韓国TVドラマ 『病院船』オリジナル・サウンドトラック | |
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バスが動き出したんで、崖下にでも転落するのかと思ったら・・・。
なんと、ずるずるっと何段か階段を滑り落ちただけでしたよ
まぁね、ジェイソン・ボーンじゃないし、そういうタイプのドラマじゃないので、そこまでの事故は必要なかったですよね。
ついつい、派手なシーンを想像してしまった私をお許しくださいませ。
ウンジェだけがいち早くヒョンたちを救出しようと動き始めたのは、どーよ
ウンジェが、右腕しか動かせない状態で、フロントガラスを割って車内に入ろうとするのを、最初はただ見てるだけなんて。
本筋とは別に、そういうところが気になって、じれったく思ってしまいました。
ヒョンが発見した子供サンは、意識を失っていました。
呼吸も脈も途切れそうなのを見て、気道を確保しなくては・・・となったんだけど、ヒョンがやはり躊躇してしまうんです。ウンジェは腕が使えませんし。
ウンジェは、腕の震えを見つめて呆然としてしまうヒョンを叱咤しました。
「頭で考えないで。これまで一日も欠かさず練習して来た手の記憶に任せるの」
ヒョンは、冷静になれました。
で、きちんと処置ができたのです。
「お前もすっかり一人前の医者だな。」
と、ジェチャンがヒョンを褒めました。お前の父親が知ったら、延々と自慢されそうだ・・・と。
その言葉を聞いたヒョンが、言いました。会いに行きますか?・・・と。
ジェチャンには会ってもらいたいと思ったのでしょう。それは、ヒョンの重荷を少し軽くすることにつながりました。
なんと、ジェチャンの顔を、ヒョンの父は一瞬で見分け、認識したのです。
至極正常でした。でも、息子は分からないのです。
ジェチャンは決めました。
今後、学校を辞める日が来たら、自宅で療養しようと考えていたけど、この施設に入ることにする・・・と。
ジェゴルも、このバス事故の時、精一杯の働きをしました。
漢方医なので、出来ることは限られていますが、彼の知識を生かして、応急措置を完璧にやり遂げたのです。それは、キム院長も認めるほど。
なのに、実際はジェゴルの措置だと聞くと、途端に機嫌が悪くなってしまいました。
ジェゴルは、措置が褒められ、本当は嬉しくてたまりませんでした。やっと父に認められたと思ったでしょう。
ところが、公平な目で見たら、褒められる事でも、自分がしたと分かった途端にけなす父親を見たら、また一気に気分は
ジェゴルは幼い時から優秀な兄と差別されて成長しました。
父の後を継いで立派な外科医になると嘱望されていた兄。兄はどうもジェゴルを迎えに空港に来る途中、事故で亡くなってしまったようですね。
兄の死はジェゴルにとってもショックだったでしょう。
両親の嘆きが大きいのを見て、自分が兄の代わりに慰めてあげたいと思ったでしょう。だけど、いまだに父は自分を受け入れてはくれない・・・そんな感じですね。
ヒョンはトラウマを克服できたお礼に・・・とウンジェを食事に誘おうとしました。でも、ウンジェ、遠出はお断り・・・とぴしゃっと断りました。
でも、一つ願いがあると言ったのが、ヒョン父に会いたいということ。
ウンジェは現場で新しい患者と向き合うごとに、そして、今回の様な緊急事態に遭遇するたびに、専門外の措置を求められる可能性があることに気づいていました。だから、ヒョン父の海外の紛争地での経験から編み出した手技を学びたいと思ったのです。
これまで雑誌等に載せられているヒョン父の手術の絵をスケッチしたのを見たヒョン父は、すぐに自分のモノだと認識しました。
仕事に関しての彼の記憶は正確でした。
他にありますか?・・・とウンジェが聞くと、ヒョン父はすぐにPCから、自分のデータファイルを出しました。
PWは?・・・とウンジェ。
「860920。」
えとヒョン。何か意味が?・・・とヒョンが聞くと、笑顔を見せてヒョン父が言いました。
「お前の誕生日じゃないか、ヒョン。忘れたのか?」
父親なんだから、忘れる筈無いじゃないか・・・と父が言うのを聞き、ヒョンは複雑な表情でした。
それを見た父は、自分の身に何かが起ったと察しました。流石医者です。意識が正常になったら、頭の回転も速い。
ヒョンは父に病状を話しました。
ヒョン一人が重荷を背負ってきたことを、父は察しました。
「済まなかった。」
父が海外ボランティアに行ったのは、医師としての使命感と言うより、家庭から逃げたかったという理由の方が大きかったようです。
でも、そうしたことで、父親としての役割をヒョンに全て負わせてしまったわけで。
なのに、今、勝手なことをして来た自分の最期まで看させているわけで・・・。
親として、いたたまれなくなったようです。最期の決断までヒョンにさせたくないと父は言いました。
そして、自分の心肺蘇生が必要になったとしても、それを行わないよいう意志を示す書類にサインしたのです。
その日は偶然ヒョンの誕生日でした。
お祝いをしてあげるとウンジェが言うと、だったら・・・とヒョンの希望のコースを。
素敵な庭園を散歩し、写真を撮り、食事をしました。
その間、ヒョンは些細なことで大笑いし、一生懸命ウンジェに面白い話しをし続けました。
でもね、ウンジェにはそれが心からの笑顔には見えませんでした。
「本心で笑ってる?それとも空元気?」
ウンジェ、ストレートです、聞き方が
ヒョンは、蘇生措置拒否の同意書を見せました。
父がそう言う決断をした事もショックではありましたが、彼にとってショックだったのは、それを聞いた時の自分の気持ちでした。
ほっとしたのです。
父の心臓が止まったとしても、助けなくていいんだ、幸いだ、そして、その日が早く来てほしい・・・とまで一瞬の間に考えてしまった自分がショックだったのです。
「二次会する?」
ヒョンの思いを責めるでもなく同意するでもなく、ウンジェが軽く言いました。
二人はたくさんお酒を飲みました。
アルコールで少々気持ちがほぐれたウンジェが、ふと笑いました。珍しいです、声を挙げて笑うのは。
「アルツハイマーの父親に悩むのと、病気ではない父親に悩むのと、どっちが苦しいかな。私の父は詐欺師なの。」
思わずウンジェの顔を見つめ、直後に笑ってしまったヒョン。
本当の事なのか、冗談なのか・・・。多分本当なんでしょう。ここまでウンジェの父親については全く描かれていませんが・・・。
自然にウンジェにkissしたヒョン。
ウンジェも避けませんでした。
「ありがとう。君がいてくれて本当に癒された。」
ヒョンが言いました。
問題はしらふに戻った翌日からですよね
ウンジェは、必死に取り繕おうとしました。
お酒を飲み過ぎていたから、正常な神経じゃなかった・・・とかなんとか。
でも、ヒョンはそう言うウンジェが嬉しかったのです。何事も無かったかのように振る舞われたらどうしようも無いけど、充分意識してるからこそ、そういう笑っちゃうような理由をこじつけようとしてるわけですから。
ヒョンを意識し始めてしまったウンジェ。
初めて女性らしい柔らかさが表情に出て来ました
ヒョンは充分それを分かってて、平気で近づいたりします。
だから、ウンジェは、釘をさしました。同僚だし、ここは職場だし、第一自分は医師として先輩だ・・・なんてね。
ヒョンは無理強いはしませんでした。
ウンジェが壁だと思ってる二人の間にあるモノは、扉かもしれない・・・と言いました。
「いつでも開けて出て来て。扉の前で待ってるよ。」
ある日病院船に無理やり担ぎ込まれたハラボジが一人。
歯科に絶対にかからないと駄々をこねていたのですが、ウォンゴンたちが必死に引っ張ってきたのです。
ところがそのハラボジ、ジェゴルの実家の元執事だったんです。
ジェゴルが幼い頃、兄と比較されて寂しい思いをしているのを見て、いつも優しくしてくれた人でした。
元執事の窮状を知ったジェゴルは、どうも別荘に住まわせようと考えたみたいですが・・・。上手く行くかしら?
そして、新しい登場人物が。
なんと、ヒョンの婚約者だというヨンウンです。ニューヨーク帰りの画家で、次の個展のテーマが病院船だということだそーで。
個展の収益は全額島の医療の為に寄付すると言う意志を聞いて、メンバーは大喜び。大歓迎です。
でも一人、ヒョンだけは不機嫌そう。
ヨンウンは、臆することなく、ヒョンと知り合いだと言う事を最初から皆に示しました。
周囲は、皆、どういう関係なのかと取りざたしました。
それを耳にすると、なんだかウンジェも気になりはじめました。
さぁ、次は恋愛モード多めでしょうか?