで買いもみ消す
巡業の最初の目的地の港で船が事故で沈み 旅を続けるのが不可能となり
マットは団を解散 他のショーで働きながら 再びサーカズ団をつくる金を貯めることにする
トニとステイーブ キャップも行動を共にする
旅しながらマットは
リリーを探し続けている
ショウの新聞記事を読み リリーはトニの姿を見にくる
名乗らぬまま言葉も交わした
キャップがリリーの姿に気づきマットに教える
ついにリリーと再会したマット
ずっとずっとリリーを探し愛し続けてきたマット
彼はこれまでのリリーの人生を理解し それでもすべてうけとめただ愛していた
旅しながらサーカスの一座に加える芸人をスカウトもしていたマット
その中にはマットとリリーへの恨みひきずるアルドもいた
ついに一座を結成
リリーもマーゴット アンジェリの偽名で一座に加わる
マットはトニへの空中芸も許した
しぶしぶながらもトニとステイーブとの恋も認める
だがマットとリリーに復讐の思い消えないアルドはトニへ 二人の過去を知らせる
トニはリリーをののしり マットを殴り 荷造りしてーステイーブの説得も聞かずにサーカスから出て行こうとするが
衣裳部屋から火が出て届いたばかりのントがリハーサル中に燃え始める
身の危険も顧みず高い場所へのぼり消火を手伝うリリー
テントの被害を少しでも小さくしようと必死で動くマット
トニは怒りを忘れ 消火に参加する
サーカスで育った サーカスに育てられた娘なのだ
火で動けなくなるリリーを救うマット
サーカスを守ろうとする姿にアルドの長い恨みも消えた
サーカスの人気の空中芸
母と娘で演技する
回転技でトニは母に花を持たせる
百回転をリリーはこなした
リリーとトニのもとにマットは駆け付け ステイーブにも来るように招く
肩を組み笑顔の四人
そして
映画は終わる
ジョン ウエイン素敵 クラウデイア カルナーレ かわいい
リタ ヘイワース いいなあ
ロイド ノーラン いい味
ジョンスミス いい奴じゃあないか
観ながら ああ いいなあ いいなあーって思う映画でした
原作 佐藤多佳子
監督 平山秀幸
今昔亭三つ葉(国分太一)は師匠の今昔亭小三文(伊東四朗)の落語が好きでしかたない
でも三つ葉が高座で懸命にしゃべればしゃべるほどーウケない
客に笑ってもらえない
ひょんなことから超美人だが不愛想 不景気面の十河五月(香里奈)や口八丁の小学生の村林(森永悠希) しゃべりが下手な元プロ野球選手の湯河原(松重豊)に落語を教えることになる
あらためて落語が好きだと思う三つ葉ではあるのだが
両親は相次いで亡くなり祖母の春子(八千草薫)と二人暮らし
村林はクラスのいじめっ子との対決のために湯河原にバッテイングを教えてもらうも対決に敗れ 行方不明に
三つ葉や十河 湯河原らが案じて探すとー三つ葉の部屋の押し入れにいたしてしまった
師匠との一門会に三つ葉は勢いで師匠の「火焔太鼓」がやりたいと言ってしまう
自分の「火焔太鼓」を三つ葉はなかなか見つけられない
「おじゃんになっちまう」このオチをいかす噺
自分をふった男との計画を三つ葉と実現してしまった十河
ほおづきの鉢を届けてくれたりー三つ葉のした些細なことは 十河の心に新しい恋を呼び込んでいた
ひそかに思っていた女性への失恋
ぶきような湯河原 小さいながらも人間関係に悩み一所懸命に生きている村林
しっかり者の祖母
周囲は三つ葉の落語にも影響を与えていた
一門会で三つ葉は「火焔太鼓」で笑いをとる
ひと皮むけたーのだ
師匠にも認められた
村林も落語で級友たちや いじめっこからも認められる
十河は村林との会で 三つ葉が演じた「火焔太鼓」を噺す
湯河原は二軍のコーチとして
それぞれにちょっと人生の何かを乗り越えた
ばあさんがいるがーと三つ葉は十河に一緒に暮らそうとプロポーズ
小説よりは三つ葉の主人公が性格ちょっと悪いかな
村林を演じた子役は達者 落語 とても上手でした
松重豊さん演じる湯河原も人生出てます
香里奈さんも不愛想美女 「美人」役似合っていました
映画観て小説も読んでほしいです
読売新聞朝刊のスポーツ面に連載されている「フィギュア大国への道」30日はー愛知編③ーだった
小塚光彦は息子の嗣彦を恐ろしいほどのスパルタ教育で フィギュアスケートを叩き込んだ
だが世界の壁は厚かった
高かった
嗣彦は息子の崇彦には自由にさせていたが 5歳の崇彦はー「フィギュアスケートをやりたい」と 自分から言ったそうだ
祖父の光彦は孫の崇彦を「自分の命」と練習する姿を見守った
崇彦が忘れられない おじいちゃんの言葉は
小学校3年生で 3回転の練習を始めた崇彦に
「やがて4回転の時代が来る 3回転の次はすぐ4回転を練習しなさい」
小塚崇彦選手は振り返ります
「祖父には先見の明があった」
小塚崇彦選手は2010年から2011年のシーズンに飛躍を遂げましたが
その躍進を支えた曲が フリー演技のリスト「ピアノ協奏曲第1番」
かつて小塚光彦氏は「この曲で滑れる選手を育てたい」と話したとか
孫の崇彦さんは何も知らずに この曲を選んだそうです
おじいちゃんの光彦氏は 涙を流して喜んだとか
日本のフィギュアスケート選手の草分け的存在の小塚光彦氏 厳しく鍛えられた二代目 嗣彦氏
そして自らフィギュアスケート選手の道を選んだ三代目で現役選手の小塚崇彦氏
三代目の小塚崇彦選手の夢は
「(ソチ五輪に)絶対に出場してメダルを取りたい」
調子を取り戻したらー叶わぬ夢ではないと思います
頑張って下さい