夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

あさのあつこ著「夜叉桜」 (光文社文庫)

2019-04-10 18:41:52 | 本と雑誌
夜叉桜 (光文社時代小説文庫)
あさの あつこ
光文社



男の重すぎる過去ゆえにーその過去ゆえに大事な大事な 大切な妻が死んだ・・・
店を大きくしたらー
男には夢があった
夢ができていた


死んだ女房に語り掛ける
その夢を

過去は男を追ってくる
戻そうとする


それとは別に事件が起きる
男の店で働く手代の幼馴染が殺された・・・・・

殺しは続く


小間物問屋・遠野屋の主人清之介は死を呼び寄せてしまうのか
彼の前身は同心・木暮信次郎に何かあると告げる

女達はどうして殺されたのか


死なせた妻にも 自分などに店を託してくれた先代の心に応える為にも
遠野屋の商いに精を出す清之介だが
真っ当な人間として生きたい願い


母親を喪った赤子を育てることになった清之介


「弥勒の月」に続くシリーズ第二作
再読です

シリーズの他の作品を買ったので 復習の為に読み返しました

解説は作家の三浦しをんさんが書かれています