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施設の園長に連れられて来た女の子は、ウギョンが見ている緑のワンピースの子とは違いました。
イ・へソンの娘に間違いなかったようです。
名前と歳しか話さないんだとか。
施設の裏庭に置き去りにされていたようです。施設の事をよく知ってる人物がしたと思われました。
娘が発見される事を望んでいた人物だとカン刑事は考えました。
そして、あの詩の書かれた絵は、以前からこの施設にあったようです。
娘の名前はハナ。ウギョンがしばらく預かることになりました。
探していた子じゃなくて残念でしたね・・・とカン刑事がウギョンに言いました。
「でも、あの子を見つけることが出来ました。正しい方向に進んだんです。」
と、ウギョンが言いました。
ハナが見つかった事で、イ・へソンの事件は別の局面を見せ始めました。
何者かが、倉庫から完璧にハナの痕跡を消し去ったと言う事ですから。児童虐待の可能性が大です。
上司は捜査を認めざるを得ませんでした。
ハナは、すぐにウギョンの娘と馴染みました。
ただ、ハナは躾と言うモノが全く出来ていません。手づかみで食事をしたりします。ウギョンたちは驚く事ばかりでした。
母親から教わったのは、如何にして一人で生き抜くかということだけのようです。
言葉の発達が遅いのは、母親が話しかけてくれなかったからだとウギョンは言いました。
倉庫で遺体を発見した時、どう思いましたか?とウギョンがカン刑事に聞きました。
「舞台みたいでした。」
と、カン刑事。
罪を裁く舞台・・・とウギョンが呟きました。つまり、育児放棄の罪で殺されたのだとウギョンは言いたかったようです。
「善意による残忍な行為。母親が死んであの子の環境は改善しました。それが犯人の目的なら、善意です。殺人は悪い手段ですが。」
ハナの姿を見せても、コ・ソンファンは知らない、見たこと無いと言うばかり。
ハナが置き去りにされた日のアリバイもあるみたいです。
カン刑事たちは最初から行き詰まってしまいました。
カン刑事は、これまでの3つの事件を整理してみました。
死体と詩、虐待された子供という共通項があるのは確かです。
子供を虐待した者に裁きを受けさせるのが目的かもしれない・・・カン刑事は思いました。
誰が?・・・詩人。
だとしたら、コ・ソンファンは犯人ではなく、殺される側の人間の筈だと思いました。
でも、チョン刑事は、その考え方に異議を唱えました。全ての事件は解決している・・・と。イ・へソン殺害犯を捕まえたら、この事件も終わると。
ある日、カン刑事を一人の男が訪ねて来ました。
アン・ソグォン事件が自殺ではない証拠を持っていると言いました。
アン・ソグォンの保険金が下りないようです。
ドンスクは必死に保険会社に抗議しています。
ありゃぁ・・・あの散財はお金が入ったからじゃなく、入ると踏んでの無駄遣いだったってわけなのね。
ハナのカウンセリングを始めたウギョン。カン刑事も付き添いました。
きちんと話さないけど、ハナがこれまで生きて来た人生がどういうものだったのか、その環境が垣間見えて来ました。
父親の存在感は皆無で、母親は料理をしてくれたこともない。ハナの人生の外に存在していたようです。
とにかく、両親については全く語らないのです。
挙句の果てに、
「しーっ。」
と、指を口に当てて黙るような素振りをしました。そして、
「もし、喋ったら、お前の首をひねって殺してやる。」
なんて、恐ろしい言葉を言ったのです。
誰がそんなことを?と、カン刑事が聞きました。
でも、ハナは答えず、また、“しーっ”と言ったのです。
その瞬間、ハナがあの女の子に見えたウギョン。
どーいう意味