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夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

塩野七生著「サロメの乳母の話」新潮文庫

2007-05-26 13:18:51 | 本と雑誌

塩野七生著「サロメの乳母の話」新潮文庫
「貞女の言い分」「サロメの乳母の話」「ダンテの妻の嘆き」「聖フランチェスコの母」「ユダの母親」「カリグラ帝の馬」「大王の奴隷の話」「師から見たブルータス」「キリストの弟」「ネロの双子の兄」「饗宴・地獄変 第一夜」「饗宴・地獄変 第二夜」 が収録されています

「貞女の言い分」はトロイ戦争にも参加したオデュッセウスの妻の話
「サロメの乳母の話」は妖艶 男好き 淫乱と言われているサロメを全く別の人間として描写したもの

「ダンテの妻の嘆き」も 嘆きというより ダンテをさめた皮肉な目でとらえている

「ユダの母親」キリストとその弟子達を必ずしも完全無欠とは捕らえていない

ユダの母親としてるが あくまで諷刺である
「カリグラ帝の馬」これも皮肉にみちた作品

「聖フランチェスコの母」一種の親馬鹿譚

「大王の奴隷の話」アレクサンドロス大王の死までを駆け足で追いかける でも書きたかったのでしょうね

「師から見たブルータス」 カエサルを暗殺したブルータス ひきょう者で情けない奴というイメージが強い人物ですが さて?

「キリストの弟」ここでもキリストは余りよく描かれていません

「ネロ皇帝の双子の兄」暴君ネロ しかし 実は―という物語

そして 「饗宴・地獄変 第一夜」 マリー・アントワネット トロイのヘレン クレオパトラ など 地獄ライフを楽しむ面々の会話

物騒な性格の私としては 彼女達を死にいたらしめた人の世を呪い魔女となり 現世への復讐を始め 選ばれた古今の英雄が 対抗して立ち上がる
なんて話を読みたくは あります


連発するたてこもり事件

2007-05-26 11:28:24 | 子供のこと身辺雑記

愛知県ではまだ23歳の警官の命が奪われた

現場でどうにかできなかったかーとの意見も多い

でも思うのだ 現場のことは現場にいた人間でないと分からないーと

危機管理の体験も豊富な佐々淳行氏の意見は こうだ

http://www.sassaoffice.com/index.htm

氏のサイトです

ただ圧倒的経験 難事件の現場にあった氏と違い そういう経験がない者が 多いのだ

現場指揮をとる者達へ 佐々氏のような経験や その場での選択を教える学校みたいなものがあっても いいのではないかーと思う

あとでの世論を考えると思い切ったテがうてないー現場も分かる

安全なところにあって あれこれ言いたがる人間や番組が多すぎるのも

あまりいいことではないようにも思える

笑止すぎる意見 たれ流しコメントも多いので

そこにある銃口と対峙した時に同じことが言えるだろうかと


塩野七生著「ローマ人の物語 すべての道はローマに通ず」[上][下]新潮文庫

2007-05-25 20:05:52 | 本と雑誌

塩野七生著「ローマ人の物語 すべての道はローマに通ず」[上][下]新潮文庫
塩野七生著「ローマ人の物語 すべての道はローマに通ず」[上][下]新潮文庫
27・28巻 たびたび出てくるインフラについてソフト面とハード面から語られる
土木工事の技術は素晴らしいものがあったローマは 下水 水道 橋 道路
現在でさえ使用されているものが多く残っているのだ
橋の建設は現代が便利な機械があるだけで その方法は基本的には遜色ないのだ そして社会福祉 民衆への保護

それらについて 写真 資料も分かりやすいように掲載されています

さて文庫本化されているのは ここまで
あとは美麗本です
残る四冊 来週の楽しみにしたいと思います
佐藤賢一著「剣闘士スパルタクス」買ってきました

「カエサルを撃て」が見つからなかったのが残念

塩野七生先生の「サロメの乳母の話」「チェザーレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷」なども読み返してみようと思います

千年経とうとも変わらないのが 人間の本質―なのかもしれません


塩野七生著「ローマ人の物語 賢帝の世紀」[上][中][下]新潮文庫

2007-05-25 11:01:35 | 本と雑誌

塩野七生著「ローマ人の物語 賢帝の世紀」[上][中][下]新潮文庫
塩野七生著「ローマ人の物語 賢帝の世紀」[上][中][下]新潮文庫
塩野七生著「ローマ人の物語 賢帝の世紀」[上][中][下]新潮文庫
塩野七生著「ローマ人の物語 賢帝の世紀」[上][中][下]新潮文庫
24・25・26巻 同時代人が黄金の世紀と呼んだ全盛期をローマにもたらした皇帝たちについて語られる

トライアヌス帝 在位20年 良き皇帝たらんと努力し続けた人と言えるかもしれない

偏屈な老人に晩年は化したハドリアヌス帝だが 国中を廻り できることは全てやりとげた ハドリアヌスが愛した美青年アンティノーは 漂わせる雰囲気が日本ハムのダルビッシュ優投手に似ている
続いてアントニヌス・ピウス
彼は良き父親として生きた―英国紳士を連想 彷彿とさせられると 著者は言う


塩野七生著「ローマ人の物語 危機と克服」上・中・下 新潮文庫

2007-05-24 19:20:22 | 本と雑誌

塩野七生著「ローマ人の物語 危機と克服」上・中・下  新潮文庫
塩野七生著「ローマ人の物語 危機と克服」上・中・下  新潮文庫
塩野七生著「ローマ人の物語 危機と克服」上・中・下  新潮文庫
21・22・23巻
ネロの自殺後 ガルバ オトー ヴィテリウスと短命な政権が続く ローマは 良い指導者を見つけられず 良い人材も先に見通しのつかぬ人間により自殺へ追い込まれたりする

胸のすくような―活躍をしてくれる人間は出てこない

そして父から子へ どちらも下からの叩き上げの軍人で実務の経験もあり 政権は続いていくはずであった
しかしバトンを受けた長男はわずか二年で死ぬ
その弟は 兄よりかなり年下で 父や兄のした苦労や積んだ必要な経験もなかった

そして殺される
で また 次の皇帝に
現在も支持率など表されるが 民衆は浮気だ 善政が人気を呼ぶとは限らない

そして どう見ても国民に仇しているとしか思えないのに続く政権もあるのだ


信号待ちの合間に できること?!かしらん

2007-05-24 09:41:07 | 子供のこと身辺雑記

信号待ちの合間に できること?!かしらん
長い信号待ちの間 ふとルーム・ミラーに目をやると 後ろの車の運転席で 私より年長の女性が コンパクトにスポンジ持ってファンデ塗りの最中 都合五つ先の交差点まで 信号待ちにかかるたび 口紅 アイシャドー頑張っておられました
身だしなみ きっと寝過ごしたのかしら それとも手慣れてたから毎朝の光景なのかしら

私もリキッド状の口紅を車に積んでいるけれど
車に載せるのに スティック状のは 熱で折れやすくなるので

スッピンだと人前に出るのは暴挙(爆)なお年頃
最近は病院メインで 一応地味化粧
ああたまには 派手な化粧して いかれた格好してみたい(笑)

娘から忘れ物した~と メールが届き 校門まで{お嬢様の忘れ物}を届けた朝のことでした

友人が付き合って一緒に待っていてくれて いつもは無愛想な娘もさすがに 困ったような笑顔で「ごめん」と 友人と楽しそうに話しながら校門の中へ駆けていきました

やれやれ です


暑さに負けて?

2007-05-23 17:00:54 | 子供のこと身辺雑記

暑さに負けて?
暑さに負けて?
暑さに負けて?
素麺にしました 庭から紫蘇を摘んできて薬味に使います
冷凍室に必ず入れてる生姜をすりおろし それと おやつのとうもろこし
茹でてから 焼いて焦げ目つけ 甘辛いタレかけて焼き 出来上がり
時間があればうす焼き卵も焼こうかな きゅうりは 千切りサラダにして すり胡麻入りドレッシングであえましょう


塩野七生著「ローマ人の物語 悪名高き皇帝たち」[三][四]新潮文庫

2007-05-23 12:17:02 | 本と雑誌

塩野七生著「ローマ人の物語 悪名高き皇帝たち」[三][四]新潮文庫
塩野七生著「ローマ人の物語 悪名高き皇帝たち」[三][四]新潮文庫
皇帝クラウディウス カリグラが暗殺されて帝位につく
それなりに頑張るが 妻に毒殺されたらしい
それにより 歴史上悪名高いネロが帝位につくのである

干渉する母を殺し 愛人と結婚するのに邪魔な妻を追放し殺した
自分の立場を守るために キリスト教徒を大量虐殺
たいしてうまくもない詩に歌を褒め 芸術家として認められたかった大きな子供

帝位にあるには危険すぎる成長できない子供
ゆえに人々は怒る 裏切られたと

その愚かさゆえに ネロは死ぬ

かくして時代は また移る


塩野七生著「ローマ人の物語 悪名高き皇帝たち」[1][2]新潮文庫

2007-05-22 19:33:13 | 本と雑誌

塩野七生著「ローマ人の物語 悪名高き皇帝たち」[1][2]新潮文庫
塩野七生著「ローマ人の物語 悪名高き皇帝たち」[1][2]新潮文庫
塩野七生著「ローマ人の物語 悪名高き皇帝たち」[1][2]新潮文庫
塩野七生著「ローマ人の物語 悪名高き皇帝たち」[1][2]新潮文庫
17・18・19・20巻が 「悪名高き皇帝たち」[一][二][三][四]となります
ティべリウスは労多くして報われなかった皇帝と言えるでしょう
愛する妻と離婚させられ 先帝の権高い娘をおしつけられ
家庭的にも不幸で

健全財政の為の政策は 民から ケチと思われた

その後 皇帝になったカリグラは 亡き父が人気者であった為 熱狂的に民から愛されます
見掛けも美しく まだ20代でした
本の中の肖像は 驚くほどオーランド・ブルームに似ています

しかし今までの皇帝と違い 戦場での経験もなく 財政面のことも何も分からなかったのでした

無茶苦茶なかきまわし政治の挙句 受け継いだ財産は限り無くゼロに近付き
ついには まだ30歳にも ならぬ身で殺されます

ただのアホが帝位についてしまったのでした 彼を殺さざるを得なかった人間達の方が 辛い選択をしたと言えるでしょう
カリグラを殺した犯人は 彼を幼いうちから知り子供のようにも思ってきた人物でした


葡萄 イチジク 柿

2007-05-22 18:58:22 | 子供のこと身辺雑記

葡萄 イチジク  柿
葡萄 イチジク  柿
葡萄 イチジク  柿
葡萄 イチジク  柿
柿の花は白い 匂いは・・・しない気がする―「細腕繁盛記」ナレーターのパロディになっております―

無花果の実が随分大きくなりました 楽しみです

葡萄の実 これから秋にかけて ゆっくり ゆっくり熟していきます ベリーAです

ほそうでと打ったら携帯さん「舗装で」と最初変換しました
「舗装で繁盛記」何やらパロディものが でっちあげられそうでは ありませんか

くどいところもあったけれど 花登笥先生の根性商売ドラマ 好きでした
小山明子さんが出てた「道頓堀」このドラマが最初に見た花登先生の作品のように記憶しています
赤い灯 青い灯 道頓堀の 川面に映る♪ 「道頓堀行進曲」も大好きでした


花それぞれ(苦し紛れの題だったりする・笑)

2007-05-22 18:41:09 | 子供のこと身辺雑記

花それぞれ(苦し紛れの題だったりする・笑)
花それぞれ(苦し紛れの題だったりする・笑)
花それぞれ(苦し紛れの題だったりする・笑)
赤はロブロイという品種です メル・ギブソンが主役を演じた「ブレイブ・ハート」からきたかと思います
勇者の名前

青薔薇はロイヤル・ブルーという品種

小輪のピンクは もとはミニバラ
品種は綺麗さっぱり忘れました・笑


塩野七生著「ローマ人の物語パクス・ロマーナ」上・中・下 新潮文庫

2007-05-21 20:04:42 | 本と雑誌

塩野七生著「ローマ人の物語パクス・ロマーナ」上・中・下 新潮文庫
塩野七生著「ローマ人の物語パクス・ロマーナ」上・中・下 新潮文庫
カエサルが後継者に指名したオクタヴィアヌス(後のアウグストゥス帝)は美男だったそうだ 結婚に関する法律から言えば変に生真面目な

敵をも許す できる限り殺さない寛容の精神を守ったカエサルは 幼い日 身内が殺されたゆえに 権力を持っても人の命に限り濫用しなかった

しかし 敵さえも許したゆえにカエサルが よってたかって殺された
若いオクタヴィアヌスは用心深くなる 本心を見せなくなっても無理はないだろう

カエサルが直線でボールを運ぼうとするなら 曲線で渦巻状態で運ぼうとするのがオクタヴィアヌスだった

誰もがその真意に気付かぬうちに物事を進めるのだ

後継者には自分の血を引く者に こればかりは拘ったが 皮肉にも皆夭折するか 素行が悪かった

次巻からは いよいよ帝政の時代に入っていく