韓国ドラマ公式ガイドブック 優しい男 (MOOK21) | |
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ウンギが思い出したのは、雨の日、必死にマルへの気持ちを訴えたあの時の記憶でした。
心の底からマルを愛している・・・ということ。
だから、結婚したい・・・といきなり言いだしました。自分が今マルを想う気持ちは、記憶を失くした昔と同じだったと確信したからでしょうね。
マルも、それを受け入れました。
ただ、ウンギが完全に記憶を取り戻した後だ・・・と言いました。もしかしたら、気持ちが変わるかもしれないから・・・と。
結婚するということで浮かれるウンギに、マルは冷静に言ったのです。
ジェヒは、マルを忘れていないというのは本当のようです。
マルと会社とを天秤にかけた時、会社が買ってる・・・というだけなんですね。だから、今は、マルをも手に入れたいと思ってるわけで。そして、マルも、自分を忘れていないと思いたい・・・。そんな感じなんでしょう。
アン弁護士は、ジェヒに惑わされてこの道を選択したわけで。だから、恩のあるソ会長まで死に追いやってしまったんです。
今さら、マルの元に行きたいとジェヒが思うなんて許せないですよね。
ウンギは、一方でソク教授から言われた事が気になっています。何故逆走してしまったのか・・・ということです。それとともに、相手の人物の事も気になっていました。
ネットで検索してみても“Kさん”としか載って無くて・・・。
チョコもマルの事がばれないかと、びくびくして見守るしか出来ません。
そんな時、ジェギルがマルの病状を知りました。マルの友人の医者から詳細を聞かされたようです。
すぐにでも手術が必要だ・・・と。
で、チョコとウンギに事情を話す・・・と言ったのです。それを、必死になって止めたマル。
今が本当に幸せなんだ・・・と言いました。チョコも、元気になって、行方不明だったウンギも自分のところに帰ってきてくれた。そして一緒に生活している・・・。
彼らの何気ない笑顔や会話、そして楽しげな様子を、見る事が自分にとっては何物にも代えがたいものだと。
しばらく、この幸せを味わわせてほしい・・・とね。
そうだよね、こんな穏やかで温かい時間、これまでのマルには無かった事でしょうからね。
ジェギルは、何も言えず、泣くだけでした。私も泣けましたよ
ところで、ジェヒ兄は、アン弁護士に、マルを殺せと言われてるのかしら?
ジェヒにも、マルを殺したいのか?・・・と聞きました。まさかね
ウンギが記憶喪失だと言う噂が流れました。
それで、理事会が開かれる事に。パク弁護士がウンギの応答案を作成し、それを覚えて備える事になったのですが。
何者かが、ウンギにマルの交通事故報告書を送りつけて来たんです。ショックを受けたウンギ。
その瞬間、どうしても思い出せなかった記憶が甦ったのです。事故の相手がマルだった・・・と。
パク弁護士をはじめとした周囲の者たちが自分に嘘をついていたと言う事が分かったのです。
ウンギは、パク弁護士が用意した答弁をせず、自分の言葉で理事に正直に答えました。
記憶喪失だが、徐々に回復してきている、その努力をし続けている・・・とね。
マルはウンギを褒めました。流石、ウンギだ・・・と。
ウンギは、マルにご褒美をねだりました。花、バッグ、そしてkiss・・・と。
マルは、それらを用意し、ウンギを待ちました。
その時、ウンギは、父ソ会長の遺影の前にいました。遅くなりました・・・と。
昔幼いころ、父から言われた言葉も次々と甦って来ました。
“私は全てをウンギに賭けている”
“泣きたいなら、一人で泣け。弱々しい姿を見せてはいけない”
“誰も信じるな。本心を悟られてはいけない”
・・・等々。
「私はこの世でウンギだけを信じているぞ。」
そう言ったソ会長。やっぱり、そうだったんですね。だから厳しかったんですね。
ウンギは、マルの待つところに現れました。
いつもと変わらないウンギの表情です。父の教えを肝に銘じている、そんな感じです。