夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

おかずから

2019-04-14 18:39:34 | 子供のこと身辺雑記
肉叩きで叩いて薄く伸ばした鶏肉に香り山椒に塩胡椒などふりかけ 片栗粉をまぶして溶き卵に漬ける


フライパンにバターを溶かし 鶏肉を両面焼く



そこそこ小さく切った胡瓜・ゆで卵・トマトをマヨネーズで和えて檸檬の絞り汁を加えたものをかける










ピーマン・ゴボウ・ニンジン・サツマイモを炒め煮したの
味付けはほぼきんぴらごぼう風



彼女は幸運でした・・・

2019-04-14 10:37:45 | テレビ番組
Eテレビのドキュランドと言う番組で「美貌の女スパイ・マタハリ」の再放送があった

マタハリという名前を知ったのは子供の頃 市川ジュンさんが描かれた少女漫画「暁の眼の娘」
(これはマタハリの娘の物語だったか)

それからマタハリをモデルとしたマレーネ・ディートリッヒ主演の映画などからであっただろうか

そうしたことで興味をひかれて書店でマタハリについて書かれた本が目に付きー数冊 読んだことがある

裕福な商人の娘として育つが父が事業に失敗し
この父親も自分が貴族であると言ってみたり より自分を大きく見せたい虚栄の人物であったようだが
マタハリと名乗るようになる女性は 父親の血を濃く引いていたのかもしれない

学生時代に校長先生と今でいう不適切な関係を結んでしまい放校

やがて随分トシの離れた軍人と結婚

好き妻になろうとした時もあったが 色好みで暴力ふるう夫
娘を授かるがー

一説によれば 妻は夫を殺したらしい

結婚から解放されて自由の身となった彼女は娘を手放し
生きていく為に己の若さと美貌を売る
その美貌を利用することを思いつく

その素性を様々な創作話で彩り 薄物をまとった煽情的な振付と踊りで評判をとる


その生活を多くの男達が支える

男達 男達 男達

だがー美貌も魅力もいつしか薄れる
飽きられる

新しいスターが次々に現れ 人々の興味は移る


世界各地で興業していた彼女は 何処か愚かだった
自分を過信していたのかもしれない

寝室での男達の寝物語

スパイとして告発され処刑される



幕切れは呆気ない


「死」ただ それだけ


番組の終わり近く マタハリについて語っていた男性の一人が言う
そう伝記作家が
「彼女は幸運でした」と


老いさらばえて死ぬことなく 若くして美しさが残る年齢で死んで その生涯が伝説となり映画化される
若いうちに死んだからこそ


ーそうだろうか?と私は思う
それは男の目線ではないかと

稀代の大嘘つきで 若さと美貌を最大限に利用し 人々を煙に巻き 

身勝手な生き方ではあっただろう


けれど人生をぶつんと断ち切られて 何が幸せなものかと

生きたかっただろう
どうして私がこんな目にーと思ったはずだ


半年間 下着の着替えも赦されなかった
美貌をほこった女性が顔の手入れどころか 下着までも着替えさせてもらえなかった
どれほどの屈辱だろうか


処刑される前 どれだけ恐ろしかっただろうか

救いを求めて彼女は自分を知るありとあらゆる男達に手紙を書いている
「助けて!」と

彼女の魅力に溺れその身体を堪能したであろう 男達は動かなかった

男達にとって彼女が珍しいオモチャに過ぎなかったのだろう
目新しくなくなれば魅力は褪せる


しわくちゃの老婆になろうが 彼女は生きたかったはずだ
生き続けたかっただろう


男達を利用しているつもりだった女は
男達に利用されて命を奪われた


ならば ならば その数奇な偽り多き人生が伝説となり映画にもなったことを
その女性の一生を書いたという伝記作家が「彼女は幸運でした」
などと言ってはなるまいーとも思った

幸運な「死」などないと 私は思う


朝ご飯から

2019-04-14 10:24:51 | 子供のこと身辺雑記
買ってきたハマチのアラを早速煮ました



洗って熱湯かけてー



酒・味醂・醤油・砂糖に薄切り生姜を加えて煮立てた出汁の中に入れて煮る
圧力鍋で下茹でした大根も加えて




豆ご飯




ハマチのアラと大根の煮たの
いかなごにポン酢かけただけの
お味噌汁
サラダ
果物

あさのあつこ著「地に巣くう」 (光文社文庫)

2019-04-14 01:47:43 | 本と雑誌
地に巣くう (光文社時代小説文庫)
あさの あつこ
光文社



「弥勒の月」
「夜叉桜」
「木練柿」
「東雲の途」
「冬天の昴」
に続くシリーズ6作目

父親に命じられ 父親に認めてほしくて言われるがままに15の年から人を斬り殺し続け
兄を殺せと言われて それを拒み父親を斬った清弥
「生き直せ」と兄は言ってくれた
故郷を捨て江戸へ

そこで出会った遠野屋の娘おりん
清弥はおりんの夫として・・・
遠野屋清之介として商人として暮らすようになる
だがー
おりんは死んだ
おりんの死により同心・木暮信次郎とその手下の岡っ引きの伊佐治と関わりができる清之介


些か酷薄かつ捻子くれた言動取る信次郎は何かにつけ清之介に拘る
時に助け合い時に相手の心をつっついて事件たちと向き合うようになる彼等


もめごとから救ってやった女は礼だと30両寄越したが
そこで口にした酒に痺れ薬が仕込んであったか・・・
動きが鈍くなった信次郎は男に刺された


男は何故信次郎を狙ったかー

その男は信次郎の亡き父親にこそ恨みを抱いていたらしい

信次郎の父親には何か秘密があったのか
そこまで恨まれるだけの何かをしていたのか


事は20年前にさかのぼる

清之介も手伝い調べて浮かび上がったことは

信次郎の父親は抜け荷にかかわっていたらしい・・・・・


背後には某藩の存在

信次郎を刺した男は20年前 人を殺して島送りになっていた


刺客に襲われた信次郎・伊佐治・清之介
遂に人を斬る清之介




希うように清之介は商人として生きていくことができるのか
人を斬ったことで 生き方が変わってしまうのか

シリーズは続いています

信次郎と清之介と どう変わるのか変わらないのか どう生きていくのか
それがこのシリーズの持つ力
彼等のこの先を知りたいと思ってしまう
近寄るには剣呑だが 頼りがいはある男達二人のこれからがどうなるのかと