大森署の署長として力を尽くしてきた竜崎だが 人事異動が近々あると同期から情報が入る
不思議な感慨に襲われる竜崎
だが事件は起こり続けている
鉄道のシステムダウン
リンチ殺人
続いて銀行もシステムダウンし
ひっかかるものを感じた竜崎は署員を派遣する
縄張り意識の強すぎる人間
しきたりを必要以上に大事にし縛られている人間に 時にぶつかり いなしつつ
気ごころ知れた刑事達の勘も信じ大切にして事件の解明に心砕く竜崎
息子はポーランド留学を考えていた
人事異動となれば 引っ越しもある
事件を起こすのは人だ
どれほど時代が変わろうと
殺された人間と同じ非行グループの一員だった人間たちのおそれ
彼らは何をおそれているのか
浮かぶハッカーの名前
その正体に竜崎がせまる
竜崎 大森署署長としての最後の事件
解説は作家の増田俊也氏です