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ジョンウは、どうして気付かなかったんだろうと思い返したようです。
ジョンソンも、ヒョンスも、決して嘘をついたわけでも、ひた隠しにしてきたわけでもありません。
充分に合致する二人の言葉でした。
おまけに、ジョンウは、ヒョンスの背中を押したのが自分だったと言う事にも気付いたようです。それは、自分の存在を認識させたいがための言葉だったのですが、ヒョンスの立場からすると、躊躇する気持ちを消し、ジョンソンに向かわせることになってしまったのだろうと。
皮肉です・・・。3人とも、正直で率直なのに、ちょっとした意識のずれが、こう言う結果になってしまったのですから。
流石に落ち込んだ様子を見せるジョンウ。
でも、凄いのは、決して公的な場に於いては、全く感情を出さない事です。
凄みのある表情になることもあります。冷たい眼差しでヒョンスを見つめることもありますし、ジョンソンをそれまでとは違う感情の入った眼差しで見つめる事もあります。
でもそれはジョンウだけに分かるもので、相手は全く感じとることは出来なかったでしょう。
ヒョンスとジョンソンは、やっと始まった恋に夢中です。
傍にいるギョンがあてられるほどに
ところが、ジョンソンの店で事件が起りました。
ナッツアレルギーの客の為の料理が、別の人に出されてしまったのです。
客は救急搬送され、大事には至りませんでしたが、ジョンソンはショックを受けました。
このところ、ジョンソンがマスコミに注目され始めて、店の客足は急激に伸びていました。その所為で、調理やその環境に配慮が欠けるようになっていたのでは・・・とジョンソンは反省しました。
決まってたTV出演を辞退すると言う意向を番組PDに伝えました。
ジョンウから、昔書いた脚本のドラマ化を打診されたヒョンスは、喜びました。
降板して以来、今後の仕事をどうしようかと、悩んでいたところでしたから。
一方で、降板したドラマに、ホンアが脚本家として加わることになったという報告も受けました。流石にこれは良い気はしなかったようです。
別の作家になった以上、自分のストーリーは使わないでほしいとヒョンスは言いました。が、ジョンウは確約できないと答えました。
働かないと・・・とヒョンスは言いました。自分が転んでいる間、ジョンウは働いてくれたのだから、恩返ししなくては・・・とね。
ヒョンスのそういうところが、ジョンウは好きなんでしょう。
この時のジョンウの目が、諦められない想いを表していたように思えます。
ヒョンスは、ホンアに直接申し入れました。自分のストーリーを使わないでほしいと。
同じ設定なので、似かよってくる可能性もあるとホンアは言いました。
でも、ヒョンス、抜かりは無かったようです。既に著作権を登録しておいたようですし、脚本を送信した証拠もあるから、使ったら訴えられるぞと言う事です。
ヒョンスがホンアに言いたかった事はまだありました。ジョンソンのことです。
これまで、ホンアはジョンソンは開放的な性格で、自分にも言い寄った事があると嘘をついていました。それを信じたから、ヒョンスは5年前に気持ちを押さえたのです。
でも、ホンアは覚えていないと言いました。プライドが傷つきます、覚えているとは言えませんわな。
ホンアは、ヒョンスが好きだけど、反対に羨ましかったり憎かったりした・・・と言いました。その気持ちは今でも変わっていません。
自分にそう思わせるヒョンスが憎いと言うのです。
それでも、少しは好転してるようです。ホンアもプロとしてスタート出来るようになりましたから。
ある日、ジョンソンの家にヒョンスが行ってる時、偶然ジョンソン母がやって来ました。
ジョンソンは、ヒョンスを恋人だと堂々と紹介しました。
ヒョンスと2人だけで向かい合ったジョンソン母は、率直に歳を聞きました。
6歳上だと聞くと、さほど離れていないのね・・・という反応。
自分の事を思うと、味方が出来た気分でしょう。
ヒョンスは、自分の両親とは正反対のジョンソン母に戸惑いながらも、その開けっぴろげで率直な態度に好感を持ったようです。
ジョンソンの店から出て来たところで、ジョンウと会いました。
ジョンウはヒョンスを家まで送りました。歩いている間中、何も話さなかったようです。
別れる時、話があるとヒョンスが言いました。
「1番“私的なこと”、2番“公的なこと”。」
と、ジョンウが言いました。
「1番・・・。」
そうヒョンスが言ったら、言うな・・・とジョンウ。
ジョンウの考えが全く分からないヒョンスでした。
ジョンウがジョンソンの店に来たのは、番組の出演を辞退したいと言うジョンウの意向が報告されたからでした。
出ろと言うジョンウに対して、ジョンソンはあくまでも拒否。
客が来てるのは、店の料理に惹かれたからではなく、マスコミで注目されるジョンソン目当てだと分かっているからです。
投資家である自分の言う事を一切聞かないのなら、辞めさせる事も出来るんだぞ?・・・とジョンウ。
分かってるから、妥協も調整もしてる・・・とジョンソン。
まだ足りない・・・とジョンウ。
「僕に最初に感じた気持ちを信じてくれ。」
ジョンソンが言いました。
ジョンウは自分の気持ちをもう一度じっくりと考えてみました。
何がしたいのか、何が好きで、今一番望む事は何か・・・でしょうか。
で、心を決めたようです。ヒョンスを諦めないと。
「もしも好きな女が他の男を好きなら、諦めるか?」
と、ジョンソンに問いました。
「最後まで戦わなきゃ。」
俺が相手でも?・・・とジョンウ。
「当然だろ。ジョンウさんは違うの?」
「俺もだ。」
と、ジョンウ。そして続けて言いました。プロポーズは来週だ・・・と。
ホンアが、ヒョンスが降板した作品から降りると言いだしました。
沈む船には乗っていたくないという言い分です。ジョンウはその処理を引き受けました。
この時、調子に乗ったホンアがジョンウの痛いところを突いたのです。
ヒョンスが好きなのに、何故進展がないのかということです。今一番言われたくない事です。
流石に気分を害したようですが、そんな事は一切見せず、ホンアの言葉を遮り、作品で見せてくださいと言ったのです。
こういうところ、凄いです。そして、ちょ~っと怖いところでもあります。
ヒョンスは、ジョンソンによくメールをします。“何してる?”・・・と。
その言葉の意味を知ってるかとジョンソンに問いました。
「“会いたい”よ。」
ジョンソン、感動の表情を浮かべました。
と~っても良い雰囲気の二人です