夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

東野圭吾著「夢幻花」 (PHP文芸文庫)

2020-07-10 20:49:26 | 本と雑誌



過去の通り魔殺人 

若者の突然の自殺

女のコとの交流を父親にとめられた中学生
相手の少女とは連絡すらとれなくなる


イトコの死から間もなく祖父も殺された女性


やがてそれらが一つに結びつく

謎の黄色い花

偽名を使う女


謎を追ううちに今後の生き方を見失っていた若い男女は 自身の道を見つけ直す


百田尚樹著「幸福な生活」 (祥伝社文庫)

2020-07-09 22:10:32 | 本と雑誌


19編からなるショートショート集
皮肉な終わり方をするもの なるほどそう落ちるのかと思わせるもの

解説は宮藤官太郎氏
才人から見た作家を 書いてくれています

太田紫織著「櫻子さんの足下には死体が埋まっている わたしを殺したお人形」 (角川文庫)

2020-07-06 20:47:27 | 本と雑誌



シリーズ15作目(令和元年12月25日 初版発行)
現在 最新作

やたら死体と遭遇する櫻子と正太郎を怪しむ記者登場

彼は 櫻子と正太郎の探偵ごっこが見たいと言う

頭蓋骨にある蝶の形の骨を集めるコレクター
その人物の影が漂う事件

戦前 アメリカから贈られた人形
その人形を展示する場所であったこと

事故死した男が持っていた頭蓋骨

過去の事件にからんだ女性も登場


正太郎は さそわれてしまうのか


などとね いい所でシリーズ次作に続きます

太田紫織著「櫻子さんの足下には死体が埋まっている キムンカムイの花嫁」 (角川文庫)

2020-07-06 20:39:46 | 本と雑誌



九条櫻子さんのばあやの梅さんの誕生日のお祝いに旅行をと計画した正太郎と櫻子

しかし櫻子はばあやの誕生日を間違えていた

しかも旅先でまたもや死体と遭遇する櫻子と正太郎

ヒグマの骨がほしい櫻子の見立てに


身勝手に自分の娘を殺し 娘の友人をも死に至らしめた男

そして青葉は 櫻子を狙う人間の協力者だった

櫻子を護りたい正太郎

まもりたいがゆえに 若い心はもろい

太田紫織著「櫻子さんの足下には死体が埋まっている  わたしのおうちはどこですか」 (角川文庫)

2020-07-06 20:28:31 | 本と雑誌


幼女をさらったのは彼女の養父の不倫相手だった

妻の妊娠から別離を告げられた女は 男の妻を恨んで
自分の不幸は 自分の心にこそ因があるのに

この誘拐に正太郎の友人の鴻上百合子もからんでいてー
その言動に振り回される正太郎

だけど百合子の心は闇に落ちてはいなかった



「ハートのジャックは何処に消えた」
消えたお菓子 そのお菓子を隠したのはー

復讐を考えていた娘

自分の病気に気付いていなかった男



「帰ってきたテデイベア」
怖ろしくない優しい幽霊が出てまいります

ぬいぐるみをめぐる物語




太田紫織著「櫻子さんの足下には死体が埋まっている  ジュリエットの告白」 (角川文庫)

2020-07-06 20:17:53 | 本と雑誌




骨大好き美女の九条櫻子 正太郎と兄の兄弟旅行に同行し 気付く
展示されているのは 説明にあるような大昔の骨ではない
そこから納得できない櫻子は 調べ始める

正太郎は櫻子という人間をよく知らない兄と いつでも自由言動の櫻子の間にも気をつかいながら 真実を捜して


弟を心配する兄

「わたしのおうちはどこですか 前」も収録


こちらは消えた幼女を捜す物語

そこには また気味悪い人間の影があって



「もりたじゅん傑作選 2020年夏号」 (メディアックス 発行)

2020-07-04 21:01:01 | 本と雑誌


「ハサミとカミソリ」

父親の理髪店と道路を隔てた真正面に美容院を開いた娘ー市子(いちこ)
父親は自分の店で働く鉄と市子を一緒にさせるつもりだった
鉄は恩人の娘だから その話を受けようとしている
若かった市子は しょうもない男とくっついて家を出てー
やっと自分の心に正直になろうとしたけれど


「入賞を一人前になった証に 市ちゃんを迎えに行きたかったんだよーっ」





「ふたり静」
同じ名前で同じ年 だけど性格は正反対な二人の若い娘

明るい笑顔の娘にひかれる父親


その娘につきまとう暴力ふるう男から 守ろうとプロポーズ

ところが事故死


父親が大好きだったファザコン娘と 未亡人になった妊娠中の娘は一緒にくらすことに




「わが青春に悔いなし?」

「性転の霹靂」

事故での魂ー心入れ替わりのコメディ

最後はハッピーエンドです



「性(格」の一致」

下のきょうだいの結婚にさしさわるから とっとと結婚しろと見合い相手を用意され それに逆らい 契約の婚約をした男女

ところが偶然出会った二人は 実は親の決めた縁談相手で

いつしか本当に好きになっていてー



「地球温暖化現象的恋愛」

近所の少し年が離れた男性が初恋相手
ところが男性の方は妹のようにしか見ていない

気になるは惚れたってことよー





昔むかしの私が小学生の頃 もりたじゅん先生は少女漫画雑誌「りぼん」に描いておられました

コメディよりも 少し哀しい大人の世界を描いたアンハッピーな話が記憶に残っています

それからレディースコミックに描かれるようになりました


その昔 少女漫画は描く分野にもかなりな制約がありました
当時の漫画家さんは かなり壁にぶち当たりながら 作品を描いておられたのではと思います

本当にかきたいものを かけないのは辛いですよね


よしながふみ作「大奥 」 (白泉社)

2020-07-04 20:45:32 | 本と雑誌


第十七巻

赤面疱瘡が流行し 男子が減ってー
女性が江戸城の主ー将軍となる
やがて時間は流れ 十四代将軍の徳川家茂(とくがわ いえもち)
彼女は人柄優れ聡明な女性であったが いささか体が弱い

和宮として降嫁して 実は身代わりだった親子(ちかこ)にも理解を示し
打ち解けなかった親子にも優しく接し 頑なな心をとかしていく


家茂の負担を減らそうと 親子は彼女の代わりに子供を産もうと思い付くが





第十八巻


家茂は京で急死した

慶喜が将軍となり 激動の時代を迎える


江戸城に遺された人々は 終わりの日を見つめて生きることになる



男女逆転の大奥を描いた壮大な物語は次巻にて最終巻
その19巻は2021年冬発売予定だそうです


とうとう ここまでたどり着いたのかと作者をねぎらいたい気持ちがあります
ここまで描き抜いたのかと
なまなかな力量ではありません

ねこ ネコ

2020-07-04 20:26:55 | ペット
買物した中身を取り出した空き袋に飛び込んで遊ぶ麦丸





入れると嬉しいらしい











姑の家の庭に来る猫

数日 姿を見なかったのですがー戻ってきました♪

車から降りたら 鳴き声あげて おやつ催促してきます

みゃー みゃー(ここにいるよ ご飯ちょうだい)


でも あんまり近寄ると フー!!!と大きな口開けて怒ります

そこそこの距離感で食べる物置いて離れたら 嬉しそうな声で みゃああ みゃああと鳴いてから食べ始めます

その様子が とってもかわいいんです

おかずから

2020-07-04 20:20:16 | 子供のこと身辺雑記
薄切りした野菜に焼き色つけてから 出汁で煮るだけ
今日はかぼちゃ・ピーマン・人参






麩と海老のお吸い物







海老は片栗粉をまぶして洗ってから 加えます
海老を加えたら数分で火を止めます

あとは三つ葉とかネギなどいろどりに加えるだけ




長男用のお昼
ご飯だけは自分でつげーと この状態で置いていきます





サッカーの試合も始まるとかで 長男が応援の愛の言葉をホワイトボードに書いていました
「離れても心合わせる90分 恋焦がれるは ただ勝利のみ」






試合は神戸で行われていて 普段なら応援に駆け付ける長男ですが

「ま こういう時期だから仕方ない」と ユニフォーム着込んで 部屋で声を張り上げています

勝つと・・・いいね

太田紫織著「櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶の足跡」 (角川文庫)

2020-07-03 21:49:30 | 本と雑誌



お屋敷から櫻子と梅の姿が消えて 二人は行方不明に

案じて捜す正太郎だが 


母が管理する賃貸物件
遅れた家賃を立て替え払いした女性の様子が気になり 後日 正太郎が訪ねると 彼女は死んでいた

自殺らしい

櫻子と共に調べていくと


人を轢き殺して反省もせず 悪事を続けてきた男

その生き方が許せなかった人間達
彼等なりに正義を為そうとしたが
それもまた犯罪

ねじれてしまった正義感は 既に正義ではない

生き方を間違えてしまった人間達


骨コレクターの影も漂う

まるで 出来の悪いストーカーのように

太田紫織著「櫻子さんの足下には死体が埋まっている 白から始まる秘密」 (角川文庫)

2020-07-03 21:39:06 | 本と雑誌


大きなお屋敷に住む美しい女性 九条櫻子が何者かを知る前 正太郎はそう思っていた
ところが いつしか彼女を怪しく思うようになる

彼女が持っていた毛むくじゃら 

けれど そんな櫻子は行方不明の老女を見つけ 痴呆のかかった老女の心の気懸かりを推察する
老女の哀しい過去
老女が神社に埋めたものはー



正太郎は櫻子と周囲の人々が 自分を通して誰かを見ているようなーそういう気がしていた
櫻子の叔父を見舞いに行き 彼等が見ていたのは幼くして死んだ櫻子の弟だと知る

そして櫻子からだと思っていたメールの相手が 恐るべき骨のコレクター
犯罪の影にいる人物であったことに気付かされる



太田紫織著「櫻子さんの足下には死体が埋まっている 冬の記憶と時の地図」 (角川文庫)

2020-07-02 21:07:04 | 本と雑誌


人間の頭蓋骨の中に蝶の形をした骨がある
自殺と思われた死体
土中の死体

それらの死体の共通点は 蝶の形の骨が奪われていること

この骨をコレクションしている人間がいるらしい

事件性を疑い探っていた刑事は姿を消した

九条櫻子は正太郎と共に 自殺で片付けられた女性のことを調べ始める

するとー

櫻子の達した事件の真相

犯人は櫻子を傷つけようとし 正太郎は犯人に射された



北海道を舞台に綴られる物語
北海道ならではの食べ物もとても美味しそうです

美形も美女も 将来いい男に育ちそうな少年も登場

謎 北海道 大型犬 猫など
好きな方へ

太田紫織著「櫻子さんの足下には死体が埋まっている 蝶は十一月に消えた」 (角川文庫)

2020-07-01 21:37:17 | 本と雑誌


正太郎の同級生の百合子の叔母の椿がストーカー被害にあっているという
飼い猫も殺されたと

だがー猫を殺した人間は意外にも
ダメ男との恋愛を繰り返してしまった椿 最後は良さげな男と出会えたようで



亡くなった祖母が百合子がお嫁にいくときに持たせたかった絵はどれなのか


家出した娘 家に帰れない娘
消えた娘

埋められた遺体からは ある骨が消えていた
背後に関わる謎の絵かき

不気味な人物の登場はシリーズに暗い影を落とす

太田紫織著「櫻子さんの足下には死体が埋まっている  雨と九月と君の嘘」 (角川文庫)

2020-07-01 21:22:32 | 本と雑誌



交番勤務の内海の友人が呪いに悩んでいる
呪いを解くべく相談を受けた櫻子

一族の男子が短命だった理由は・・・あった

妻子に苦労させたくなかった男


正太郎の祖母が 遠回りしても見舞いにプリンをと拘った優しい理由


磯崎先生に理科準備室の片付けを頼まれた櫻子と正太郎
だがー人間の骨が出てきてしまった



骨と謎と 北海道の美味しい食べ物が出てくるシリーズです