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ヒョンスとジョンソンも、思ってもみない状況に、戸惑い、慌てました。
お互い、大人な対応で、その場は何事も無かったように、挨拶をかわし、別れる事が出来まして。
ほっとしたヒョンスとジョンソンでした。
でも、ヒョンスは母がジョンソン本人は気に入ったようだけど、何か不満を持っている事には気が付きました。
両親がジョンソンを気に入ったようだと話すと、ジョンソンは嬉しそうに微笑みました。
ヒョンスは、ついでに・・・と言った感じで、家族の話をしました。些細な喧嘩はあっても、ごくごく普通の家庭で、温かい愛情で包まれて育ったとわかる内容でした。
でも、ジョンソンは自分の家族について話す事は出来ませんでした。
ただ、実の父は歯医者だということだけ。父親の事を話すのに、職業しか話せないという理由を、ヒョンスは考えました。
後日、ジョンソンは両親の離婚理由が暴力だったとだけは言いました。だから自分は暴力を認めないと。
知らなかったジョンソンの苦しみを、ヒョンスは知りました。
ジョンソン母は、やはり人生経験豊富です。そして、ああ見えて、息子の事は心から愛していて、大切に思っています。
だから、ジョンソンに忠告しました。
自分はヒョンスを受け入れる気はあるけど、ヒョンスの両親は違うと思う・・・と。
特にヒョンス母は、自分の事を見下していたから・・・とね。
でも、ジョンソンはその言葉を信じませんでした。万が一自分たちが分かれるとしても、そんな理由じゃない・・・とね。
ジョンソンの店は、アレルギー事件以来、客足が減ってしまっていました。
このままでは、ジョンウとの約束の1年以内に成果は出ないとの予測が立っていました。
ジョンウは、ジョンソンに、利益を生むための提案をしました。
料理の材料の質を落とすか、従業員をリストラすること。
でも、ジョンソンはどちらも受け入れる気にはなりませんでした。
で、考えたのが、自分の給料をカットすること。焼け石に水だとジョンウは言いましたけどね。
ヒョンスの新しい脚本『いいスープは電話に出ない』は、ジュナが監督する方向で話を詰めていました。
でも、ラストの締め方で、ジョンウ&ジュナと、ヒョンスとは意見が対立していました。
ジョンウたちはサッドエンディングを、ヒョンスはハッピーエンディングを望んでいるからです。
どちらも譲りません。
ホンアは、自分の脚本のドラマ化がなかなか進展しないのを、苛立っていました。
で、監督が決まれば話しは進むと聞き、ジョンウに問い合わせたのです。
ジョンウは、ミン監督を勧めました。
ヒョンスと対立し、結局、そのドラマを早期打ち切りにしてしまった監督です。その後、会社を辞めたのを、ジョンウが契約していました。
今なら、前作の失敗があるから、やり易いだろう・・・とね。
でも、ホンアは納得できません。
で、ジュナを自分の作品に引っ張ろうと考えたのです。
まったく・・・。相変わらずよね、ホンアは
今のところ、ジュナにその気は無さそうですが。
ジョンウが店の経営に口を挟んで来るのは、ジョンソンを動揺させるためでした。
ジョンソンも良く分かっています。
ジョンソンが苦しんでいるのは、ジョンウとの友情があるからでした。勿論、ジョンウもそうです。
でも、違うのは、ジョンウにとっては優先順位で圧倒的にヒョンスが上だということ。ジョンソンは、優劣をつけ難い愛情と友情なんでしょう。
ジョンウの会社で、偶然ジョンソン母とホンアが顔を合わせました。
それをホンアから聞いたジョンソンは嫌な予感がしました。
母がジョンウからお金を借りているのでは・・・ということですね。
すぐに、母に聞くと、勿論、即、否定しましたよ。でも、疑念は消えないようです。これまでも、そういう問題を起こして来たようですから。
この時、ジョンソン母も、息子とジョンウの間に何かあったと察しました。
流石母親です。
すぐにジョンソンに聞きに行きました。
事情は一切話さず、自分で解決するから関わるなと言うジョンソン。
辛い思いをさせたくない、他人の所為で、あなたが苦しむのは嫌なの・・・とジョンソン母。
あいやぁ~・・・せっかく味方だったのに、ヒョンスに辛く当りそうよ。
ある日、ジュナがヒョンスとギョンをジョンウの実家に連れて行きました。
作品についての会議をすると嘘をついて。
その日は、ジョンウの誕生日だったのです。ジュナとすると、気を利かせたつもりでしたが、ヒョンスは有難迷惑と言うか・・・。
何してる?・・・とジョンソンからメールが来ました。
企画会議に来てる・・・と返信。
結局、その日は会議をするまでもなく、ギョンとジュナは先に帰り、ヒョンスをジョンウが送って行きました。
これ以上は執着よ・・・とヒョンス。私の心は別の男性を想っています・・・と。
「その心も愛してる。」
と、ジョンウ。
ジョンソンをずっと愛し続けているヒョンスを、ジョンウは心ごと愛しているということです。だから、ジョンソンへの想いは、ヒョンスを諦める理由にはならないのです。
ヒョンスはどうしてよいか分かりません。でも、ジョンソンへの想いが揺らぐこともありませんでした。
このシーンのキム・ジェウクssiが物凄く素敵です
ヒョンスの帰りを、ジョンソンが待っていました。
ジョンウと一緒に車から降りて来るのをみて、流石に顔がこわばりました。
流石に愉快じゃ無い・・・とジョンソン。
ジョンソンはジョンウに話があると言いました。
ヒョンスに近づくのは止めろとジョンソンは言いました。でも、引き下がる気はジョンウにはありません。
ジョンウは言いました。ジョンソンとヒョンスの間を疑わなかったのは、あまりにもジョンソンがヒョンスに合わないからだと。
独り立ちも出来ていない若造で、ヒョンスに何もしてやれない・・・と。
自分は何でもしてやれる・・・とね。将来も眼中にないし、覇気も無い。
「怒る時は怒れ。女を奪うと言ってるんだぞ」
手を握り締めて怒りを堪えているジョンソンを見て、ジョンウが言いました。
次の瞬間、ジョンソンはジョンウを殴りました。
ずっと、父親と自分は違うと思って生きて来たジョンソン。でも、その重荷から解き放たれて、自由になった瞬間でもありました。