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ジュニョンとソンアの話をジョンギョンが聞いた?
練習室の外にいたんですけどね。
そのまま建物から出て来たのを、ヒョノが目撃しました。
ヒョノももしかしたら、ジュニョンと話しに来たのかもしれません。
でも、そこでジョンギョンを見てしまったのです。疑いや不安が募る結果となってしまいました。
だって、ジョンギョンはヒョノに全く気付かなかったんですもん。
受付で聞くと、練習室にはジュニョン一人だけがいると言われたし・・・。
ソンアは、お祝いパーティに行くのを躊躇していました。
気は進まないけど、自分のために皆が集まってくれてるので、行かないわけにはいきません。
送って行くとジュニョンが言い、2人で建物を出た所で、ソンアは言いました。行けない・・・と。
ジュニョンはそれでも良いと言ってくれました。
行かないと決めて歩き出した時、ソンアを呼ぶ声が。
友人とドンユンです。
ソンアの気持ちを察し、ジュニョンもパーティに行くことにしました。
ドンユンをまともに見れないソンア。
ジュニョンは心配そうにソンアを見ていました。ソンアはその眼差しがとても心強く感じたようです。
帰り、ソンアは一緒に帰ろうとするドンユンを避け、ジュニョンと話があると言って別行動をしました。
その夜は、ソンアが自分のこれまでの事を話しました。
ジュニョンは、あの日のソンア同様、静かに聞いてくれました。
まだ整理のつかない想いをどうすればいいんだろう・・・とソンアは言いました。
「愛が辛いのは、適度に愛せば良いのに愛しすぎてしまうからだと思う。だから次からはあまり度を越さずに適度に程よく愛した方がいい。」
ジュニョンがそう言いました。
その夜は、皆が辛い夜でした。
ジュニョンのトークショー、ソンアが担当するようチェチーム長が言いました。
ナ理事長はジョンギョンに財団の仕事を手伝ってもらいたいと考えています。
ジョンギョンのバイオリニストとしての将来に限界が見えたと思っているからです。
しかし、ジョンギョンは財団の仕事に就く気は全くありません。まだバイオリニストとしてやっていきたいと考えているのです。
ヒョノはジョンギョンの誕生日プレゼントにカップルリングを贈りました。
指にはめるのを躊躇するような仕草を見せたジョンギョン。ヒョノも気づいています。
その日は、ジュニョンとヒョノ、そしてジョンギョンの3人で演奏を合わせる予定になっていました。
ヒョノはジョンギョンが来る前に、ジュニョンに言いました。
「結婚する。」
指輪に気が付いたジュニョン。
一瞬の後に、ジュニョンが聞きました、ジョンギョンは承諾した?と。
じっとヒョノに見つめられて、ジュニョンは動揺して目を逸らしました。
おかしな反応だな・・・と、ヒョノ。
そこにジョンギョンが入って来ました。
ジョンギョンの指には、さっきハメた指輪はありません。洗面所で手を洗う時に外したままだったのですが、ヒョノはショックを受けたようです。
ジュニョンとヒョノが演奏を始めました。
ところが、ジョンギョンは何度も中止させたのです。何かが違う・・・と。
ヒョノは苛立ちを抑えてジョンギョンに言いました。
「何が気に入らない。」
ジュニョンがとりなす様に言いました。テンポでも何でも僕が2人に合わせるよ・・・と。
すると、ジョンギョンも苛立ったように言いました。
「あなたには自分の考えがない。自分の好きなようにしたことはある?一度でも。」
ジュニョンは黙って席を立ち、練習室を出て行きました。
ジョンギョンがあとを追いました。ヒョノ、辛そうです。
「誕生日のプレゼントは?まだ届かないわ。」
と、ジョンギョン。
送ってないからな・・・とジュニョン。
何故?とジョンギョン。
「言っただろ。トロイメライは最後だと。」
ジョンギョンが何かを言おうとしたとき、携帯の着信音が。
ソンアでした。
偶然、洗面所から出て来たところに2人がいたので、出るに出られずにいたのです。
仕方が無いので、ソンアは会釈をして通り過ぎようとしました。
ジュニョンが呼び止めました。
さっき途中になっていた打ち合わせをしようと。
ジュニョンには、ソンアが救いとなったようです。
ソンアにもそれが口実だと分かっていました。
2人は、お互いの気持ちが十分理解出来ました。
そしてそれぞれの想いに区切りをつけようとしていました。
ジュニョンは、昔ジョンギョンから貰った楽譜を片付け、ソンアはドンユンに修理したバイオリンはどうかと聞かれ、大丈夫だと答えました。
ジュニョンの家の前にヒョノがいました。
ジョンギョンの事を除くと、2人は親友に違いありません。
ヒョノはお酒を飲み、聞けなかったことを聞きました。
「ジョンギョンと何かあったのか?」
そして、ドイツに帰れと言いました。
冗談ではないとジュニョンも感じたかもしれません。
それでも、酔いつぶれたヒョノを自宅まで送って行き、ベッドに寝かせ、扇風機にタイマーをかけてあげました。
ヒョノもそんなジュニョンを憎む気にはなれませんでした。
ジュニョンのトークショーの打ち合わせの日になりました。
その日、ジュニョンはまた母からお金を要求されました。父親がまた借金を作ったようです。
ジュニョンはため息が出ました。心を入れ替えたと言っていた矢先のことですから。
トークショーの会場に行くと、キョンフカードの担当者がソンアのことをインターンだからと見下したような態度を取っているのを目撃してしまいました。財団はキョンフカードからの資金で成り立っていると偉そうに言うし。
少々苛立っていたのでしょう、ジュニョンは。ジョンギョンとヒョノのこともありますから。
担当者とソンアの間に入り、態度がなっていないとキッパリ言いました。
担当者は言葉に詰まってしまいました。
援助するからと偉そうな態度をとるのは許せないと、ジュニョンはソンアに言いました。そう言う自分も同じかもしれないが・・・と。
ジュニョンはジョンギョンを呼び出しました。
指輪はどうした?と、ジュニョン。ヒョノが気にしてたと言いました。
「あなたは気にならないの?」
と、ジョンギョン。
ジュニョンは眉をひそめました。
「最近の君はイマイチだ。いや、嫌いだ。」
そして言いました。
「早く結婚しろ。それが言いたかった。」
本心なの?とジョンギョンが言うと、お願いだ・・・とジュニョン。
完璧に気持ちの整理ができたわけじゃなかったでしょう。
でも、もう本当に整理しなくてはいけないと感じたのでしょう。
ソンアがジュニョンに言いました。
「援助して得意顔をするのは誰もが持っている感情かもしれません。贈り物をするとき、相手が喜ぶことを期待しますよね。援助も同じです。見返りとまではいわないでも、やっぱり援助した甲斐があってほしいから。」
理事長は奨学金の見返りを僕に求めなかった・・・とジュニョン。
「理事長はきっとあなたがピアノを弾いて幸せになる姿を見たかったんですよ。」
ジュニョンが言いました。今日驕ってください・・・と。
2人は食事をし、たくさん話をしました。
打ち合わせには行かない予定だったジュニョンですが、あの時、ジュニョンは思ったのです。
ソンアに会おう、会えばきっと気が晴れる・・・と。
そう聞くと、ソンアは嬉しそうに微笑みました。
笑いたかったんです、だから、あなたに会いたかった・・・とジュニョン。
トークショーの当日になりました。
順調に和やかにショーは進みました。
ソンアとの打ち合わせ通りに司会者も進めてくれました。
打ち合わせで、ジュニョンはソンアに心の内を吐き出しました。
それによって、穏やかな笑顔の裏には、想像も出来なかった苦しみや忍耐の経験が隠れていることをソンアは知ったのです。
最後に、司会者が演奏を頼みました。
曲目は・・・と会場を見回したジュニョンの目に、ジョンギョンの姿が留まりました。
司会者が発表したのは、トロイメライでした。
ジュニョンの表情が強張りました。