碁を打つ
それも名人になる
それなりに技量ある人物たちが いずれは名人にーと志つつ壁を知り
自分はその器ではないーと悟る
ある者は病にたおれ 志半ばで世を去り
碁の鬼かと思える人物でもたどり着けない
「名人」
史上最強の名人へ
少年はいかにして到達したか
最初から強かったわけではない
自分より強い人間
勝てない相手もいた
ひたすら碁のことを考え続ける
ある時は これに勝てなければ切腹して死のうと覚悟したことも
上巻では後の幻庵がまだ立徹と名乗っていた少年時代 終生の好敵手と思っていた相手と 知らずー 最後の対局をしたところまで