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コンファに“怪力童子”の存在を話したジャウォンは、なんと、燕山君の最側近でしたよ。
何らかの命を受けて宮中から出ていたようです。
成宗が死に、燕山君が第10代王となった今、傍に戻りました。燕山君は縋るほどに信頼しているようですね。
ギルヒョン、ギルドン、オリニの3兄妹は、全く違う道を歩むことになったようです。
オリニが誰に拉致されたのかは、まだ不明です。
ギルヒョンは、パク氏の家門を継ぐ者になり澄まし、街に出ました。両班という立場に慣れなくて、まだおどおどしています。
丁度、臨時の科挙が行われると貼り出された時でした。受かれば、要職に就く事が出来ます。
集まっていた両班の一人から、受けるのかと問われ、ギルヒョンは尻ごみしました。
街では科挙の為に、上等な墨とすずりが売り出されていました。
目に留めたギルヒョン。この時はまだ恰好だけ成り済ましただけで、それは正体を隠すためだけの思いだったようです。決して身分を乗っ取ろうとは思っていなかったようです。
でもね、この時、ギルヒョンに声をかけた者がいました。
上品な雰囲気の人物です。ただ、下げている緑の玉が、チョ参奉の妻が持ってたのと似てる気がするのですが・・・。チョ参奉の妻だったよね?
この人物との出会いが、ギルヒョンの未来を変えそうです。
ギルドンは完全に記憶が戻りました。
オリニの手とつないでいた布を、コンファが保管していた事を知り、それを掴んで立ち上がりました。
「とめどなく涙が流れるのは、妹が泣いているからです。あなたの所為じゃありません。俺があなたに夢中になって、妹とはぐれたことを忘れてしまっていた。」
と、コンファに言いました。
必ず戻って来ますと言って、ギルドンは出て行きました。
ギルドンが村に戻ると、そこは荒れ果てていて、住人の姿もまばらです。
でも、ようやく知人を見つけ、父アモゲが拷問の末死んだと聞かされたました。
ショックでした。
母のお墓に行ったギルドンは、亡き母に誓いました。必ずギルヒョンとオリニを連れて来るから・・・と。
燕山君は、技芸が好きで、掌楽院に妓女を集めて歌を聞いていました。
妓女仲間のウォラメから誘われたのですが、コンファにその気はありません。以前は、王の心を掴みたいと言っていたのに、今はギルドンの帰りだけを待っているのです。
でも、もう2カ月も過ぎていました。
ウォラメは、諦めるよう言いました・・・。
そんな時、妓女の一人が客の男から斬りつけられると言う事件が起りました。執着心ゆえの行動でした。
コンファは、つくづく感じました。自分たちを守ってくれる者などいない・・・と。自分の道は自分で切り開かなくては辛い目に遭うだけだと。
ギルドンを待つ事を止めました。そして、掌楽院に行ったのです。
そこでコンファは、あのござ売りの男が燕山君の側近だということを知りました。
その後、ギルドンが戻って来たのです。
既に妓房はたたまれていました。残っていたのはガリョンただ一人だけでした。
ガリョンは、ギルドンの後をついて行きました。
妹だと思って・・・と言いますが、ギルドンは邪魔なだけです。
だけど、優しいギルドンは突き放す事も出来ませんでした。
ギルドンは、再度母のお墓に行きました。
今度はちゃんとお供え物を用意して。
そこにオム・ジャチが。
オム・ジャチは時々お墓に来ていたのです。きっとアモゲから、子供たちが来るかもしれないと言われていたのでしょう。
で、ついせんだって、お墓の前にとっくりが転がっているのを見て、誰かが来たと悟っていたのです。
オム・ジャチから、父が生きていると聞いたギルドン。
案内されて行った先に、父はいました。ぼろぼろの身体になって、それでも生きていました。
その姿を見て、ギルドンは決心しました。
昔の仲間を集めようと。
仲間たちは皆生きていました。
ソプリ、ヨンゲ、イルチョン、セゴル、クッセ・・・。
皆、アモゲが生きていると聞いて、一気に元気になりました。
そして、彼らを前に、ギルドンは自分の決意を話したのです。
「俺は村に戻ります。民の目の前でチュンウォン君が罪を償うところを見たい。」
ギルドンの言葉を聞いて、仲間たちは皆信じられないと言う顔をしました。無理に決まってる・・・とね。
でも、ギルドンは言いました。
「力を貸してください。」
・・・と。
俺たちの生き方は自分では決められない。それは俺にも良く分かっています。この世の中には、俺たちを人間扱いしない奴らがいることも。でもそれはあいつらのせいですか?いいや、俺たちの所為だ。人間扱いされないのに、俺たちが抗いもせず言う事を聞くからです。人間ではないと認めているようなものだ。人間らしく生きることを諦めれば、生き長らえるかもしれません。でも、それでいいのですか?
仲間の気持ちが一つになりました。
まずはホ・テハクを利用してチュンウォン君を罠にかける・・・とギルドン。
わくわくします~っ
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