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いやもう、今話は悲しゅうて悲しゅうて
フンは、ジファの申し出が本心からじゃないと察していました。
だから、いいですよと言った後、あれこれと自分を婿した場合にマイナス点を挙げました。
ジファもバカじゃありません。それが断りを遠回しに言ってるだけだと察しました。
要するに、ジファは誰と結婚するのが自分にとっては最善かを見極めようとしているのです。王の情報を得ようとしたり、フンに直接会いに来て、その人となりを自分の目で見て判断するために。
一方、宮殿に現れたフン伯母。
家門を捨て家を出たというのは本当かとスに問われ、本当だと認めました。
そして、領議政の指示で妓房に居たと言ったのです。生涯独り身の自分を哀れんで家門の栄光を捨てて再婚を勧めてくれたと。噂にならないよう、妓房で暮らせと言ったと。
スは、そんな領議政の深い考えも知らず・・・と、表彰しようとしたことを謝りました。
領議政こうなったら、この嘘に乗るしか道はありません。
結局、フン伯母の望みである娘の幸せ・・・つまり、愛する人との結婚を王室が推進すると約束し、事は収まったのです。
領議政のみが恥をかいた格好です。それを知っているのは、領議政が最も知られたく無い相手だけ。
それが余計に彼のプライドをずたずたにしました。
大人しく退いた領議政ですが、腹の虫は収まりません。
ヒョンにフン伯母の始末を命じました。
でも、これもフンは予想していましてね。フン伯母はすぐに都から外に逃がしたのです。
左議政は領議政が痛手を被った今が、反撃のチャンスだと思いました。
で、ユン・ドンソクを復帰させようと会いに行ったのですが、その落ちぶれた姿を見て、かなりがっくり。
それに、ユン・ドンソクにその気は全く無いようで、あっさり追い返されました。
ケトンの教育が再開。
フンは知識と教養を指導。
あまりにも量が多いので、またまたケトンが文句&弱音。
ちゃんと覚えられたら、七夕に連れて行くという約束をしてやっと本を開いたケトンでした。
ケトンはユン・ドンソクにきちんと挨拶をしたいと、訪ねて行きました。
そこで、ユン・ドンソクと会ったのですが、ケトンはそのとも紛う男性が両班だとは思えなくてね。
以前から何度か顔を会わせていたから、余計にだと思っちゃった。
でも、会話から、ユン・ドンソクの方は、その娘こそが実の娘スヨンの名を与えた娘だと分かりました。
フン伯母を逃がそうとした時、領議政の命を受けたヒョンたちが襲いかかって来ました。
必死に逃げるフンたち。
フン伯母を守って、ジュンは必死に賊と戦いました。
これが思った以上に強いのよ、ジュンが。
あっという間にやっつけちゃったんだけど、ジュンも怪我をしました。
戦っている間に、ジュンは忘れていた記憶が甦って来ました。
母との思い出は、自分が都合の良いように間違って記憶していましたし、その後の父からの母を憎む言葉を聞いていたため、かなり重要な部分が抜け落ちていました。
母は、父の暴力を受ける毎日でした。
体には常に痣が出来ていました。
耐えかねて逃げようとしたのですが、本当は息子のジュンも連れて行くつもりでした。でも、事情を知らないジュンが行くのを嫌がったため、仕方なく置いて行ったのです。
次に会う場所の約束をして。
行かなかったのは、ジュンの判断でした。
つまり、母が自分を捨てたのではなく、自分が母を捨てたくせに、謂れの無い勝手な憎しみに支配されてきたってことです。
それに気がついたジュン。愕然としました。
母が言ってた待ち合わせの場所に行ってみました。
勿論、母はいる筈ありません。
でも、いつか会えるに違いないと、ジュンは思いました。
騒動が一段落し、フン伯母を見送ってコッパダンに帰って来たフン、ケトン、ヨンスの3人。
ケトンが足を痛めていることに気づいたフンは、ハンカチでくるんであげました。
そんな大事な物で足をくるむなんて・・・とケトンが言うと、
「お前の足の方が大事だ。」
と、フンが言いました。
「初めて言われた、そんなこと。」
と、ケトン。
「これから全てにおいてお前が一番大事だ。」
フンが言いました。思いもよらない言葉に、ケトンは立ち尽くしてしまいました。嬉しさが込み上げて来ました。
ジュンの前にジファが現れました。
調査を中止してくれと言いました。来るのはこれが最後だと。
立ち去ろうとするジファをジュンが引き留めました。
世界でただひとつ、君にだけ興味がある・・・と、ジュン。
彼なりの告白です。
でも、ジファは行こうとしました。
後ろから抱き締めたジュン。
しばしこのままで・・・と。今日は慰めが必要だと。
「私のところへ来い。」
ジュンが言いましたが、ジファは帰って行きました。
「妓房の情報屋が私に何をくださるの?」
と、言って。
ジファは帰るなり、父に王に会わせてくれと頼みました。
2回だけだと。
1度目は判断するため、2度目は確信するためだと言いました。
叶えてくれなければ、結婚するなり尼になるなりして、揀択を避けることもできるなどと、父を脅しましたよ。
左議政はスに会い、ジファに会ってほしいと言いました。
その代わり、大妃による垂簾聴政を終わらせると。
スは受け入れたのでしょうか。そこは描かれていません。
この様子をチャン内官が又も領議政に報告しました。
スに謝っておきながら、やはり家族の事を考えると、命令に従ってしまうのね。
領議政は左議政と手を組む前に、スに自分の権力を見せつけておかなければと思いました。
で、彼がしたのは、セアを拷問し、スが毎晩何をしているのか、左議政と何を企んでいるのか、どんな大臣と関わっているのかと、問い詰めること。
セアは、知らないと言い張りました。
でも、被害が家族にも及ぶと言われたら、もう口をつぐんでいる勇気は無かったようです。
セア、その後、自殺してしまいました。
翌朝、スはチャン内官に内医院で特別に作らせた薬を渡しました。
病気の父に・・・と。
王は不慣れなゆえ、何もしてあげられなくて済まないと。
その言葉を聞いて、チャン内官は罪悪感に苛まれました。自分がしてきたことが、如何に不忠な事だったかを思い知ったのです。
話そうとしたとき、セアの死が伝えられました。
慌てて部屋を飛び出したス。
その前に領議政が現れました。
セアの死に関わっていることを否定しませんでした。
自分の権力はスなど比べ物にならないと示したのです。
「ケトンを助けたいなら、逆らわぬことです。」
怒りが込み上げてきたス。悔しくても悲しくても、自分には何も出来ません。
セアと共に風灯に書いた願い。
王様を幸せにしてくださいというのが、セアの望みでした。
また大事な人を守れなかった・・・と、スは泣きました。
チャン内官が言いました。
「代わりに私がここにいます。行ってください。」
その日は七夕のお祭りでした。
そして、スがケトンを見つけたのは、ケトンがフンに想いを告白している時だったのです。
ちょっとーっ

ケトンの願いは、兄と一緒に暮らしたいということと、フンに結婚しないでほしいということ。
そして、スは、ケトンと結婚させてくださいと書いてありました。
でもね、スはショックのあまり、その風灯を飛ばせなかったのです。
何も言えず、ただ涙をこぼすスが辛い
やっぱり私は、スを選んでほしかった

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