夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

潮見知佳「ラグトニア」祥伝社

2007-05-12 11:15:55 | 本と雑誌

潮見知佳「ラグトニア」祥伝社
潮見知佳「ラグトニア」祥伝社
潮見知佳「ラグトニア」祥伝社
魔物に襲われた旅の女性を助けたごつい男は 魔物退治をする剣を使いこなすリージアン(霊術師)を探していた
剣(浄魔霊剣・イグリース)を訪ねて旅する女性は かつては王女だったが家族も国も 目や両足すら魔に奪われ リージアンにより使命と命を与えられた
かつての国を取り戻す為に
ラグトニア(敗魔者)とは 魔に命を喰われた者

間谷の黒の守り人である大男カルダス
冒険と戦いの旅は始まったばかりです

作者の漫画家さんは 秋田書店を中心に作品を発表しておられます


万城目学(まきめ まなぶ)著「鹿男あをによし」幻冬舎

2007-05-12 00:58:17 | 本と雑誌

万城目学(まきめ まなぶ)著「鹿男あをによし」幻冬舎
京都大 法学部 卒 昨年「鴨川ホルモー」で作家デビュー

なんという作品だろう
マドンナ 悪い教頭 無口だが愛すべき男 そして東から来た主人公
「坊っちゃん」なのだ
だけどより破天荒な設定だ
鹿に選ばれた男は サンカク 目を探さなくては 世界が壊れる と鹿に教えられるのだ

神経衰弱による妄想だと 思いこもうとする主人公
だが―顔がだんだん鹿になっていくのだ

最初から反抗的だった生徒 堀田
だが それには深い理由があったのだ

研究室を{神経衰弱だから―}そう教授に言われ頼まれた教師の仕事
しかも女子高

引き受けさせられた剣道部の顧問

読まなきゃ駄目な世界だ

松尾芭蕉の句の斬新すぎる解釈

ひろげられた大風呂敷が心地よい作品です