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イム・ジュギョン=ムン・ガヨンさんは、産まれた時から姉や弟と違ってブサイクだと言われて来ました。
自分でも分かっていました。
それでも、もしかしたら魔法で平凡な少女が一瞬にして可愛い女の子に変身するかもしれないと言う夢を持ったこともありました。
それはすぐに幻想だと分かり、いつしか自分にはホラー漫画の方が似合っていると思うようになってしまったのです。
でもね~、単にニキビ面だって事だけの様な気がするけどね。皮膚さえ綺麗になったら、普通の女の子だよね。
ヨンパ高校に入学したころには、酷いいじめを受けるようになっていました。
パシリをさせられたり、酷い言葉を投げつけられても、ジュギョンは笑顔でいました。
元々明るい性格ですし、幾分ノー天気なところもあるので、耐えられていたのでしょう。
ある日、学食で働く軟派なヒョンビンに告白したジュギョン。
誰にでも優しいヒョンビンなのに、ジュギョンは自分を好きなんだと勘違いしちゃっていたんです。
でも、当然、こっぴどく振られてしまいました。
おまけに、その様子を動画に撮られちゃって。
ジュギョンを虐めてる張本人セミたちグループの仕業でした。
今度と言う今度は、流石にショックを受けたジュギョン。泣き出しました。
何でこんなに嫌うの・・・と。
「ブサイクだからよ。」
と、セミ。
ホント、酷いよね。ドラマで、虐めのシーンがある時は、本気で腹が立ってしまう私。現実は、こんなもんじゃないんだろうな・・・と思う事もしばしば。
余談ですが、本当に虐めなんて、止めろよと大声で言いたい
その動画は、なんと、学校の掲示板に投稿されてしまい、全校生徒の目にさらされてしまったのです。
もう、学校に行けないとジュギョンは思いました。
皆が自分を嫌ってるんだから・・・と。
絶望してビルの屋上に行ったジュギョン。
死のうと考えたのです。
屋上の塀の上に立った時、目に飛びこんで来たのは、自殺したアイドルチョン・セヨンの看板。
もったいないと思いました。まだ18歳なのに・・・。
「私は死なない。」
そう呟いた瞬間、寒さが身に沁みて感じました。
その時、誰かが、ジュギョンの腕を引っ張ったのです、力いっぱい。
イ・スホ=チャ・ウヌssiでした。
メガネが吹っ飛ばされ、ジュギョンは、相手が誰なのか、見えません。
「死のうとしたのか。何がそんなに辛いんだ。死ぬ気で闘え。お前が死ねば残された人が悲しむと思わないのか。お前を助けられなかったせいで、一生苦しむ人がいるかも。死んでしまったら、何もしてやれない。だから、死ぬな。」
降りようとしたら、エレベーターが点検中。仕方が無いので階段を降りようとしたんだけど、何せメガネが無いので、良く見えないジュギョン。
階段を踏み外して足をくじいちゃった。
スホは、ジュギョンをおんぶして階段を降りる羽目に。
タクシーに押しこまれたジュギョンは、スホに言いました。
「元気を出して、アジョッシ。亡くなった人も、いつまでも悲しむ姿を見たくない筈です。だから幸せになって。約束ですよ。」
自分を必死に引き留め、説教までしたのは、アジョッシが、大切な人を失くしたのではと、ジュギョンは察したのです。あくまでもジュギョンはアジョッシだと思い込んでいました。
スホが助けられなかった相手は、アイドルのチョン・セヨンでした。
事態はジュギョンに味方しました。
父親が多額の借金をしてしまい、家を売るしかなくなってしまいましてね。
昔住んでいた古い家に引っ越すことになったのです。当然、転校することに。
もうヨンパ高校には行かなくて済むのです
化粧で変われるとネットで知ったジュギョンは、とりあえずメイクをしてみたのですが、私も噴き出すほどの顔
しかし、試行錯誤を重ね、とうとう彼女なりの化粧法をマスター。
するとま~っ
誰もが振り向く美人さんに変身出来たのです
転校先のセボム高校に初登校の日、ジュギョンはその技を駆使して別人に変身した姿で登校しました。
初日から、皆の注目の的です。女神だ・・・と感嘆の声をあげる生徒たち。
私が女神?・・・とジュギョンは信じられない思いでした。
可愛くなると、同級生の反応は全く違ったものになるんだということを、初日からジュギョンは感じました。
実は年子の弟のジュヨンも同じ高校に編入しました。
が、違うのは、ジュヨンは顔も良いし、頭も良いところ。
クラスの委員長は、スホ。
勿論、ジュギョンは覚えていませんし、メイクで様変わりしたジュギョンを見ても、スホも気づきません。
スホはイケメンだし頭も良いし、欠点も無さそうですが、不愛想で取り付く島もないのが欠点。
初日から、ジュギョンはスホと揉めちゃって、関わるのを避けたい相手として認識しました。それはスホも同じです。
しかし、ジュギョンには初めて友達と呼べる相手が出来ました。スジンとスアです。
パシリをさせるのではなく、2人が何でも一緒にしようと言ってくれるのが、ジュギョンには本当に嬉しく感じました。
ジュギョンは昔通ってた馴染みのホラー漫画を扱う店に行きました。
店長はジュギョンを覚えていました。
ジュヨンから頼まれたホラー漫画の新刊を見つけ、取ろうとした瞬間、一瞬先に取った人が。
スホです
ジュギョンは、すっぴん
マズイ