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赤い月青い太陽 DVD-BOX1 |
キム・ソナ,イ・イギョン,エン,ナム・ギュリ | |
TCエンタテインメント |
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児童相談員のチャ・ウギョン=キム・ソナさんは、夫と一人娘の3人暮らし。
現在妊娠中で、出産も近そうです。
その日担当したのは、シワンという男の子。
怪我をするとわかってて、敢えて階段から落ち、腕を骨折していました。
シワンは、ウギョンの問いかけにあまり反応しません。ただ、苛められているわけでもないし、悩みも無いと首を振るだけ。
ウギョンのお腹が大きいのを見て、生まれて来るのはいいことばかりじゃないのに・・・と言いました。
どうして?とウギョンが聞くと、自分の妹は死んでしまったからと答えました。
思わず自分のお腹を守るように手を当てたウギョンでした。
後に、シワンのカウンセリングを止めるとシワン母から連絡が入りました。
ウギョンは、カウンセリングが絶対に必要だと言いましたが、母親は半ば強引に電話を切ったのです。
ある日、一人の女性受刑者が出所しました。
自分の息子を殺した夫に協力し、遺体を焼いた罪で服役していたのです。
その刑期が2年と言うのが短すぎると言う市民団体がいましてね。彼女が刑務所から出てくると、生卵や粉をぶつける等、過激な行動に出ました。
ウギョンも、そのニュースに釘付けになりました。
彼女自身も、刑が軽すぎると、2年前に抗議のプラカードを掲げた一人だったのです。
ウギョンには植物状態で眠り続けている妹がいます。
ウギョンはその世話に母と共に通っています。
事件が起こりました。
廃園となった遊園地で一台の車が全焼。中から身元不明の遺体が発見されたのです。
検死の結果、被害者は女性で、医療関係者しか扱わない薬物が体内から見つかりました。
車の所有者が、息子の虐待致死の主犯の男と分かった事から、被害者が出所したばかりの妻の可能性が浮上。
すぐに女性の家にカン刑事=イ・イギョンssiが向かいました。
玄関ドアには鍵はかかっていませんでした。
室内はキレイに片付けてありました。
夫と写った写真があって、その裏に書かれていたのは“麦畑に月が浮かんだら”と言う一文。
同じ日、ウギョンは検診を終えて職場に向かう途中、人身事故を起こしてしまいました。
自動車専用道路に突然男の子が侵入してきて、ウギョンの前を走っていたトラックは急ハンドルで避けたのですが、ウギョンに避ける間はありませんでした。
そのまま、男の子を跳ねて死なせてしまったのです。
亡くなったのは男の子でした。
でも、ウギョンが跳ねる直前に見たのは、緑のワンピースを着た女の子だったのです。
確かに女の子を見たと、ウギョンは主張しましたが、監視カメラの映像、車載カメラの映像、共に写っていたのは、紛れもなく男の子だったのです。
半狂乱で女の子を見たと叫ぶウギョンを、夫のミンソクが抱き締めて落ち着かせようとしました。
どうもウギョンには精神的に不安定なところがあるようで、このような状況になったのも初めてでは無さそうです。
ミンソクが、また・・・と、呟いていましたからね。
ところで、ミンソクには愛人がいます。愛人だよね?
それがヨンジュと言う女性で、ミンソクの会社の社員なんです。そして、カン刑事の元カノなんですね。
カン刑事は未練たっぷりですが、ヨンジュの方は、全く未練はありません。
ウギョンの事故で死んだ男の子の遺体の引き取り手が現れません。
全く身元が分からないのです。
ウギョンはそんなことがあって良いのかと、思いました。親なり親戚なり、施設なりから必ず問い合わせがあるのが普通ですからね。
自責の念、万が一これが自分の娘だったらという恐怖等々から、ウギョンは精神を病んでしまいました。で、娘を実家に預かってもらうことにしたのです。
検視結果が発表されました。
死因は有毒がスによる窒息。体内から発見されたのは強力な麻酔薬と言うことから、他殺の線で捜査が開始されました。
被害者のジへは刑務所の中でも仲間はずれをされ、苛められていたようです。
同じような罪人でも、許せない罪があるんだと刑務官は言いました。
ジへには全国から酷い恨みや憎しみの書かれた手紙が届いていました。
戻った自宅の外壁も、ペンキで悪口雑言が書かれていましたしね。
刑務官も、ジへの死を当然の報いと感じているような口ぶりでしたが、カン刑事はきっぱりと言いました。
どんな悪人でも殺したらそれは殺人となるんだと。
確かに、全国民がジへを憎んでいたと言っても過言じゃない状況にありました。
皆に動機があると言えるでしょう。
出所して数日しか経ってないので、その間に会ったのは、出所したときに彼女に卵をぶつけた抗議団体の人たちだけでした。
ニュース写真からその一人一人のアリバイを調べても、全く怪しい人物は上がって来ません。
で、2年前の事件当時のニュース写真まで遡って調べた時、ウギョンの存在が上がって来ました。ウギョンが抗議のプラカードを掲げている写真があったのです。
カン刑事はすぐにウギョンに話を聞きに来ました。
ウギョンに連絡がとれないので、夫のミンソクに会いに来たカン刑事。
ヨンジュの職場だと気づいていました。
ヨンジュに会えるから、電話で済むところを直接来たと言いました。
でもね、ヨンジュはきっぱりと拒絶しました。
その頃、ウギョンは納骨堂にいました。
身元が分からない男の子を彼女が埋葬してあげたのです。
ここでもウギョンはあの緑のワンピースを着た女の子を見ました。
思わず後を追ったのですが、すぐに見失ってしまいました。
あの女の子は誰?
やって来たカン刑事にから昔の写真を見せられ、写っている中に一人知り合いがいると証言。相談所にボランティアで検診をしてくれる医者だとか。
パク・ヨンテと言う医者で、交通事故で妻子を失くしていて、最近薬物を盗んだ罪で起訴されて病院を閉鎖していました。
一般に出回らない薬物を投与されていたジへです。怪しいことこの上ない人物です。
カン刑事は、すぐに行方を追いました。
故郷に向かったと知り、すぐにパク・ヨンテの母親の家に行きました。
悲鳴が上がりました。
カン刑事が飛び込むと、女性がヨンテにナイフを突き立ててるじゃありませんか!
ナイフを下ろせ!
カン刑事が叫びました。
ウギョンは、死んだ男の子がどんな子供だったのか、調べ始めました。
で、遺品を見せてもらったのです。
遺品と言っても、事故の時身につけていた服と靴だけでした。
でもね、ウギョンは靴の中敷きの下に隠されていた一枚の絵を見つけたのです。
家族の絵のように見えます。
そして、裏に書かれていたのは“麦畑に月が浮かんだら”と言う文。
「赤子を一人食らい・・・。」
ウンギョンが呟いたのは文の続き?あれは詩なの?