レビュー一覧は、こちらから。
ソウォン父は、怒りました。これがねぇ、すごくまともな怒りなんですよ。
たいていのドラマじゃ、怒るのはそこ?・・・と思うような、普通とは違った点で怒ったりしましてね。いかにも地位が上の人たちの一般常識とはかけ離れた意識があるんですが、この作品では、そこいら辺が、とても常識的です。
ソウォン父は、妻を亡くして以来、息子を自分と同じ様にしたいと、厳しく育て上げて来たつもりなんですよ。それがねぇ・・・この一件で全て無になってしまうわけですから。
ヒョンミン父カン会長も、その地位のある人間として、また、父としての当たり前な感情を表しましたね。
この二人が事件を知った時の最初の感情が、とても納得出来た私です。
でもね、結局は、息子の将来を考えて、どーにかもみ消そうとするんですよ。
ところが、警察はそこまで馬鹿じゃない。
おまけに、担当のソ刑事が、腕利きでして。
現場に残されたいろんな証拠から、これが単なる窃盗&交通事故じゃないと判断。
ヒョンミンを逮捕したのです。
焦ったカン会長は、ソ刑事を抱き込むことにしたのですよ。
扶養家族も多く、自分自身もガンだと診断されたというソ刑事。意外にあっさりとお金で良心を売りましたよ。
ヒョンミンは10日間の拘留の後、釈放されました。
この一件で、ソウォン父が息子に行った教訓は、“真実の上に権力がある”ってこと。う~ん・・・
また、ヒョンミンは、10日間の拘留が死にたいくらいに辛かったと言いまして。二度と入りたくないし、万が一同じ様な状況になったら、死ぬ・・・なんて言いましたよ。軽々しく死ぬなんて言うなよ
釈放されたヒョンミンをナムジュンが記者に交じって見つめていました。
彼はこの事故を報道されているような事実じゃないと感じています。
そして、植物状態のセミに、叔母パク・ソンヨンを会わせました。療養保護士と言う資格を持っているとか。その資格を生かしてセミを直そうと考えているのかな?
それにしても、あまりにもこの事件にこだわり過ぎるよね、ナムジュン。その理由がイマイチはっきりしません。父の死の真相を調べようとしてるのは分かるけど、だからといって、この事件にかかわろうとする意味が分かりません。
セミ母は、事件の夜ヒョンミンとソウォンが一旦別荘にタクシ―で帰って来たのを目撃していました。
それを、ちゃんとソ刑事にも供述していたんです。なのに、ヒョンミンを釈放した・・・。
それが我慢ならなくて、警察がやってくれないのなら、自分がやる・・・とどうも、放送局に行ったようです。マスコミに訴えるのもよい方法かもしれませんね。
それを、ソ刑事に報告してる時、なんと
はねられちゃったーっ
ジミンの運転手ペクチュンの仕業のようですよ。
セミ母に動きが目障りだと、ヒョンミン母が命じたのかな?
ペクチュンは、多額のお金をカン会長から貰っています。それに、ヒョンミン母からも、別口でお金を貰っているんですね。で、何でも言う事をする・・・と約束してるんです。
その‘仕事’がこれ
ジェジュンは、一瞬目が合ったように思い、医者に訴えますが、錯覚と言われてしまいました。やけ酒をあおってるジェジュンの前に、ジミンが。どんな事をしても、ジェジュンを自分のモノにしようと思ってるようですよ。
セミは、寝たきりで植物状態なんだけど、少しだけ回復の兆しが見えます。
そして、とうとう意識が戻りそうですよ。両親、恋人、仕事、そしてお腹の赤ちゃん…全てを失ったその瞬間に。