![]() | 夜叉桜 (光文社時代小説文庫) |
あさの あつこ | |
光文社 |
男の重すぎる過去ゆえにーその過去ゆえに大事な大事な 大切な妻が死んだ・・・
店を大きくしたらー
男には夢があった
夢ができていた
死んだ女房に語り掛ける
その夢を
過去は男を追ってくる
戻そうとする
それとは別に事件が起きる
男の店で働く手代の幼馴染が殺された・・・・・
殺しは続く
小間物問屋・遠野屋の主人清之介は死を呼び寄せてしまうのか
彼の前身は同心・木暮信次郎に何かあると告げる
女達はどうして殺されたのか
死なせた妻にも 自分などに店を託してくれた先代の心に応える為にも
遠野屋の商いに精を出す清之介だが
真っ当な人間として生きたい願い
母親を喪った赤子を育てることになった清之介
「弥勒の月」に続くシリーズ第二作
再読です
シリーズの他の作品を買ったので 復習の為に読み返しました
解説は作家の三浦しをんさんが書かれています