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まぁねぇ、ファン代表が余裕しゃくしゃくなのが気になってはいたんですよ。
まだ6話も残ってますしね。
突然現れたんですよ。チャンリョンの部下の一人が。自首すると言って。
「パク議員の殺人教唆で自首します。」
皆、何言ってんの?・・・と言う顔です。
その場にいる全員が、これが芝居だと知っていると思います。でもね、芝居だと証明する証拠がありませんし、何と言っても自白ですから。最大限有効な証拠と言えますよね。それが嘘でも。
状況は一転。
振り出しに戻ってしまいました。
パク検事は部長検事と検事長に呼び出され、キツク叱責されました。
でも、決して自分が間違っていたとは言わないパク検事。以前、部長検事からもらった賄賂のお金を突き返しました。
その日から無期限の謹慎処分が言い渡されました。
刑事課でも、処分が下りました。
それぞれ、生活安全課、交通管理課に左遷となり、ク刑事とソ刑事は無期限の職位はく奪及び拾得物室で謹慎ということになりました。チーム長も、同様です。
ヘイルも、カトリック教会の上層部に呼び出されました。
なんと、ヘイルの前職、国家情報院の要員という情報がばれたのです。何者かによって送り付けられたのです。きっと、イ・ジュングォンだよね。あまりにも詳細な情報ですもん。
おそらく、前職がマズイというのではなく、それを隠していたことが問題なんでしょう。
ヘイル自身が嘘をついていたのではありません。国家情報院の処置でしたからね。身元を隠すと言うのは。ヘイルにはどうしようもなかったのですが・・・。
ヘイルは一つだけ訂正しました。
子供が大勢死んだ一件は、上官の命令だったと言う事です。
上司は、修道会へ報告すると言いました。処分はそこから下るのでしょうね。
ヘイルはショックでした。
神父を辞めなくてはいけなくなるかもしれません。
自分を救ってくれたイ神父の恩に報いる事も出来なくなります。
彼らが逮捕した輩は全て釈放とか軽微な罰で終わりそうです。
ソ刑事は閑職に追いやられましたが、くじけていません。
密かにコピーしていたライジングムーンのHDの内容をチェックしていました。
すると、中に、録音ファイルが見つかりました。録音されていたのは、キム・ゴニョンがパク検事の殺害を命じる会話。
聞いたパク検事は激怒。
何とかして仕返しをしたいと思いました。で、ソ刑事に協力してもらいましたよ。
警察署の中にたっくさんの貼り紙をしたのです。至る所に。
『ライジングムーンは誰のものですか?』
ところで、ヘイルにはお告げのようなものが降りてくる瞬間があります。
決して特殊能力的なものじゃなく、壁の絵にヒントのようなものが見えたりするわけ。その時は、ヘイルにも意味が分からないのですが、後々、その意味が分かって、今後の方針のヒントとなるのです。
今回見えたのは“会計”という単語。
パク検事とソ刑事が手に入れた帳簿は偽物だったようです。
なので、本当の帳簿と会計文書を調べれば何か証拠が見つかるに違いないとパク検事は思いつきました。
“あ・・・これだ”と、ヘイルは気づいたのです。さっき見えたお告げの意味が。
ヘイルとク刑事は、ライジングムーンの会計を担当していた会計士のキム・ブギという男を捕まえました。
ハワイに逃げようとしていたところを押さえたのです。
署長がファン代表に命じていたのです。
会計ファイルを渡せと言いました。が、多くの人が死ぬと怖がって渡してくれません。
でもね、そんなのヘイルたちに通用しません。無理やり口を割らせると、なんと、会計ファイルは手元にないと白状したのです。賭博の担保に奪われてしまったと。
パク検事は、再度部長検事の懐に入り込もうと考えました。
そのためにはプライドなんて、あっさり捨てられるんですよ、彼女は。
部長検事の前に跪き、号泣して謝りました。これが上手い
あまりにも真に迫った演技に部長検事も騙されました。というか、早く黙らせたかっただけかしら?
キム・ゴニョンの一件を任せると言いました。
爆笑してしまいましたよ、私
余談ですが。
この作品のイ・ハニさん、本当にこれまで見たことが無いほどのぶっ飛びようなんです。
美人で大人っぽくて、理知的という役柄しか見たことが無かったので、このぶっ飛んだ明るさ、決してくじけない強さが新鮮です。
最初は、戸惑いましたが、今は爆笑しながら見てます。
ただ、部長検事も馬鹿じゃありません。
パク検事の号泣が本当かどうか、疑いを持っていました。
でも、直後にソ刑事が、裏切ったなとパク検事の部屋で大暴れし、二人で取っ組み合いの喧嘩をするのを見て、信用しました。
勿論、これも芝居です。
ヘイルとク刑事は、奪われた会計ファイルを取り戻すべく、賭博場に乗り込みました。
オ・グァンドゥというイカサマ師がやってる所でした。
グァンドゥは、賭場のルールで、自分との
勝負に勝ったら会計ファイルをやると言いました。
その名前を聞いた瞬間、シスターの表情が変わりました。
直後に、ヘイルに科捜研の友人から連絡が入りました。シスターに見覚えがある理由が分かったと言うのです。
20年前に賭博で殺された青年の姉だと言いました。友人が遺体と対面させてあげたのです。
正体は、平澤の『十尾狐』という有名なイカサマ師でした。
当時、三大イカサマ師というのがいたようで。
オ・グァンドゥ、カレイ、そして十尾狐。
3人が最初で最後の大勝負をすることになり、十尾狐が圧勝。
その日、オ・グァンドゥとカレイは逮捕されたけど、十尾狐だけは消えてしまったようです。
ヘイルはシスターにオ・グァンドゥの相手をしてもらえば全て上手く行くと思いました。
でも、無理強いすることは出来ません。
シスターもそれは十分わかっていました。
シスターの弟は、オ・グァンドゥの手下に殺されたそうです。彼女が勝った日に。
再び賭場に行くのは辛いです・・・とシスター。
「心に憎悪や恨みを抱かないか、それが一番心配です。」
シスターの気持ちを知り、ヘイルは自分が如何に軽く考えていたか気づきました。
自分の才能のせいで昔は多くの人が被害を受けました・・・とヘイル。
「でも、主が与えてくれた戦う能力を腐らせるのが惜しいんです。暴力神父だと言われているのも知ってます。一番大事なのは最低限の正義の中で人々が生きていけることだと私は思っています。」
シスターは決心しました。
シスターの上司を説得しました。
ファン代表も会計ファイルを取り戻そうと考えています。
オ・グァンドゥのやり方に従うしかありません。ヘイルたちも狙ってると知ってますからね。
で、連れて来たのは、イ修士という男。
パク検事は、部長検事に地下金庫に連れて行かれました。
区長、ファン代表、イ・ジュングォンも一緒です。
鍵を開けるプロを呼んでいて、パク議員と署長の指紋が無くても、金庫の扉を開けることが出来たのです。
物凄い量の紙幣を見て、パク検事は察しました。これが悪行の成果だと。
部長検事がジュングォンに声を掛けました。
その瞬間、ジュングォンはパク検事に銃を突きつけたのです。
これは、区長もファン代表も知らなかった事のようです。
オ・グァンドゥの待つ賭場にシスターが現れました。
ヘイルとハン神父が付き添ってます。