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まったり まぎぃ

愉快な仲間たちの事、日常生活で思う事、好きな事あれこれ。

『コッパダン(原題)』9話まで

2020-01-28 23:02:11 | 韓国ドラマのエトセトラ

 

レビュー一覧は、こちらから。

 

気が変わった理由は?と、スがフンに聞きました。

借りを返したいからとフンは言いました。仲立ち人としての責任を果たせなかったからだと。

あなたが王だと知ってもケトンはそばにいるでしょうか、自信はありますか?と、フンが問うと、スはやはり即答はできませんでした。

ケトン次第です。そして、スはケトンの性格を知っていますから、この地位を受け入れてくれるかどうか、確信は持てなかったのでしょう。

 

スの口からケトンに話し、説得してくれとフンは言いました。

スは、今はまだ自分すら守れない王だから、ケトンを守れる準備が整ったら、自分から話すと言いました。それまでは秘密にしていてくれと。

あぁ、切ない。

 

帰り際、フンは、領議政に気をつけるよう、スに言いました。

この時点で、スはまだフンの素性を知らないのね。

 

フンは、両班の令嬢にしてやると言いました。そして、スのところへ連れて行ってやると。

ケトンは、それで、フンが誤解していると知りました。

でも、兄のためだとは言えませんでした。自分を送り出そうとしているフンに、スのところに行きたいわけじゃないとは言えません。

 

コッパダンメンバーで、ケトンを両班の令嬢に仕立てるための教育プログラムが始まりました。

ジュンは、それでよいのかとフンに聞きました。フンの心を一番察してるのはジュンかもしれません。

王についても、フンに尋ねました。

勿論、フンはしらばっくれました。

 

スは、チャン内官が自分を探っていることに気づいていました。

でも、決してチャン内官を責めませんでした。その理由が分かるからです。

数少ない自分の味方だと思っているからね。

そして、大妃にも優しく接しています。

ケトンを迎えるためにも、この場所で生き残らなければいけませんし、ケトンが自分のところに来るための道を切り開かなくてはならないからです。

地道ではありますが、スは自分ができる方法を、一人で必死に見つけているのです。

う~っ、やっぱり切ない。

 

ヨンスはケトンを磨きあげました。

文字通り、お風呂に入れ、顔にパックし、服を選びました。

 

ジュンは、フン伯母を密かに妓房に匿っていました。

コッパダンでは、危ないですからね、もう。

でも、フン伯母に対する反感が消えたわけではありません。家も子供も捨てて、自分だけが幸せになろうとしているとしか思えないのです、自分を捨てた母と同じように。

 

フンは令嬢としての作法を教えました。

食事の仕方、言葉等々です。

ケトンは慣れない作法に四苦八苦。

私がケトンをイマイチ好きになれないのは、あれほど令嬢にしてくれとしつこく頼んだのに、レッスンが厳しくてなかなか上手くいかないと文句ばかり言って怠けようとするところ。

自分が望んだ事でしょ!と、言いたい。

 

ある日、一人の青年が手紙を持ってコッパダンにやって来ました。

フンの従姉妹ファジョンから母親、つまりフン伯母に当てた手紙です。詳細は話しませんでしたが、フンには見当がついたようです。

すぐにフン伯母を訪ね、全て知ったと話しました。だから縁談の件は断ると。

自分は再婚する気など無く、結婚させたいのは娘のファジョンで、相手は手紙を届けに来た青年だろうと。

烈女として表彰されてしまったらファジョンは中殿候補とされてしまうので、自分が再婚すると言って表彰を逃れようとしたんだろうと、フン。

「はい。」

フン伯母は認めました。

家門の栄光のために娘の幸せを奪うような事が無いよう、力を貸してくださいと。

この話を、ジュンが聞いていました。

自分は誤解していたと気づきました。

 

フンはある日、ユン・ドンソクを訪ねました。

その日は、彼の娘スヨンの命日でした。

世間は皆、スヨンが生きていると思っていますが、フンは最初から死んでいると知っていました。

その理由が分かりました。

病気だったスヨンは、死ぬ前に結婚式をしたいと言っていました。

誰もそんな事に協力してくれる者はいませんでした。唯一、フンだけが協力してくれたのです。それも、花婿の役割を。

ユン・ドンソクは感謝しました。

この恩はいつか必ず返すと約束していました。

その約束を果たしてほしいとフンは言いました。スヨンの戸籍です。

まだ戸籍が生きていたのです。

そろそろきちんと届けようとしていたユン・ドンソク。

スヨンの名前で世の中を楽しめるよう機会を与えてください・・・と、フンは言いました。

そして、ユン・ドンソクは納得したのです。

 

フンの伯母にファジョンからの手紙が届きました。

困った事が起こったので、家にきてくださいと言うもの。

でもね、これは偽の手紙でした。領議政が筆跡を似せて別人に書かせたものだったのです。

王との約束の日は目前なのに、フン伯母を捉えられていませんからね。

 

ジファはジュンに惹かれながらも、流されないように必死に踏みとどまっているように見えます。

父左議政には、結婚の相手は自分が決めると言いました。

でも、ジュンには冷たい態度をとっているのです。

ジュンは、頼まれていた王の情報を伝えました。元は鍛冶屋だったということを。

ジュンは、ジファが王妃の座を望んでいる理由が分かりませんでした。プライドの高い彼女が夫選びに奔走する理由が。

「一番高い所にいるからよ。」

と、ジファ。

要するに、女性の人生は男性によって決まるという父の教えが染み付いているということです。でも、敢えて、それを言うのは、何も持っていないジュンに惹かれ始めている自分を律しようと思っているからじゃないでしょうか。

ジュンはやはりショックでした。

科挙も受けられない自分にしてしまった母への憎しみが込み上げても仕方がないですね。

 

フン伯母は手紙が偽物で、罠だと察していました。

フンたちに相談しに来ました。

 

フンは、ケトンに“ユン・スヨン”の名前を与えました。

事情を話しました。

親からきちんと名前をつけてもらえず、ただ道端の犬のフンという意味のケトンと呼ばれ育って来た彼女にとって、初めての名前です。

感動してフンに思わず抱きついてしまいました。

 

期限の日が来てしまい、領議政は妓房に押し入ってでもフン伯母を捕まえろとヒョンに命令。

しかし、見つかりません。

 

宮殿でスや重臣たちを待たせたままの領議政は、いらいらしていましたが、どうしようもありません。

その時、フン伯母が姿を現したのです。

 

ジュンも、今回の一連の事件の真相に行き当たっていました。

矢じりから考えていくと、フン父に行き当たり、王の情報を得て、それがスだと言うことにも気がつきました。

ケトンを父から守るために、スと結婚させようとしているのでは?とジュンが聞きました。

フンが口ごもっていると、そこに突然ジファがやって来たとヨンスが知らせて来ました。

ジュンは慌てて隠れました。

 

「私と結婚しませんか。」

と、ジファ。

立ち聞きしていたジュン、ヨンス、そしてケトン、驚いて声も出ません。


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『コッパダン(原題)』8話まで

2020-01-28 15:41:19 | 韓国ドラマのエトセトラ

レビュー一覧は、こちらから。

 

突然現れたスに、ケトンは驚き、すぐには言葉も出ません。

両班の服装でしたから、余計戸惑いました。

でも、向き合ってみると、スは変わらないスでした。

胸をどんどん叩き、元気でいるなら何故連絡してこなかったと泣いて怒りました。

ケトンが叩くのを止めたら、スは手を掴んでもっと殴れと言いました。これがねぇ、痛そうなんですよ。マジ痛そうに本気で叩いてました。

 

私を捨てて逃げる気だった?と、ケトンが聞きました。

スは、首を横に振りました。

突然、両班の親戚が現れたんだ・・・と、スは言いました。

ケトンは、良かったと言いました。

スが死んでしまったんじゃないかと思って、どれほど心配したか・・・。

事情が分かって、スが元気でいたなら、それで彼女は満足だったのです。

スはケトンを抱き締めました。

このまま宮中に連れて行きたかったでしょうね、きっと。

私もそうしてほしかったわ。トンイみたいに。

でもね、スには分かっていました。自分にはまだそんな力が無いことを。

そんなことをしたら、危険になるのはケトンの方だということを。

 

だから、ケトンをコッパダンに送り届けたのです。おんぶして。

別れ際に、スは母の形見の簪を渡しました。約束の印ですよね。

「方法を見つけて必ず迎えに来る。約束通り婚礼を挙げよう。」

 

スが帰ろうとした時、フンが出て来ました。

やっと立ち直ったケトンを惑わさないでください・・・と、フン。

「惑わすのではなく、捕まえに来たのです。」

と、ス。

フンに言われ、一度は諦めようと思ったけど、やっぱり無理だったと。

「どんなに難しくても辛くても一緒にいたい。困難を覚悟で進みたいのです。この気持ちは変わりません。」

この気持ちは変わらないと、スは以前もフンに言った事がありました。

コッパダンに婚礼の準備を申し込みに来たものの、フンに断れてしまった時でした。それを、フンは思い出していました。

 

ケトンは自分の気持ちに混乱していました。

あれほど待ち焦がれていたスが帰って来て、プロポーズされたのに、イマイチ嬉しくないのです。

フンに気持ちが向いているのを、ケトンは気づいていました。

 

フンに聞きました、これからどうすれば良いかと。

フンは言いました。

「キム・スに会えたし、兄を見つけたら帰れ。元の場所に。」

こんな風に言われたら、ケトンは兄を見つけたとは言えなくなってしまいますわな。フンの言うことは正しいんですもん。

でもね、ケトンはこの場所が自分の家のように思えているのです。

 

ところで、ケトンが名乗っているユン・スヨンと言うのは、既に亡くなっている両班の娘の名です。

すっかり落ちぶれてしまってるユン・ドンソクの娘です。

世間には、数年前父ユン・ドンソクと病の治療のために地方に行ったまま、音信不通になっていると思われています。

 

フンは、ケトンが両班の令嬢にしてくれと言っても頼みを聞いてくれません。

約束と違うとケトンが必死に頼んでも、断り続けています。

フンは、両班になったスのためだと思ってるんでしょうね。ケトンが一生懸命に頼めば頼むほど、意地でも頼みを聞いてやる気分にはなれませんでした。

 

ある日、町で白磁の壺を買おうとしていたジファの前にジュンが現れました。

つい、つっけんどんな態度をとってしまうジファ。

ジュンが突然kissしちゃった!

思わず棚を倒してしまって、白磁の坪を木っ端微塵にしちゃった。

ジュンはジファの手を取って逃げだしました。

ジファも、笑顔です。この二人、どーなる?

 

スは、領議政の甥の妻(・・・甥の妻だったの?)に対する褒賞を認めました。

でも、自分が直接表彰したいと言ったのです。

領議政にとってはマズイ事になりました。

家を出たまま、まだ行方が分かっていないからです。

3日後に呼んでくださいとスが言いました。もう、決定事項となってしまいました。

慌てた領議政は、部下に至急捜索し、連れてこいと命じました。

 

ケトンは、何とかしてフンの気持ちを変えようとしました。

しきりに世話を焼いたり、手伝いに励んだり。

でも、フンの気持ちは変わりません

 

フンの伯母はコッパダンの屋敷に住んでいるようです。

結婚相手の候補をあれこれ示しても、どの人も気に入りません。

ただ、平凡な人がいいと言うだけ。

 

ケトンはフンの伯母に両班の令嬢になるための教育を頼むことに。

どうすれば、上品な令嬢になれますか?とケトンが聞きました。

「我慢です。一日中刺繍をして指に針が刺さっても、腰が痛くても、私が夫を殺したと姑にいびられても、素敵な男性がいても、我慢すればいいのです。」

そして、我慢できない時に飲んでくださいと、強いお酒の入った壺を渡してくれたのです。

 

ケトンはフンにそのお酒をお茶だと偽って飲ませました。

驚いてしゃっくりが止まらなくなったフン。

そこに、ヨンスがケトンを探しにやって来ました。

面倒な事を言いつけられると思ったケトンは、フンの手をとって隠れました。

でも、フンのしゃっくりのせいで、見つかりそうになっちゃった。

で、ケトンはしゃっくりを止めるために、最後の手段とばかり、kissしちゃったよ

見つからずに済んだし、しゃっくりも止まったけど、フンは勿論、ケトン自身も驚いちゃった。

 

チャン内官は、スの部屋を探り、様々な書物や資料を発見。

領議政に届けました。

それを見て領議政と大妃は驚きました。

スは能無しのフリをして、勉強していたと分かったからです。

 

フンとジュンは捕卒を呼んで、手に傷が無いかチェックしました。

詐欺師の男が殺される時、抵抗した傷がついてる筈だからです。

でも、そんな捕卒はいませんでした。

 

行き詰まったフンは、以前、左議政が言った言葉を思い出しました。

「誰が死んだか分かれば、誰が殺したかも分かるのでは?」

と言う。

血のついた矢じりで殺された人物を探るのが先決だと思いました。

左議政は、詐欺師の男が死んだ一件を捜査させようと会いに来たのです。

でも、その口調から、左議政は既に犯人を知っていて、敢えて自分に探らせようとしていると感じたフンは、話を断ったのです。

その時に、ヒントのように、左議政がそういったのです。

ジュンに、指示しました。

左議政が動くくらいだから、ある一定以上の位の人の中から、最近死んだ人物を探ってくれと。

 

ところで、この時代、女性が不義を働くと、その婚家は子々孫々まで許されなかったようです。それほどに重い罪だったのです。

だから、息子であるジュンは科挙を受けることも出来なくなり、当然、官職に就くことも結婚すらできなくなったんだそうです。

ジュンが妓房に入り浸り、遊び暮らしている理由がここにありました。

そんなジュンを見込んで一緒に仕事をするようスカウトしたのが、フンでした。

 

ケトンはスを待っていたにも関わらず、フンに惹かれる自分がわからなくなっていました。

フンの伯母にコッパダンの客の話だけど・・・と、断って打ち明けました。

フン伯母は言いました。

「ひどい方だわ。心が教えている答えを知ろうとしないとは、実に愚かな女性です。伝えてください。私のように後悔すると。」

 

フン伯母から頼まれて、ケトンは伯母の娘に手紙を届けに行きました。

塀の瓦の中に、手紙を隠す方法で、連絡を取っていたようです。

ケトンが手紙を隠した後、領議政の部下がその姿を見つけました。

被っていたのが“マ”と刺繍された被り物だったので、顔は見えなかったけど、てっきりフン伯母だと思い込みました。

後をつけると、コッパダンに入って行くじゃありませんか!

 

報告を受けた領議政は、時間も無いので、すぐにフン伯母を連れてくるよう命令しました。

で、ケトンはフンの目の前で拉致されてしまったのです。

格闘となったフンは、相手の顔に見覚えがありました。おまけに、その男の額に“奴”と言う入れ墨も見たのです。

それは、を示すものでした。同時に“キツネ”と言う意味もあったようです。

 

人違いだったと分かった時、領議政は生意気な口をきくケトンに詰め寄りました。

「触るな!」

フンが来ました。

ケトンを後ろに庇い、言いました。指一本触れさせません、と。

「私の大事な人たちに今度何かしたら私も黙っていません。」

 

初めて見る顔だ・・・と、ケトンのことを思った領議政。

フンが大事な人と言ったのが、気になりました。すぐに身元を調べさせました。

 

フンは、全ての事情が繋がりました。

ジュンから、最近死んだ高位の人は、王と世子しかいないと聞いていました。

だとしたら、王宮の外で死んだ世子しか考えられない。

世子を殺しても、揉み消せる権力者。詐欺師を殺したのは父の部下のヒョン。世子が死んで一番得をした人物は父だ。

すべての黒幕は、父だ。

そして、ヒョンたちが狙ったケトンは、単なる女ではない。王が結婚しようとした女だ。

だから、ケトンを殺そうとしたんだ。

 

ここまで父親が悪事に手を染めているとは、流石にフンも思わなかったでしょう。

ショックでした。

そして、ケトンが心配になりました。あまりにも大きな権力を握っている父ですから。

フンが頼れるのは、王であるスしかいないと思ったのでしょう。

 

スに会いに行ったフンが言いました。

「この結婚は有効ですか?」

「はい。」

「これは国中の人を欺く大詐欺劇です。失敗すれば全員の命は無い。それでも、やりますか?」

はい・・・と、躊躇なくスは頷きました。

「いいでしょう。この結婚を私が引き受けます。」

 

こんな展開なのに、やっぱり私は切なくて仕方がありません。

こんな展開だからこそ、いっそう切ないです。スが可哀想でなりません。


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『コッパダン(原題)』7話まで

2020-01-28 12:25:29 | 韓国ドラマのエトセトラ

 

レビュー一覧は、こちらから。

 

フンが牢に到着したとき、詐欺師の男は首を吊ってしまっていました。

慌てて下ろしたら、まだ息がありました。が、

「気をつけろ。狐の捕卒。」

それだけ言って、死んでしまいました。

爪には血がついていましたし、首には綱の痕が2本もありました。自殺ならば1本だけの筈なのに。

他殺だと主張しましたが、事件はあっさり終結になってしまいました。

 

ケトン!と叫びながら駆けて来た兄。

でもね、ケトンを素通りして、小さな女の子に駆け寄った兄は、別れたあの日と同じように、女の子を藁の中に無理矢理隠したのです。

間違い無いと思ったケトン。

涙がこぼれてきました。

 

その時、ジファの侍女チュンシムが駆けつけて来て、箒で兄を叩き始めました。

驚いたケトンは、慌ててチュンシムを突き飛ばして兄を庇いました。

それを見たジファは、いっそうケトンに不審を抱くようになりました。

を“兄”と呼んだと知ると、余計に怪しく思いました。

この場は、何とかケトンが誤魔化して終わりましたが、疑念はジファの中で膨らむ一方でした。

ところで、兄が知恵遅れのようになっているのは、捕まった時にかなり酷く殴られたせいだと分かりました。

ケトンは、兄の生存が分かっただけで、今はヨシとするしかないと思うことにしました。涙は止まりませんが。

 

ある日、コッパダンを一人の女性が訪ねて来ました。

フンの伯母に当たる人です。自分の縁談を仲立ちしてほしいと言って。

実は、フン伯母は結婚後すぐに夫に先立たれていました。でも、これまで18年間も独り身を通し、姑に仕え、娘を育てて来たのです。

その振る舞いは称賛に値するとして、表彰されることで、娘を王の妃候補として揀択に出そうと領議政は考えたのです。

揀択に出るには、両親が揃っているとか、あれこれ条件があるようですが、母親が表彰されるほどの人物であれば、領議政が叔父という条件もあるので、容易いと考えたようですね。

ところが、フン伯母は、それに反対のようです。

自分が再婚することで、表彰されないようにと考えたようです。

 

この縁談を引き受けるのに、ヨンスとジュンは反対しました。

ヨンスはフンが父親に反抗していると考えました。

ジュンには反対する理由がありました。

どうも、彼の母親は彼を捨てて他の男性と逃げたようです。今度の話も、家と子供を捨てて自分だけ幸せになろうとしていると受け取ったのです。

 

フン伯母が置き手紙をおいて、家を出ていきました。

実力行使?

領議政は、ただちに見つけるよう、フン伯母の姑に指示しました。

う~ん、フンの家と伯母の家との関係がイマイチ分かりません。そう近い関係じゃないのかもしれません。

領議政は、自分に王妃候補とする娘がいないので、必死に親族の中から探そうとしているようですからね。

 

ケトンは兄と会った事をフンに打ち明けませんでした。

ただただ自分の境遇が不運だと思いました。何をしても上手くいかないと。

やっと会えた兄はああいう状況だし。

何度ひいたクジでも当たりは出ないし。

またサングラスをかけてるケトンを見て、泣いた事を知ったフン。

外れクジを半分に折ってケトンに持たせました。それには、“外れ”の文字は無く、“次の機会に”と書かれていました。

機会を与えると言いました。

自分が不幸過ぎると思ったら、それを使え・・・と。

 

領議政は、大臣に根回しをして、フン伯母を烈女として表彰するようスに提案させました。

左議政たちは、悔しそうに聞いていました。

誰もが、逆らわないと思った議案ですが、スは慎重に判断すべきだと言いました。検討させてくれと大妃に言ったので、大妃も従うしかありませんでした。

左議政は嬉しそうです。

 

ジファは、ケトンのことが気になってしかたがありません。

で、今回も、ジュンに頼むことにしました。

妓房に赴いたジファは、そこで珍しい楽器を見つけ、ふと触れてみました。

現れたジュンが、優しく使い方を教え、ジファも楽しく弾いていたのですが。

我に返って焦りました。

すっかりジュンの手玉にとられた感じですからね。

ケトンの事を依頼するのも忘れて部屋を飛び出してしまいました。

 

まだ、セアはスの勉強の手伝いをしています。

報われないのに、何故そばにいるのかとスに問われ、自分にも結婚を約束した人がいたと言いました。

家のために宮中に入ったため、会えなくなったと。

もう諦めないと・・・と、呟きました。

それを聞いたス。

自分は諦められないと思いました。ケトンの事が思い出され、想いは決して変わっていないと改めて感じたのです。

フンに諦めろと言われましたが・・・。

 

ケトンを密かに探している人物がいるとフンは知りました。

報告してくれたジュンは、ケトンの安全のためにも、しばらく両班の娘でいさせないとと言いました。

でもね、ジファによって、正体が暴かれそうです。

敢えて、兄が売り飛ばされる事になったとケトンに知らせ、動かしたのです。

 

罠だとケトンも思いました。

でもね、真実かもしれないと思う気持ちもあるわけで。

つい、ジファの家を覗きに行ってしまったのです。

待ち構えていたジファが声をかけました。

ケトンをだと決めつけました。

でも、ケトンはしらばっくれました。言いがかりだと。

証明しろとジファは言いました。

両班の娘なら、それなりの教養、品位、心持ちが身に付いている筈だから、それを示せと。

半月後、両班の令嬢だけの会を催すので、そこで全員が認めたら、謝罪するとジファ。

そして、兄を譲ってやるとね。

そうじゃなければ、世間の笑い者にして、兄と一緒に売り飛ばしてやると。

 

ケトンはフンにあのクジの半分を差し出しました。

「自分を両班の令嬢にしてください。」

何故だとフンが聞きました。

「どうしても会いたい人がいるの。」

フンは、スの事だと思ったかも。スの現状を知ったせいかと。

 

その時、コッパダンの門を叩く音が。

スです!

セアがチャン内官の目を引いてる好きに、王宮を抜け出したようです。

セアは、スの真摯な想いを叶えてあげたいと思っています。だから、合わせてあげたいと思ったのでしょう。

 

え~っ

先が読める展開だけに、私は切なさが込み上げてきます。


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『コッパダン(原題)』6話まで

2020-01-28 10:47:41 | 韓国ドラマのエトセトラ

 

レビュー一覧は、こちらから。

 

フンは、どぎまぎの頂点。

慌てて身を起こしました。

そして、全くこんな状況を知らずに爆睡しているケトンを憎らしく思いました。

でもね、実は、ケトンも気づいていたのです。

知らないフリをするのが、最善だと考えたのです。

 

ま、そんなこんなもあって、フンとケトンはあっという間に詐欺師を捕まえました。ケトンに頼まれた兄の捜索もせずにお金を持ち逃げした男です。

この男は血のついた矢じりをケトンに売った人物でもあります。

ケトンは詐欺師として追っていますが、フンは不穏な事件が隠されていると察し、事情を知ろうとしているわけです。

男は確かに矢じりの一件について知っている様子です。ただ相手が高位にいる人物なので、フンが知っても手を出せないと思っていました。

フンは、男に言いました。

自分より危険なのはお前だと。秘密を知っている人間をそのままにしておくことは、無いとね。

 

スは、密かに王としても教養、知識を積んでいました。

例の女官セアに手伝ってもらっています。

そのせいで、セアがお手付きになったと誤解されていますが、スは気にしていません。誤解させておいた方が、やり易いってことですね。

自分付きのチャン内官にすら秘密にしています。

チャン内官にまで、領議政の手は伸びていました。スパイの役目を命じたのです。チャン内官の実家がお金に困っていることにつけこんで。

領議政が勝手に政を行うことは出来なくなってきました。大妃も計算違いだと思い始めました。

 

イ・ヒョンギュの婚礼の準備が始まりました。

ケトンは、重要な役をヒョンギュから頼まれましたが、自分のような不運な者が関わって、今後ヒョンギュたちにまで不運がうつったらどうしようと思ったのです。

フンはそれを知り、自分の運を分けてやると言いました。自分はこれまで幸運続きだったからと。

 

左議政の娘ジファは、父が自分を王妃にしようと考えていると知り、王の人となりが知りたくなりました。

ジファも好奇心旺盛な女性です。

で、そういう情報を得るなら妓房にいるジュンが最適だと聞き、出掛けて行きました。

でも、両班の娘が堂々と昼間から妓房に入るのはかなりの勇気が必要です。

躊躇してる彼女に声をかけたのが、ジュン。

この時初めてジファは最近何度か顔を合わせていた男性がジュンだと知ったのです。実は、少々心を揺さぶられている相手でした。

ただ、プライドが高いジファは素直になれませんが。

これはジュンも同じのようです。遊び人の彼はまだからかう気持ちがあるようですが、ジファに興味が湧いたのは確かのようです。

 

フンの言葉に勇気をもらったケトンは、婚礼の仲立ちの役割を勤める決心をしました。

これで事は順調に運ぶのかと思ったのに、突然ジヨンの方から縁談を白紙に戻したいと言って来ました。

実は、ヒョンギュ母は、納得したように見せかけて、まだ逡巡していたのです。だから、ジヨンから断らせようと、多くの結納の品を贈って来ました。それと同等の物を礼物として要求したのです。

そんなこと、出来る筈が無いと分かってて。

これは、コッパダンとは別の仲立ち人からの入れ知恵でした。

 

フンは、それらの結納を売り払い、礼物を用意しました。

予定とは違う成り行きに、ヒョンギュ母は混乱。

このやり方は受け入れられないと破談を宣言。

でも、フンは母自身のやり方が法に触れるものだと指摘し、結局、作戦失敗に追い込んだのです。

そしてやっとのことで、結婚にこぎ着けたのです。

 

婚礼の行列をコッパダンのメンバーと一緒に見つめていたケトン。

ふいに、自分の婚礼を思い出しました。

スが突然消えてしまった日のことを。

涙がこぼれてきました。

隠すために、ヨンスのサングラスをかけました。

 

ジファはある日、町でケトンとヨンスの姿を見ました。

それが、両班の娘と言うより、ヨンスに使える侍女のように見えたのが、不審に感じました。

元々、ケトンに良い感情を持っていないジファは、今度はケトンに興味が湧いてきましたよ。

 

ケトンは、スの行方がとんと知れないのは、死んでしまったからかも・・・と思いました。

ジュンに、死んだ人でも探せるのかと問いました。

その意味を察したジュンは、何も言わず、ケトンを哀れむ目で見つめました。

で、ある日、スに似た死体が上がったとケトンに知らせて来たのです。

慌てて駆けつけたケトン。

人違いでした。

思わず、泣き出してしまいました。ほっとしたのもあるでしょうが、こうやって死体を探さなくてはならない状況が辛かったんだと思います。

 

帰ってきたケトンに、フンが言いました。もう諦めろと。

両班の息子として幸せに暮らしているんだからと。だから、忘れろと。

「そんな筈無い!探すのが嫌ならそう言って。」

思わず、フンは事実を話してしまいそうになりました。でも、言えませんでした。

「スはそんな人じゃない!」

 

怒って歩いていたケトン。

壁の落書きを見つけました。

兄の絵だ!

すぐに分かりました。

そして、道の向こうに兄の姿を見つけたのです。

「ケトン!」

と呼んでいましたから。

 

詐欺師が扱った矢じりの一件を左議政が耳にしました。

すぐに事情を探るよう指示しましたが、動くのは領議政の方が一足早かった。

牢で出された食事に毒が盛られたと知った詐欺師は、フンに言われた言葉が甦りました。狙われているのは自分だということです。

だから、助かるためには、フンに事情を話すしかないと思いました。

で、フンを呼ぶよう頼んだのですが。

フンが来たとき、既に襲われていたのです。


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