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ヤン刑事は、ファンチーム長に、どういう事だと聞きました。
逃亡したシン・ギョンスと同じ車に乗っていて、事故を起こした上、シン・ギョンスは死んでしまっているのですから。
ファンチーム長は、連れ戻す途中で事故が起こったと説明。
ヤン刑事は、その説明に納得したわけじゃありませんでしたが、それ以上の説明は求めませんでした。
オ・ヒョンジェは、ジョンハンの胸ポケットにボイスレコーダーがあるのを発見。
再生して見ると、聞こえたのは“ヤツ”の『誰を殺したい?』と言う質問と、誰かの苦しむ声。
ファンチーム長だと、この時はまだ分かっていないでしょうね。
オ・ヒョンジェは“ヤツ”と交信しました。
シン・ギョンスとジョンハン、そして“ヤツ”ことカン・ドンシク=キム・ヨハンの3人は幼い頃一緒に殺人を犯していました。
それによって、シン・ギョンスとジョンハンに殺人の刺激と興奮を伝えたのです。そうやって3人は結びついたんだとオ・ヒョンジェは言いました。
しかしそれは錯覚だと。
俺たちは一心同体だった・・・とヨハンは言いました。
が、お前は尻尾を切っただけだと、オ・ヒョンジェは言いました。心が無いからな・・・と。
そして、今の俺の様に・・・と。
オ・ヒョンジェは、長官から何かの資料の入ったメモリを受け取りました。
それは、5年前に手錠を支給された警官の名簿でした。5年前のあの事件の時、オ・ヒョンジェが投げ渡した手錠を解いてヤツは逃げたわけで。つまり、警官か警官を殺して成りすましているかの二つに一つだと言う事です。
オ・ヒョンジェは、別人の死体を“ヤツ”だと断定するには、科捜研の誰かが関係していなくては無理だと気付いたのです。
ハン検視官に事実を話せと言いました。
目の前には、シン・ギョンスとジョンハンの死体がありました。この二人が“ヤツ”の仲間だと聞いたハン検視官は、正直に打ち明けたのです。
チェ部長が、オ・ヒョンジェの手錠を隠蔽したと。
オ・ヒョンジェは、スヨンに指示しました。チム・サボンを取り調べろと。
パク刑事はキム・サンギルについて調べたから殺されたとオ・ヒョンジェは推測していました。そのキム・サンギルの名前がチム・サボンの帳簿にあったわけですから。
スヨンはイヤホンでオ・ヒョンジェの指示を受けながら、チム・サボンを尋問。
結局、パク刑事以外の殺人を認め、パク刑事を殺したのは別の人物だと白状したのです。
オ・ヒョンジェはファンチーム長にパク刑事を殺した犯人が分かったと告げました。
チーム員を集めて説明すると。
その中に、カン・ドンシクもいました。
オ・ヒョンジェは、はっきりと、パク刑事を殺したのは“ヤツ”だと言いました。そして、キム・サンギルは“ヤツ”の父親だと。
チム・サボンの手下は、その犯行を目撃したんだと。
“ヤツ”の名前はキム・ヨハン。警官だ・・・と。
チーム員が驚愕の表情を浮かべる中、カン・ドンシクは意外そうな嬉しそうにも見える表情をしていました。
チェ部長に監察の調査が入りました。“ヤツ”の死体が偽者だったと言う内部告発があったんだとか。
すぐにパク次長に報告に行きました。
が、パク次長はチェ部長を捨てるつもりです。取り付く島もありません。
こうなったら、“ヤツ”を捕まえて人知れず始末するしか生き残る道は無いとチェ部長は考えました。
そんな時、チェ部長にハン検視官から連絡が入りました。
5年前には出来なかったDNAの検出が技術の進歩で出来るかもしれないと。だから、手錠を持って来いと。
チェ部長は、すぐさま厳重に管理していたオ・ヒョンジェの手錠を取り出しました。
ファンチーム長は、イ刑事に密かに調査を命じていました。
5年前の警官と刑事の勤務実態です。
膨大な数になるので、時間がかかりそうだとイ刑事は言いました。
オープンにして皆で調べては?と、イ刑事は言いました。が、ファンチーム長はダメだと言いました。
今は誰も信じられなくなっているのです。
その時、ふと思い出しました。
ファンチーム長と同じ時に監禁されていて、一緒に逃げようとした女性のことを。裏切った上に、彼女の目の前で殺されてしまった女性です。
その女性は、死後しばらくたって遺体が発見されたことで、死亡推定日時がはっきりしていませんでした。
しかし、ファンチーム長は知っています。11月29日だったと。
「11月29日に休んだ職員を調べて。」
イ刑事に指示しました。
ファンチーム長から5年前の手錠を支給された者のリストを受け取ったチェ部長は、別の部下に全員のDNAを調べるよう命じました。
カン・ドンシクは(・・・ややこしいので、この名前で通します)、広域捜査隊とチェ部長の部屋に盗聴器を仕掛けてありました。
だから、“11月29日”と、日にちを特定してファンチーム長が調べさせているのも、聞いていました。
理由はすぐに分かりました。ファンチーム長が拉致された日だと。
マズいことになったと思いました。
そして、チェ部長とハン検視官の話は、意味が分かりませんでした。
しかし、それはすぐに分かりました。
チェ部長の部下が毛髪を集めているのを知ったからです。DNA鑑定をするつもりだと。手錠のことだと。
チェ部長の動きは、イ刑事も掴んでいました。
毛髪と聞いて、DNA鑑定するつもりだ・・・とファンチーム長は思いました。
オ・ヒョンジェの手錠だと。
一方、スヨンは、オ・ヒョンジェのいつもと違う行動が気にかかっていました。
仲間とは言っても、いつもは情報を共有することをしないオ・ヒョンジェです。それが、今回は共有しました。
拳銃を持っているのも気になりました。
すぐにファンチーム長に連絡しました。オ・ヒョンジェが何か危険な事を考えているようだと。
その頃、カン・ドンシクは分析室に忍び込んでいました。
証拠品の手錠を見つけ手に取りました。
その時、後ろからオ・ヒョンジェが銃を突きつけたのです。待ち構えていたんですね。
ハン検視官がチェ部長にDNAが検出できそうだと連絡したのは、オ・ヒョンジェの指示による嘘でした。
それによって隠蔽したていた手錠を持ち出させ、“ヤツ”にもその偽情報を流したってわけです。
近くで情報を得ているに違いないと踏んで。
「マスクを下ろせ。」
と、オ・ヒョンジェが言いました。
カン・ドンシクは素直にマスクを下ろしました。
「誰がイスを殺せと言った?」
と、オ・ヒョンジェ。
その時、突然邪魔者が
チェ部長です。
チェ部長は、オ・ヒョンジェに“ヤツ”を捕まえられては身の破滅となるわけです。何としても自分が捕まえて、殺してしまわなければならないのです。
隙をついて逃走したカン・ドンシク。
チェ部長とオ・ヒョンジェがあとを追いました。
ファンチーム長とスヨンも、オ・ヒョンジェの位置追跡をして駆け付けました。
追い詰めたのはチェ部長。
が、カン・ドンシクと格闘となり、劣勢となってしまいました。
そして、あっという間にワイヤーで首を絞められてしまったのです。
オ・ヒョンジェが駆け付けた時は、チェ部長は瀕死の状態。
必ず捕まえろ・・・と言うのが、チェ部長の最期の言葉でした。