夢見るババアの雑談室

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ほぼ身辺雑記です

志駕晃著「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」 (宝島社文庫)

2019-04-25 09:36:20 | 本と雑誌
スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
志駕 晃
宝島社



本の裏表紙による内容紹介の言葉から
ー神奈川県警生活安全サイバー対策課の桐野良一はあるPCから、死体で見つかった女の情報を探っていた。
そのPCは、「丹沢山中連続殺人事件」の犯人のものだった。
秘密を探るうち、犯人は桐野にある取引を持ちかけー。
その頃、巨額の仮想通貨流出事件が発生。
セキュリティ会社で働く美乃里のもとに、ハッカーらしき男からコンタクトがあり・・・・・。
情報化社会の恐怖を描くサイバー・サスペンス!-




前作「スマホを落としただけなのに」の連続殺人奇として浦井という男は逮捕されたが 
彼にブラックサイトなどで交流あったMと呼ばれる人物逮捕の為に 警察は浦井に協力させようと考える

死刑はゆるぎない身である浦井は交換条件として 桐野を窓口とすることを選ぶ
桐野が自分と似ているというのが浦井の言い分

捜査協力なる名分のもと希望するネット環境を与えられる浦井

見つかった身元不明の幾つかの死体


気付かず浦井に影響を受けて操られているようにも見える桐野だが 当人は気付いていない

献身的に桐野を助けようとする恋人の美乃里は拉致される

必死に彼女を助けようと動く桐野だがー


混乱をついて遂に浦井と呼ばれていた男は脱走する

犯人側に刺されながらも助かった桐野は初めて美乃里に告げた「愛している」

その桐野に逃げた浦井と呼ばれていた男から電話が入る

彼は言った
Mは自分が殺した
理由はMの正体を突き止めた自分が殺されそうになったから


捜査を続けていた警察もある真実を突き止めていた
Mの正体は浦井ー死体で見つかった男

そしてM(浦井)を殺し 浦井の名前を使っていた逃亡中の連続殺人奇の名前は不明のまま


シリーズは まだ続くのかも・・・しれません