夢見るババアの雑談室

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蒼井碧(あおい ぺき)著 「オーパーツ 死を招く至宝」 (宝島社文庫)

2019-04-19 15:48:38 | 本と雑誌
オーパーツ 死を招く至宝 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
蒼井 碧
宝島社




1992年 ドイツ デュッセドルフ生まれー20代の作家さん これが文壇デビュー作のようです

第一章「十三髑髏の謎」

第二章「浮遊」

第三章「恐竜に狙われた男」

第四章「ストーンヘンジの双子」

エピローグからなる一冊


解説は大森望氏




東京都内にあるS大学の学生となった鳳 水月 (おおとり すいげつ)は その大学の学生食堂で自分そっくりの男に声をかけられる

まるでドッペルゲンガーのような水月に瓜二つの男は古城深夜(こじょう しんや)

自称・一流のオーパーツ鑑定士
かなり胡散臭い肩書だが世界を股にかけて活動しているらしい

そっくりの容姿を生かして自分の身代わり受講をしてほしい 金は出すーというのだった

両親がいない水月はこのバイトを引き受けたことから 深夜が出くわす奇妙な事件に巻き込まれていくこととなる


深夜の姉のまひるは警察の仕事をしており これもなかなかユニークな人物だ



独立していると思われた四つの事件だが ある人間達が介在している可能性がエピローグで示される

これは初めの物語にすぎず これからシリーズとして続いていくのだという宣言かもしれない