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束草トンファホテルでは、スヒョンとジニョクに気を利かせ、カフェを貸し切りにしてくれました。
ジニョクの人柄を一緒に働くうちに皆理解したのでしょう。
スヒョンの方から会いに来たと知って、余計に感動したのかもしれません。
余計な騒動を招かないようにとの計らいでした。
「会えるうちに会っておきなさいとイ先生が言ったの。」
と、スヒョン。
ジニョクは本当に嬉しそうです。
「時間を持とうと言って、寂しかった?」
と、スヒョンが聞きました。
「その言葉よりほかの事が寂しかった。」
と、ジニョクは言いました。
「良い記憶で耐えると約束したのに、僕には無理だと心配したこと。」
と、ジニョク。
いろんな周囲の反応が寄せられて、自分は隠れたいのか、逃げ腰になったのかと考えた・・・とジニョク。
自信はあるし、問題を解く覚悟は出来ているのに頼りなくみえたんだろうかと。
「私が悪かったわ。だから駆け付けた。」
と、スヒョンは言いました。
本当に普通の恋人同士です。
ミョンシクは、スヒョンを迎えに行った帰り、辛そうなスヒョンに自分の経験談を聞かせました。
あれは、キム部長への片思いを結局伝えることが出来なかったという話ですね。
名前は出してませんでしたが、スヒョンはちゃんと分かってます。
ミョンシクは、これまでもスヒョンを癒し元気づけてくれました。父親代わりと言っても良いくらいに。
心強い味方です。
スヒョンは世間一般の女性とは違う不自由な世界に生きて来ましたが、周りには信頼できる人がちゃんといます。
スヒョン母は、止められたにも関わらず、ウソク母に会いに行っていました。
でも、どんなに謝っても、跪いても、ウソク母は冷たく突き放しました。
デチャンとミジンも、少しずつ近づいています。
口喧嘩は絶えませんが、相手の良いところをちゃんと気づいていますからね。
タイプじゃないと言いながらも、ミジンも嬉しそうです。
スヒョンは、ジニョクと付き合うようになって、初めての事をたくさん経験しました。
ビデオ通話もその一つ。
パジャマ姿が見えてしまうのを恥ずかしがって、慌ててトレーナーを着こんだり。拗ねてみたり、照れてみたり。
本来の明るい性格が表に出てきました。ジニョクの無邪気さが引き出したんでしょうね。
「月刊ツーリスト」という雑誌に束草トンファホテルが載りました。
使われた写真には、ジニョクの姿。
先だってのぬいぐるみの一件の母親、この雑誌の記者だったのです。
おもてなしの精神が浸透してると、そのエピソードが書かれていました。
この雑誌は旅行雑誌の中ではかなり有名らしく、それなりの権威もあるようで。その雑誌に載ると言う事自体が名誉な事なんだとか。
一気にジニョクの評価が上がりましたよ。
束草ホテルの統括マネージャーからも手放しで褒められました。
勿論、スヒョンも大喜び。
でも、本社に呼び戻すことはしませんでした。
キム部長が、良い機会だと、広報部に戻すことを進言しましたが、ジニョクが望まないだろうし、功績がかすんでしまうと言いました。
結局、休暇と特別ボーナス等の褒章で・・・となりました。
ウソクは、この一件のお祝い・・・と花を贈りました。
これがねぇ、秘書に任せたら、そうとうこっぱずかしいモノになっちゃって。
スヒョンは呆れてしまいました。
ウソクの秘書、仕事は出来るし、ウソクの事を本当に考えているし、生真面目な風貌で笑わないんですが、ちょっと笑わせてくれます。ほっとします。
ウソクはホテルのラウンジで待ってるとスヒョンに電話しました。
話すことは無いし、用事がひしめいているとスヒョンは断りましたが、ウソクは何時間も待ち続けました。
ちょっと可哀そうになりました。
ジニョクが雑誌に載ったことは、へインから両親に報告されました。
しみじみ喜びました。
チェ理事、まだ諦めていませんでした。
海外戦略部の社員を丸め込み、キューバの一件を潰す作戦に出たのです。
その社員は決してスヒョンに反感を持っている人物じゃなかったようです。だから、かなりしり込みしていたのです。でも、イ課長が口添えをし、背中を押しました。
この様子を、何者かがビデオに撮っていました。