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「代表に申し訳ないです。」
ヒョンスのその言葉。ジョンウとの間に一線を引きました。
その場の雰囲気に流されないヒョンスなのです。分かっているから、ジョンウも無理に感情を押しつけることはしませんでした。
本当に大人な対応です。
結局、ヒョンスは作品から手を引きました。
ヒョンスからの着信があった事に気がついたジョンソンは、すぐに連絡し、会いに行きました。
ジョンソンにとってその日は、嬉しい日でしたが、ヒョンスにとっては最悪の気分の日でした。タイミングが悪いとヒョンスは感じたみたいです。
自分とジョンソンには縁が無いと思ったのかもしれません。
自分は、5年の間で変わったと思っていました。今なら、ジョンソンを受け入れられると。でも、やっぱり人はそう簡単に変わらないものなんだと思ったのです。
そう言うと、ジョンソンは自分が変わったと言いました。
細かい事は話さなくても、想像がついたようです。ヒョンスは何かあって電話をかけて来たけど、打ち明けられる事じゃないということ。そして、ジョンソンは、まだ躊躇するヒョンスを、だからと言って諦めたりする気持ちは無いと言う事。
ヒョンスは事務所を引き払いました。
ホンアは自宅に戻りましたが、ギョンは行く当てがありません。
だから、一緒に済まないかと、ヒョンスは声をかけたのです。ギョン、喜んで同居を決めました。
ホンアは、ギョンにも一緒にヒョンスから離れないかと声をかけていました。でも、ギョンにその気はありません。彼女はヒョンスが好きなのです、尊敬しているのです。
作品の脚本家が変わったと言うニュースが流れました。
ヒョンスの両親は心配して駆け付けました。体調が悪いからというのが、降板の理由に挙げられていましたのでね。
でも、元気な娘を見て、ほっとしました。
妹は結婚して子供もいます。今でも口げんかは耐えませんが、以前より妹の方が少々柔らかくなったようです。
ただ、マスコミが書き立てる内容は、違っていると思っていました。姉ヒョンスの作品の方が良かったと心から思っていますから。
喧嘩の絶えない相手ではあるけど、本当のヒョンスを理解してくれる数少ない人としてやはり大切な存在でした。
ちょっと気になるのがヒョンス母の体調。
小学校教師を翌年定年退職する予定なんですが、更年期だとか何とか言いながら、薬を飲んでいるのが、ちょっと気にかかります。
ヒョンスは、両親と妹にジョンソンの料理を食べさせてあげたいと店に案内しました。
ところが、定休日。
その日と翌日は、久しぶりの定休日だったのです。
ジョンソンを訪ねたジョンウは、ヒョンスが結局作品から手を引いたことを告げました。
ジョンソンは心配になりました。
ホンアはパク作家から、ユ監督とつながりを持っていた方が良いとの助言を貰い、会いに行きました。
ホンアが大会社の社長令嬢だと知ったユ監督は、なんだか嬉しそうです。
そこに偶然ミン監督が。
ミン監督は、ヒョンスが下りた後の脚本の不出来に頭を痛めていました。だからと言って、ヒョンスに戻ってくれなんて、口が裂けても言えません。
そんな時、アシスタントだったホンアと会ったわけです。
元々の構成を知ってるホンアに、作品の脚本家チームに入って貰ったら、こんなラッキーなことはありません。
ミン監督のやり方を知ってるホンアは、最初は断りました。でも、この先の事を考えると、自分にも良い話かもしれないと思いなおしたようです。
結局、チームに入る事にしたみたいですね。
知らせを受けたジョンウは、顔をしかめました。ヒョンスにとって逆風となるのは分かり切ってますから。
ジョンウは、ヒョンスの一件の後始末に奔走していました。
ユ監督に、自分の会社の契約作家を切るのなら、予算も減らす・・・と交渉していますが、やはり難航しています。
また一方で、ヒョンスの復帰を叶えたいとも思っていまして。
昔ヒョンスが書いた作品のドラマ化をジュナに相談しました。
大手TV局ではなく、ケーブルTV局ならば、もう少し自由にできるかもしれないと思っていました。ジュナも賛成です。
ジュナは、まだ助監督と言う立場ですが、ヒョンスのその作品で監督デビューをしたいと、ジョンウに言いました。
辞めると決心したヒョンスですが、完全に吹っ切れたわけではありませんでした。
で、ランニングをしながら、これまでの事を考えていました。主にジョンソンとの事ですが・・・。
そしたら、ジョンソンと会ったのです。
ブロック塀の隙間から咲いている一輪の小さな花があります。5年前、ジョンソンと初めて会った時に見つけたモノでした。
時期が来たら、ちゃんと花を咲かせ続けていて、ヒョンスの心の支えにもなっていたのです。
その花を、ジョンソンが嬉しそうに見つめていたのです。
悩み抜いてふっきれたら、もう振りかえらない・・・とヒョンス。
降板の事を知ったとジョンソンが言ったからです。
でも、それが強がりだということに、ジョンソンは気づいていました。
明日から旅行に行くとヒョンスが言いました。
誰と?・・・と不安げに聞くジョンソン。
苦労をかけたギョンにねぎらいの意味を込めて一緒に旅行する予定なのです。
話を聞いたジョンソンは、すぐにジョンウに連絡しました。
実は、翌日、ジョンウと会う事になっていたのです。
その約束が守れなくなった・・・とね。ジョンソン、こういうところ、きちんとしてるよね。
ヒョンスとギョンが出かけようとしている時、ジョンソンが車でやって来ました。アッシーくんです。
ギョンは、すっかり舞い上がりました。自分の事じゃないのに、本当に喜んでいます。
現地でも、気を利かせて二人にしてあげました。
その間、ギョンはジュナに会っていたのです。
実はジュナ、ヒョンスとジョンウの仲を取り持とうと計画していたのです。
二人の旅行を聞いたジュナは、5年も待ち続けているジョンウのために、一肌脱ごうと思ったわけです。
でもねぇ・・・。まさか、ジョンソンが一緒だとは思いもよらなかったでしょう。
ヒョンスは、ジョンソンと楽しい時間を過ごしました。
で、途中トイレに行った後、二人が行き違ってはぐれてしまったのです。
必死にジョンソンを探すヒョンス。そして、ジョンソンも必死にヒョンスを探していました。
やっと見つけた時、ヒョンスは両手を広げてジョンソンに抱きつきました。
この間、彼女が思っていたことは一つだけ。ジョンソンに会わなきゃ・・・ということ。5年前もそうでしたよね。でもタイミングが悪かった。
だけど、今回は、タイミングが合いました。
ごめんなさい、私が間違ってた。カッコつけてあなたの言葉に耳を傾けなかった。
考えるのはやめる。考え過ぎてあなたを逃したわ。離れてた5年間、充分考えた。
愛してる・・・。愛してるの。
分かってる・・・とジョンソン。
ジョンソンもしっかりとヒョンスを抱きしめました。
すっかり恋人同士になった二人。
ところが、その姿を、ジョンウが見ちゃったーっ
ジョンウの頭に、ヒョンスの言葉、ジョンソンの言葉が甦りました。
どうして気付かなかったんだろうと思ったかも。決して嘘を言ってたわけじゃないのに・・・。二人の雰囲気が普通の友人じゃないと感じていた筈なのにね。
冷静なジョンウが、今後どういう態度に出るのか、楽しみでもあり、怖くもあります。