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誰が何を口止めしたんだろうとカン刑事とウギョンは考えました。
思い当たるのは、父であるコ・ソンファンだけです。
もしかしたら、決定的な場面を目撃し、犯人に口止めされたと言うことかもしれないと、カン刑事は言いました。刑事の勘だと。
刑事の勘で言うと、私が見る緑の服の女の子は誰だと思いますか?と、ウギョンが聞きました。
「事故で死んだ子の妹じゃないと思います。幻影だと思います。あなたに関する誰か。想像が作り出した産物とは言えないほどに細かい描写をしてますよね。」
そういわれても、ウギョンには全く覚えの無い子です。
ウギョンはアルバムを繰って見ました。
でも、それらしい子はいません。
で、継母に聞いてみました。緑の服を着たおかっぱ頭の6才くらいの女の子を知らないかと。
一瞬、継母の表情が強ばったように見えたのは、私の気のせいかしら?
継母は、知らないと答えました。ウギョンが小学生の頃に再婚したんだからと。
ウギョンはつい、実母と思ってしまうようです。それほど違和感を持っていないってことですね。
アン・ソグォンの妻ドンスクからまた電話がかかってきました。
保険金が降りないことを愚痴りました。ウギョンに何とか出来ないかと思ったのでしょうか。
ウギョンは、全くお門違いの愚痴を聞かされでも、滅入るだけです。なので、きっぱりと言い、電話を切りました。
そしたら、今度は警察に行き、自殺じゃないと話を覆したドンスク。
チョン刑事も上司も呆れました。
動揺していたから、つい、自殺だと言っちゃった・・・なんてね。
上司は、お見通しでした。保険金が下りないからでしょ・・・と言うと、ドンスクは言葉に詰まりました。
勿論、否定しました。
あくまでも、自殺じゃないと主張しました。
上司は相手にするんじゃないと、チョン刑事に言いました。カン刑事にも黙っているようにと命じました。また蒸し返すに違いないからと。
でもね、チョン刑事は、一人で再捜査を始めました。
一方で、イ・ヘソンの娘ハナを拉致し施設に放置した件について、監視カメラの映像をチェックし、それに写っていた車を一台一台当たって捜査しています。
そしてとうとう怪しい人物に当たったのです。ウンホです。
その日は友人に貸したと言われ、友人の名前を聞いたら、ウンホだったのです。
やはりカン刑事はウンホを知っていました。
昔、ある事件で証人となった人物だったのです。
ウンホは、ハナが放置された施設で育ったと言うことも分かりました。
怪しさ満載です。
ウギョンはカウンセリングをしている子供の絵のスタンプが目に留まりました。
“良くできました”とか言うあのスタンプです。
でも、聞くとスタンプではなく、絵だと言うじゃありませんか。
それを書いたのが、ウンホだと知り、ウギョンは会いに行きました。
警備員室でウンホを待っていると、またあの女の子が現れました。
そしてある部屋に消えて行ったので、後を追ったウギョン。
そこは控え室のようなところで、ウンホの私物がありました。
戻ってきたウンホに、ウギョンが絵を見せて問いました。
この印はあなたが描いたの?・・・と。
その絵は、ウギョンが殺してしまった男の子の靴の中から見つかった絵でした。絵の片隅に印があったんですね。
ウンホはあっさり認めました。自分が書いたと。
スタンプ風にした方が子供たちが喜ぶのでと。
ウギョンは、死んだ子の写真を見せて、知ってるかと問いましたが、ウンホは知らないと答えました。
その時、カン刑事とチョン刑事がやって来ました。
警察で事情聴取しました。
でも、ウンホはハナを知らないと言いました。
車の記録を示されても、認めませんでした。ドライブをしていただけだと。
家宅捜索をしても、何も出ず、供述も変わりません。
このまま拘束を続けるのには無理がありました。
で、カン刑事は、ハナから聞き出そうと思いました。ウギョンはハナの負担になると反対しました。
カン刑事は、ウンホとの関係を打ち明けました。
昔、父と子が暮らす家で火事が起き、父親が死亡すると言う事件がありました。
子供の体にはたくさんの痣があったそうです。DV被害者だったのです。
火災の原因は放火。子供が数時間前に灯油を買う姿が監視カメラの映像に残っていて、SNSに殺人予告を書き込んでもいました。
状況は少年が犯人だと示していましたが、本人はショック状態で何も話しませんでした。
そこに現れたのが、ウンホ。火災当時少年は自分の家にいたと証言したのです。利害関係の無い、近所の男が嘘をつくとは思えず、少年は釈放となりました。その結論の方が、受け入れやすかったと言うのも本音だったとカン刑事は言いました。少年が父親を殺したと言う結論よりは。
釈放された少年を、ウンホが待っていたそうです。
二人の姿を見た瞬間、カン刑事はウンホは真実を証言し、実際に手を下したのがウンホだったのではないかと感じたのです。証明できませんでしたが。
ウギョンは話を聞いて、ハナのカウンセリングを始めました。
遊びの中から、事実を見つけ出そうとしました。
そこで分かりました。殺害方法が。
イ・ヘソンは喘息を患っていました。咳を止める吸入器を持っていたのです。
もし、吸入器が無かったら?・・・とカン刑事が問いました。
ハナは激しい咳を真似し、いつまでも続け、苦しむ様子を見せました。母親がそうだったと目撃していたのでしょう。
つまり、犯人は、吸入器を隠した人物。
その人を見た?と、カン刑事が聞きました。
見たわ・・・と、ハナ。
その人が男で、吸入器を踏んだという真似もしました。
苦しみながら、母親が息絶えるのを、ハナは目撃したのです。
顔を覚えてるとハナは言いました。いい人の顔をしてた・・・と。
何人かの男性を並べ、その中から選んでもらおうとしました。
ハナは、ウンホを見たとき、他とは違う反応を示しました。
でも、そうだとは言いません。
警察署に、またあの男が来ました。
アン・ソグォンが自殺じゃないと言う証拠を持ってると言ってた男です。